米ドル

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米ドル思ったより強い動きですねぇ。対円ですが。

中東でのごたごたが始まってから一気に叩かれましたが前の下値も割らずに反発。ああいうことがあったにしては強いと思います。前にも書きましたがサイクルから言って下がるときにあれが起きて、下げが加速されましたが踏ん張るポイントでちゃんと踏ん張ってる。これって結構強いってことだと思います。私は上の図の下の抵抗線ですが、簡単に下に抜けてくるだろうと思ってましたから。抜けないということは中東問題はドル円に関して言えばたいしたことじゃないのかもしれませんし、有事のドル買いは終わったというのはもしかしたら言い過ぎかもしれないと思いました。

つまりチャートの形としては非常に安定していて、大事が起きたときの形には見えないという事。

ま、ここで世の中の動きに合わせてこれからどう動くかなんて素人が想像したところで意味が無いので、それを考えるのは頭の体操ぐらいにしておきます。

ドルが強いといいつつ、84円なにがしの高値は上に抜けていませんしそんなに強いというわけでもない。でも直近の高値は抜いているし下値抵抗線は切り上げていますから強いのは間違いなし。ただ上値抵抗線、下値抵抗線も閉じる方向であるという事は、市場参加者も大きな方向を決めかねているという証拠。お互いの出方を見ているのでしょう。また何か動く切っ掛けになるネタ待ちかも。

まぁ、この赤のペナントの中の動きが続くと思われますが、これが煮詰まってくると必ずどちらかに動き出す。売り方も買い方も勝負を掛けて来る。その前にパターンから言うともう数日してから下げ波動が一つ入るんじゃないでしょうか。このまま上げると非常にいびつな形になっちゃう。それとも時間を掛けて上げていくのか。

このいびつになるかならないかというのがチャートの面白くて大事ところで、どうしてフィボナッチ級数が値動きに関係あるのか、これは黄金比率と同じでモナリザがどうして綺麗なのか、ピラミッドがどうして安定して見えるのかと言う人間の感覚の不思議さに繋がっていると思っています。つまり例えば上がっていたものが下がったとしますよね。で、ある程度下がるとこの辺で一服かな?と思う点があるんですね。で、ちゃんとそのあたりで一服する。これって理屈を超えた、人間の感じる安定感に関係あると思うんです。上げっぱなし下げっぱなしって絶対になくて、かならずどこかで一服する、そしてまた動き出す。あるいは波形を作る。この止まる所、波形を作るところ。これがどうも自然界の美と関係があるようで決して偶然ではないようなんです。で、その点を探ってみると抵抗線上に並んだりフィボナッチ級数と関係があるのが分かる。

不思議でしょ?これって人類の歴史で古代からそんな数値を知っていたのかどうかわかりませんが古代建造物はこの数値が関係しているものが多い。ギリシャの神殿の柱の太さもそう。そもそも美しいと思う人間のスタイルもその数値に関係あるといわれています。で、その数値はあのオウム貝の形にも出ている。自然界の不思議ですね。だからこれを利用しない手はなくて、値動きにも出てくると思っています。チャートに出てくる波動は美しいし美しくなければおかしいってこと。(笑)半分冗談です。

この摩訶不思議な現象が値動きの波形にも出てくるんですね。

ま、こんな話も面白いでしょ。こんなところからチャート分析に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

で、米ドルチャートに戻りますが、私のお楽しみとしては多分この次に来るであろう下げ波動のその後の上げ波動。上値抵抗線を抜けて84円トライの動きはまず出てくると思ってます。その間に何かニュースがあるとまた動きが変わるわけですが、何かあるのかな。一般的には中東・北アフリカの動向とECBの利上げ観測、米の長期金利動向ってことなんでしょうが、どう影響がでますかね。

30分足を見てみましょう。凄い勢いですね。抵抗線がどんどん切り上がってる。

こういう動きの時にはそれこそ単純移動平均を見ているだけでばっちり勝てるんですが、それは後になって分かる事。面白い事に移動平均線で勝てる時って結構あるように見えるんですが、その売買ルールでバックテスト、いわゆる過去データで検証するとまずトータルでは勝てないという結論が出るのが普通。面白いです。

でも音楽と同じで次の動きがなんとなく分かる瞬間があるんですね。曲を聞いていて次にどんな旋律が来るのか分かる事があるでしょ。コード展開ってのは大体決まってるし。また、同じコードだとしても旋律の動きの予想が付く事ってある。これってチャートでいうと指標には出てこない人間の脳の凄い働きで、サイクル理論やフィボナッチである程度それを補う事はできるけれど、その辺の脳の判断能力を超えるような指標は私は見た事がありません。つまり値動きには調和を取ろうとする動きが潜在的にあって、その微妙なものを感じ取る能力が人間には自然に備わっているような気がするんです。前に書いたフィボナッチも同様です。

でもその能力に重きを置きすぎると、チャートなんか見ないで勘で売買するのと同じになる。(笑)

ちなみにこのチャートでかなりの確率で勝てるぞと思う場所があります。こういう場所での出撃って余り負けた事がないなぁ。どこだと思います?貴方ならどの場所で出ます?

この緑の↑(頭の揃った陽線が3本並んでそこを飛び出した陽線)が私の好きな出撃場所です。買う理由は3-4つはあると思います。また分析に使う指標もいろいろでしょうが、ブルーの↑(陰線が続いた後の陽線)で買いシグナルが出る指標も多いと思うし、ここで買いシグナルが出るようじゃないとうまくないんですね(上げトレンドの中の押し目買い。基本中の基本)。だから既存の指標をそのまま使って頭から信用するんじゃなくて、自分の好きなパターンが出たときにちゃんとシグナルが出るようにパラメータも調整しないと駄目でしょう。

私の場合は安全を期すときには緑で出撃しますが、乗っているときにはブルーでも出撃するって感じかな。

こういうパターンなら勝つ確率は高いし安心して出撃できるのだけれど、今回これがたまたま出ているだけで、ではこういうパターンがいつ出てくるのか、これが誰にも分からない(違うパターンで面白いのは出てますが)。これが出るのを実際に待てるか?ってのが相場の一番難しいところだと思っています。待ちくたびれて適当に出撃したり、待ち続けているうちにチャンスを見逃したり。

実際にこの30分足の時間軸の長い何日分のチャートを見たらわかるはずだけれど、何日も待って初めて出るパターンなわけです。その時点でたまたま自分が出動できる準備が出来ているかどうか。答えは「NO」なんですね。後になって、なんだーー、ちょうどご飯を食べていたときだとか、一休みしていたときだなんてことが普通。チャートを見続けて何時間も何日も待ち続けられる人なんかいませんから。

だからデイトレが良いと私はいいたいんです。例えばこういうパターンじゃなければ出撃しないと決めたとしても、そういうパターンは数時間のうちにたいてい出てくる(日経225の先物では無理だと思ってます)。あるいは好きなパターンをいくつか持っていれば、それだけチャンスに遭遇する確率は上がる。

これって大事で、例えば株式投資をするとしますね。はい、貴方には500万円の資金を預けますのでこれを使ってくださいという話になったとします。で、チャートに向かってどれに投資するか探し出す。

普通の人は2,3日のうちに全部投資しちゃうんですよ。それが人間の心理の作用なんですね。でも本来はその500万を握ったまま、何日でも何ヶ月でも待たなければチャンスなんか来ないわけです。1年待っても来ないかもしれない。で、待ちくたびれて適当に出撃しちゃう。だからチャートの使い方が分かっていても勝てないということが起こる。

投資の難しさとは売買チャンスを見る事じゃなくて、自分の心理といかに戦うか。そこだけだと思ってます。私のオヤジが相場師だったのは書きましたが(ちゃんと職業は他に持っていたことは書いておきましょう。笑)、彼の口癖は「相場は簡単。ただし、自分をコントロール出来れば」というものでした。

だからコンピューター売買が世の中で盛んになるんでしょう。売買ルールを思うようにコンピューター上で表現できる人がうらやましいです。面白い事ができると思います。今はチャートと売買注文と連動させる事が簡単に出来ますから、自分が寝てようが出かけていようがPCが勝手に売買してくれる。特に為替の場合は時間が長いからPCに売買させない限りチャンスを掴むのは難しいと思います。あるいは中長期の投資にするか。毎日数回チャートをチェックするだけで月に数度売買するタイプがそれですが、数日数週間の間に世の中では何が起きるのか誰にも分からない。それによって動きが影響されるわけですから、チャートの見方は益々難しくなる。あるいは全く意味を成さない。そして心理的には待ちくたびれて結局、適当なところで出撃してしまう。

最初に出したチャートは日足。つまり毎日の動きですがこれに関して私はゴタクを並べましたが、実は日足なんて何か起きればすぐパターンは変わってしまうしこれで動きを掴むのは簡単じゃないと思ってます。時間が短ければ短いほどチャートの指標は機能するはずです。動きに影響する様々な要因が少ないですから。

大事な事は、売買ポイントなんてそうそうないわけで、毎日、あるいはいつでもチャートを見て、今は買いだ売りだなんてのはわかるわけがないってことなんです。少なくとも私にはわかりません。でもそれを見極めようとあーじゃこうじゃ余計な事を考えて、そしてやめればいいのに出撃しちゃう。

中々勝てない理由はそこにあるんじゃないでしょうか。でも勝てない理由が分かれば、どうやれば勝てるかという方向も見えてくるわけです。

私の投資法は数多くある投資法の中の小さな部分でしかありません。でもそのルールを厳守すればどうにかなります。これはファンダメンタルズを重視する手法でも同じ事で「ルールに沿わなければ何年でも絶対に出撃せずに待つ」という強い意思が無い限り負けるってことだと思います。ルール通りのパターンが出現したところで全部が全部勝てるわけじゃないんですから。

正直なところ、私は相場はうまくありません。でもそれでもどうにかなるんだってことをこのブログで証明していきたいと思います。誰にでも出来ると思います。今のところは実際には出来る状態じゃないので、KLに渡ってから準備を始めたいと思います。それまではゴタクだけ(笑)。今は必要なチャートさえ使っていません。月額いくらで支払うので、利用しなければ捨て金になりますから。チャート&データフィードは前にも書きましたが、CQG(高い)を使うか、あるいはe-Signal(安い)になると思います。

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