ロングステイが一番

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買い物に行ったスーパーで懐かしい友人に会った。10年ぶりぐらいだろうか。20年来の友人だけれど接点が無くて最近はこういうところで会うしか機会がない。この前会ったのはもう10年ぐらい前の日本料理屋のカウンター。

「どうしてます?」

なんて話になったのだけれど、お互い子供が大きくなって巣立ってしまい、やることがないねという話。

そんな話を立ち話でしているところに、ロングステイらしい日本人が声を掛けてきた。

「日本人同士のお知り合いがいていいですね。」とのこと。

この言葉でゴールドコーストに来るロングステイヤーって横のつながりがないことに気が付いた。結局マレーシアの良さってここかなと思う。マレーシアでのロングステイ、あるいは住むということに関する情報交換は非常に活発で、その集まりの中でいつのまにか友人が出来てくる。KLでも毎週集会が開かれていてそこがKLデビューの場になるし、新たな友人を作り、また先輩(この言葉は好きじゃないけれど)がいろいろ教えてくれる場になっている。日本でもオフ会が活発に開かれている。

だから寂しい、退屈と思う暇もないはず。

これって素晴らしいことで、こういう集まりを主宰し、維持する人の功績は大きいと思う。S夫妻。

ちまたではいろいろ言う人もいるけれど、完璧な人間なんかいるわけもないし人の欲求は様々でそしてわがまま。問題が何もない方がおかしいと思う。でもプラス面とマイナス面を比べたらプラス面の方がはるかに大きいはず。もしこの人たちの働きがなければ、ロングステイの場所としてのマレーシアはきっと違う印象、あるいはその他多くの国のひとつになっていて、マレーシアが滞在したい国の一番にはならなかったろうと私は思う。

その集まりは「ご褒美人生の泉SNS」という。ここはオープンではないので閲覧するにも登録が必要だけれど、何も難しいことはない。マレーシアに興味がある人ならば誰でもウエルカムで、ここに蓄積された情報量は半端ではないのでちょっとでもマレーシアのロングステイに興味がある人ならここへの入会は must だと私は思う。

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マレーシアのMM2Hビザに関することで、私が一番重要だと思うことだけここに書いておこうと思う。マレーシアに住む、長期滞在するにはMM2Hと呼ばれるビザが必要。これは割合ハードルが低く、取りやすいビザと言っていいはず。

だから多くの退職者がこれを取ってマレーシアに行こうとするわけだけれど、実際に退職してからこのビザを取ろうとすると話が違うぞということになる可能性が大きい。

つまり、ビザ取得のハードルは低いのだけれど、それが年々厳しくなっているし、そして定期預金を作らなくてはならないのはどうにかできても、もう一つのハードル。年収で引っかかるケースが多いと私は思う。

約25万円の月収が必要だという点。

私は年金のことは良くわからないのだけれど、毎月25万もらえる人は決して多くないと思う。ではどうするか?金融資産がある人はそこから生まれる収入を年金に足して、月25万円以上になれば良いはず。

でもそれも難しいケースも当然ある。

実際にどれほどの生活費が掛かるかはその人の生きかた一つで大きく違うし、そもそもマレーシア人は毎月6万ほどの収入で家族が生活しているとのことで、生活レベルの違う日本人でも月に15万あれば十分という人も決して少なくない。だからその生活費のことは良いにしろ、まずMM2Hのビザが取れないとうまくない。

ここで私が不思議に思うことがある。この収入証明だけれど、退職前に普通に働いているときの収入証明でもOKだという話。ここはちゃんと確認すべきところだけれど、私はそういう風に聞いている。

本来、マレーシアに行くということはその仕事を辞めていくわけだからマレーシアでその収入を確保することは出来ない。だから、マレーシアに渡ったあとにどのくらいの収入があるのかを調べるべきなのに、どうもそうはなっていない様子。

退職前の収入が月25万円以上ならMM2Hのビザの月収条件は満たしてしまうということ。

これって変ですよねぇ。

でもそういうことになっているらしい。

つまり、退職してからマレーシアへ行こうかどうしようか、少なくともマレーシアでロングステイをする可能性があるのなら、取れるうちにとってしまえということになる。

MM2Hビザを取ったからマレーシアへ行かなくてはならないという決まりは無いし、マレーシアに住まなかったらそれが無効になるということもない(他国ではそういう条件があるビザが多い)。

退職後、やっぱりマレーシアには行きたくないと思えばそれを返納し、ビザ取得の条件である定期預金も取り崩すことが可能。

ビザを申請するには自分でやることも出来るし、エージェントに頼むことも出来る。私としてはどこの国のビザであろうと、そこに住む限りビザとは命の次に大切なものであると思っていて、これが無いとどうにもならないし、申請時にトラブルとそれが後々まで尾を引くというのは今まで何度も見聞きしてきた。

なんでも自分で経験したいという変わり者ならいざしらず、エージェントに払う手数料をケチりたいという考えは私は捨てた方が良いと思う。エージェントはエージェントとしてのコネも力もあるはずで、それを利用してまず一番基本中の基本であるビザだけはスムーズに取りたいと思う。

私が頼んだのはペナンを拠点として活動しているリカさんという女性。小回りは効くし情報は多く持っているし、非常に助かったし他の方にも彼女をお奨めしている。

リカさんのホームページ
 ←クリック

情報収集だけのために彼女を利用するのは良いとは思わないけれど、彼女は多くの情報をオープンにしているし、コンタクトを取ってみるのは良いと思う。

で、話が最初に戻るけれど、久しぶりに会った友人との会話で、ゴールドコーストでの永住も結構飽きるねという話になった。彼もかつてはゴルフキチガイだったけれど、今では全くやっていないとの事。これは私も同じ。ゴールドコーストはゴルフキチガイには天国だけれど、ゴルフをやらなくなると本当に何もなくてのんびりするしかない場所だというのが良くわかる。それならやっぱり日本に住んで、来たい時に来るのが一番だという話。

海外に出ると言っても、そこで住むのとロングステイとは大きな違いがあると思う。ロングステイなら美味しいところ取りをすることができるし、嫌になればさっさと帰れば良いだけのこと。でも住むとなるとそう簡単には行かない。収入の確保や税金も考えねばならず、コミュニティーとの付き合いも片手間というわけにはいかず、旅行の延長線上で考えるとうまくない。

でもロングステイはいつまで経っても旅行の延長線上でいられるわけで、でもそれを揶揄する人もいるのは間違いがないけれど、面倒なことをあえて選ぶ必要も無いし、気軽に楽しんだ方が良いと思う。

私はマレーシアで骨を埋めるつもりなんか全く無い。ただのロングステイヤーでしかない。でもマレーシアを拠点にして、何年か動き回ってみたいと思う。私がロングステイしたい場所は、このブログに何度も書いているけれど、それはグアムであり、またフィリピンや台湾、あるいは南洋好きなのでサモアとかああいうところでロングステイをしたいといつも思う。

私にとって決してそれはマレーシアではない。マレーシアが嫌いということではなくて、私にはまだマレーシアの魅力がわからない。それだけのこと。

でもマレーシアはタックスヘイブンと言っても良く、そして物価も安いのは間違いが無い。英語も通じるし、ビザの取得が簡単であることなど、どうしてもマレーシアという選び方ではなくて、減点法でいろいろな場所と比べると最後に残るのがマレーシアということ。

多くの人たちは日本を拠点とし、マレーシアをロングステイ先と考えると思うのだけれど、私としては、マレーシアを拠点として、他のロングステイしてみたい国々でロングステイをするという感じ。

結果的にマレーシアで骨を埋めることになったらなったで、それでOK。本当は日本に帰りたいとずーっと思っていたのだけれど、東日本大震災以来、どうも日本に帰りたいという気が起きなくなった。これは地震とか原発とかいうことじゃなくて、私が心底大好きな日本が変ってしまったと思うようになったから。

私の大好きな日本はもう思い出の中にしか存在しない、そんな風に思う今日この頃。

でも当然日本にも行こうと思う。日本をロングステイ先として遊びに行く分にはこれほど面白い滞在先もないから。

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