末期癌から生還した友人

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車のバッテリーがそろそろ寿命で、車を整備に出したのだけれど、それをいつもお願いしている友人に久しぶりに会った。

雑談の中で、なんと彼は末期癌だったとのこと。

生まれて便秘なんかしたことがないのに出が悪くなり、ウサギの糞のような状態になったとのこと。おかしいなと思い病院にいって検査をしたら、大腸癌の末期だと宣告された。癌の大きさは9センチ。すぐに手術になったのだけれど、やっぱり人工肛門。

しかし、1年後、切った大腸が繋がるのを確認し、人工肛門も取ったとのこと。そして今は全く普通の生活に戻った。定期健診も3ヶ月に一度、これからは半年に一度になるとのこと。転移の可能性は2%らしい。

その間、いろいろ調べたらしいのだけれどオーストラリア、アメリカ、ニュージーランドは大腸癌治療はかなり進んでいるようで、彼の様な場合、日本なら人工肛門のまま一生を過ごすことになるケースが多いのもわかったらしい。

彼に、それまで健康診断、内視鏡検査はしなかったの?と聞いたら、していなかったと。

医者曰く、3年前にちゃんと検査をしていれば、「ポリープがあるから取っておきましょうね~」で済んだ筈だと。またあと2ヶ月放置しておいたら破裂して、手の施しようがなかったと言われたらしい。

ラッキーだったと言っておりました。そして定期健診はきっちりやれと知り合いには話して歩いていると。

こんなことで人生の明暗が分かれるんでしょうね。怖い話だと思いました。

ちなみに、検査、手術、抗がん剤、放射線治療などいろいろあったわけですが、一銭もお金は払っていないといっていました。放射線治療はゴールドコーストからブリスベンまで毎日行ってやっていたそうですが、そういう人たちを集めて送迎する無料バス(食事つき、無料)もあったのだけれど、それでは時間がかかるので彼は自分の車で通い、そのガソリン代まで支給されたと。オーストラリアはこういうところが凄いですよね。でもそれは公立の話。良い先生を探し指定して診てもらうと治療費はドカンと増える。もちろん私立病院という事になる。公立は先生の指定も出来ず。知り合いで乳がんの手術をした女性がいるのですが、再建手術のうまい超有名な医師に手術をお願いし、2000万円払ったという話も聞いたことがあります。でも公立なら全て無料。

この辺が難しいところで、彼の場合は緊急ということですぐに手術をしてもらったらしいけれど、緊急度の低い治療、手術の場合は何ヶ月も何年も待たされるなんて話を聞いたことがあります(公立)。また股関節手術の経験者は、何人も並べて寝かされ、お尻にマジックで印をつけられ、それこそマグロを沢山並べて一度に手術みたいな感じであったと。それも一年以上待たされたらしい。

こういう噂って尾ひれ背びれがついて本当のところってまるでわからないのだけれど、普通、公立病院に勤めてガンガン手術、治療を経験し、腕が上がると私立に移る医師が多いと聞いています。まぁ、そういう話ってさもありなんと思うわけで、実際に治療にどんな差があるのかはわからず。

ただ公立病院に行くと、日本の病院と同じで多くの患者がずらーっと座っていて何時間も待たされる様子。私立だと時間管理はきっちりしていてそういう感じはない。ただ私立と言っても、私立病院に勤務というより、提携という感じね。私が前立腺の手術をしてもらった(第一回目)先生も有名な医師なのだけれど、ブリスベンの私立病院の建物の中に診療所を持っていて、週に何度かその病院で手術をするという感じでした。だから日本の病院みたいにXXX科というのがあって、その中に先生が何人かいるという感じじゃないのね。これはマレーシアも同じでしょう。

救急もそうで、救急で病院に行って先生に見てもらい、その後のフォローはその病院とは全く違うその先生の診療所で、ということも過去に何度かありました。

しかしまぁ、健康診断はしっかりやらないと駄目ってのを再確認しました。早期発見が大事って、まぁ、当たり前のことだけれど、「自分は大丈夫」みたいな感覚を人って持つのね。本当に不思議。

特に退職者、自営業者は自分が積極的に検査に行かないと誰も何も言ってくれないわけだからしっかり自己管理をせねば。

さぁて、私の次の健康診断はどこでやるか。マレーシアでやってみようと思います。

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