日・NATO 初の政治宣言

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日・NATO、初の「政治宣言」=安倍首相と事務総長が署名

安倍晋三首相は15日、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長と首相官邸で会談した。首相とラスムセン氏は、挑発行為を続ける北朝鮮や海洋進出を強める中国を念頭に、日本とNATOの安全保障協力を強化することで合意。そのための具体的な方策や課題を盛り込んだ初の「共同政治宣言」に署名した。

日本発のNATOとの政治宣言、署名なんて聞くと、安倍さんは国防とか世界平和に対する責任感もあって頑張っているんだな、みたいな感じはするんですが・・・。

でもNATOと聞くと私は面白くないことを思い出すんです。

日米同盟ですが、日本ではアメリカが守ってくれるとか、守ってくれるはずだとか、いや、守らないのでは?といろいろ議論が出てきますが、私としては、この日米安保に関して言えば、アメリカが日本を守る義務があるとはどこにも書いていないと思っています。

「いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め」た場合ってことなんですが、自国ってアメリカはアメリカのことを言っていて、日本に対して武力攻撃があったとして、それがアメリカの平和と安全を危うくする場合にのみってことだと思っています。

つまり沖縄や本土のアメリカ軍基地が攻撃されるとなればアメリカも黙っちゃいないでしょうが、たとえば尖閣などが攻撃された場合、アメリカと言う「自国」の平和や安全が危うくなったと判断するのかどうかってところ。

また、アメリカも反撃するかどうかは、「自国の憲法上の規定及び手続に従って・・・」という風に書いてある。つまり自動的にそれは行われないとここでも念を押している。

実際にはどうなるかですが、米国大統領宣言で軍は動くようですが、2ヶ月(1ヶ月?)だけでしかないとのこと。それ以上の期間になると議会の承認がないと軍は動けない。

ま、勝手に始めた紛争に関しては知らん顔できるということ。

ただし、NATOとの条約は違うんですね。NATOの場合は、攻撃を受けた場合「自動的に」アメリカは参戦するという条約らしい。

これって差別と言うかなんというべきか・・・・・

あと、この攻撃の基本は正当防衛援助であるわけですが、正当防衛援助は権利なのか義務なのか。

ここは権利であると解釈するのが正しいようで、つまり義務でないのであるならば正当防衛援助はしなくても良いケースがあるということになる。

ま、アメリカが助けてくれると皆は思っていても、安保って所詮こんな程度のものなのでしょう。

アメリカの指示に従って日本は軍を解体し、戦争も放棄し、自衛隊は軍では無いけれど軍で、でも防衛力はあっても敵地攻撃力は皆無に等しい。ここまでアメリカの言うことを聞いて裸になったんだから、守ってくれて当たり前だろうと言う日本の「希望」があるだけで、アメリカはそんなお人よしじゃないってことなんでしょう。

でもそれを言うと、「お前の場合はアメリカが攻撃されても知らん顔出来るんだぜ。どっちがずるいか考えてみろ」ってなもんでしょう。

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