海外で日本のテレビ その2

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最近、動き出している新方式の「海外で日本のテレビ番組を見る方法」を書きましたが、あれは違法に決まっているだろう。合法だと思えるような書き方で宣伝まがいの事をするのはいかがなものかというご指摘がありました。

私は合法だとは思っていないし、ただ「わからない」と書きました。ただ、かなり濃いグレー色だとは思っています。

違法だと私が断言できない理由ですが、ウクライナから音楽データを合法的にメチャ安で買っていたことを書きましたし、国が違えば法律も違うわけで、この日本のテレビ番組視聴サービスにいたっては、サービスの主体である会社はベトナム、機器の製造は中国、データサーバーは中国か台湾という状態で、何がなんだかわからないからです。それぞれの国に著作権法がないとは思いませんが内容は決して一緒ではないし、著作権の扱いが通商の重要な課題になるくらいですから制度的にも大きな問題(その国では合法になってしまうとか)もあるのでしょう。

ただ少なくともデータは日本で取ることだけは間違いがないですよね。そしてそのデータは転売して良いなんてことはあり得ない。

ただ、ウクライナの例を考えると、もし私がウクライナに住んでいて日本にロケフリなりテレビPCを設置してテレビ番組データを受信している分には何の問題もない。これは間違いなし。

では私がウクライナの著作権法に従って、世界的に権利や金銭のやり取りをしているウクライナの組織にちゃんと申告し著作権料も支払い、そのデータを売ったらどうなるのでしょうか。ウクライナの著作権法がどうなっているのかさっぱりわかりませんが、音楽CDやDVDデータはそういう形で販売されていて、ウクライナ国内においては問題がないとされていました。

ただ、権利者や他の国はそれを認めない。音楽に関しては特にアメリカの著作権関係をハンドリングする組織が、そのウクライナの著作権関連組織からの支払いの受け取りも拒否していた(認めない)という話を聞きました。

ややこしいですねぇ。ウクライナでは合法。でもそれを他の国は認めない。

で、ウクライナから合法的に買った日本のテレビ番組データを、そのウクライナの著作権法に則ったやりかたで再販したとしたらどうなるのか。それがベトナムだとしても、データそのものはちゃんと料金も支払い、ウクライナの法律で言えば権利関係もクリアになっているのならば、再販もOKという法律がベトナムにあるのかもしれない。

書きながらバカ臭くなってきました。(笑)

ま、どんな手を使おうと、法律的に抜け道があろうと、権利者も著作権先進国もそれを認めないということだけははっきりしている。

こういう風に考えています。

あのサービスを私が宣伝していると思われると困るのですが、現実的に各国でジワジワと広まっているようですし、インターネットを調べれば全てわかるわけですので、事実は事実としてそういうのがあるのかと受け取って頂ければよいと思っています。

サービスそのものをどう思うのか、使うのか使わないのかはそれぞれの勝手。

私はどう思うか?

正直なところここは難しいですね。東南アジアの海賊版DVDもそうだし、ネットの中の無料動画もそうだし、私はそういうものは一切見ないと言ったら嘘になります。でも皆で見ようぜ、著作権?そんなの関係ないじゃんとも言えない。

いい加減な野郎だな、って?

ま、そんなところです。

話は変わりますが、音楽の世界では面白いムーブメントがあるのはこの前書きましたが、いわゆる著作権物には Copyright クA・2008 XXXXX All Rights Reserved っていう表示があるのは多いですよね。コピーライトの表示。

ところが権利を限定してもうちょっと緩くしようよって動きがあるんですね。それが Creative Commons という考え方。

creativecommons ← クリック

これは先日、無料のBGMを探していたときに偶然発見したのですが、これが結構広がりを見せているのがわかりました。例えば自分が作った音楽とかビデオをシェアするサイトがいろいろありますが、それの利用方法を限定して(何種類かある)、自由にいじって使っていいよ、コピー、再配布もいいよ、という考え方。

これが素人の世界だけじゃなくてプロの世界にも広がり始めている。で、ある共有サイトがあるんですが、そこに自分の作品を載せるときに、今までの著作権方に則った権利を持ちたいのか、それともこのCreative Commonsに則った権利なのか選べるようになっているのが面白いと思いました。またCCを選んだとすればどういう内容なのかもいくつか選べる。これって良いと思うなぁ。

私がオリジナル曲を乗せたサイト  ←  クリック

まぁ、テレビ番組のコンテンツに関しては、実際にテレビ局はお金を出してそれの放映権を買っているわけですから、勝手にコピーして放送されたらとんでもないのはわかりますが、今の動きとしてインターネット内のサービスがテレビの領域をかなり侵食してきているのがわかるように、そしてコンテンツの権利者が無料で閲覧できるようにしているものも間違いなく増えていますね。

私としてはこの動きがもっと大きくなることを願っていますし、前にも書きましたが、アメリカでは著作権が存在するものを普通の個人が放送できるようなシステムの構築、著作権の変更がなされています。

ですから、隠れてコソコソやったり、危ないことをしなくてもいつか膨大なコンテンツを合法的に見られるように、友達間で交換さえも合法的にできる時代はすぐそこまで来ているような気がするのです。

でも見たい番組が見れるわけじゃない。ここなんですねぇ、問題は。(笑)

ま、少なくともロケフリなり、テレビPCなり、日本に置いておけば簡単に自由にそして合法的にテレビ番組を見れるわけですし、私としてはそれで十分。

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