本当はどんな車に乗りたいの?

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また最近、KLに行ってから乗る車に関して書いていますが、世の中にはやっぱり車好きが多いんですね~。反応があって嬉しいです。

で、車大好きという読者の方から、私が本当に乗りたい車って何なんですか?というメッセージを頂きました。

う~~む、これって答えに窮するんですね。そりゃお金がたんまりあって将来に何の不安もないとするならあれやこれやとTPOに合わせて4,5台あっても良いわけで・・・・(笑)

まぁ、絶対に買えないもの、買わないものっていくら好きでもあるわけで、それは除外するとして「無理して買ったらまずいかなぁ・・・」レベルだとすれば幾つか候補があります。

基本的にはマレーシアで「免税で乗る」ってのがありまして、税金が含まれて日本の2倍以上のお金を払ってまで好きな車に乗ろうとは思いません。

つまり、乗れる車はかなり限定的なものになります。免税で買えるものとはマレーシアで生産されている車。CKDと呼ぶようです。ちなみに輸入車はCBU。

その限られた車種の中から欲しい車は・・・ホンダのCR-V 2.4リッター AWD。(笑)

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なんだ前に書いたのと同じじゃないかと思うかもしれませんが、まず好きな車かどうかと言う前に、車社会ではどうしても「足」が必要ですよね。で、私が感じるクアラルンプールの道路事情、駐車場事情ですとやっぱり良い車って不安なんですよ。車高が低いスポーツカーなんてすぐにゴリっとやるだろうし、そうじゃないにしても穴に落ちたり、あるいはアホな連中にブツケられたり、擦られたり、盗まれたりなんて考えると、大事に車を乗るような土地柄じゃないと感じるんです。

そういう意味で、CR-V 2.4Lは安全な車ですし、まぁ、そこそこ走るし、オフロード、未舗装路でもどうにか走れる。そして「荷物がごっそり積める」ことが私には大事で、オーストラリアもそうですが車社会で自分で荷物を運ぶことが多い場合、やっぱりセダンだとダメな時が結構あると思っています。日本みたいに頼めばすぐに宅配してくれるような場所なら良いでしょうが。

実は、そういう「足」としての車ならカローラのハッチバックなんて完璧だと思うぐらいで、場合によってはそれでも良いと思っています。あるいはマレーシア産のペロデュアのマイビーでもOK。

カローラハッチバック。

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マレーシアの国民車マイビー。

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ただし、それしかないとなると、「俺って車好きだったよね?」なんて空耳が聞こえてくるわけですよ。(笑)

だから妥協点としてはホンダのCR-V 2.4Lがベストに思えるわけです。あるいはもう少し走りが面白そうなマツダのCX-5 2.5Lとか。

世界的に売れまくっているマツダCX-5。

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マレーシア生活をスタートするにはその辺りで良いと思っています。で、その後のことはその時に考える。

ではもう少し長い目で見るとどうだ?となりますが、そしてマレーシアでは車の価格が異常ですからしょっちゅう乗り換えるなんてことも出来そうもなく、自分の年齢を考えますと先が長いわけじゃありませんから、いつか・・・なんて思っているとあの世に逝っちゃう(笑)。だからやっぱりもう少しワクワクする車が欲しくなるんですね。

そういう意味で、CR-Vではなくて、これなら良いなぁと思うのはアウディのQ7 3リッター。

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ところがこれはダメなんですね。マレーシアで免税では買えませんから。オーストラリアで買っても割高ですし。

ではこういうクラスでマレーシアで免税で買えるものというとBMW X5となるはず。

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でも私はこの車って余り好きじゃないんですわ。クロスオーバーとかSUVというよりいわゆるオフロード四駆に近いんです。座席位置は高いし、荷物はさほど積めないし、イマイチ感があります。でもこれでもマレーシアで免税で買っても30万リンギットを超えますから結構高い。

ここで私の思考は止まるわけです。さほど惚れてもいない車にそこまで出すのか?って思いますから。でも欲しい車はマレーシアでは生産されていませんから免税では買えず、税込みで買うなんて恐ろしい価格になるから無理。

つまりですね、良い車を買うのは後になってから考えるってのもダメなんですよ。免税で買うには期限が決まっていますから。マレーシアで生活を始めるときには決めないとならない。

また私が日本在住なら話は別なんです。

日本ならオーストラリアより車は安いし、なおかつ程度が良くてガクンと価格が下がった新古車みたいのがいろいろありますから、それを持ってくればOK。

でもそんなことは我々には出来ない。だからマレーシア産の自動車を中心に考えるしか無いんですね。

でも、これも良いかなぁと思っているマレーシアで生産されて免税で買える車があります。BMW 328iGTですが、今回調べてみるまでこの車の存在を知りませんでした。中国市場では後部座席が広くないとダメだそうで、BMWは中国向けの3シリーズを作ったんですね。ホイールベースも長くして後ろを広くした。このシャーシーを使ってBMWが考えたのがこの328iGT。ホイールベースは11センチ長く、全長は20センチ長く、車高は6センチ高いという、なんだかわけのわからない車ですが、まさにマルチパーパスとして使える。それこそカローラのハッチバックを高級にして高性能化したような車と考えても良いかもしれない。

320と328とありますが、どちらも2リッターでターボの効きが違っていて328iはそこそこ早いので面白そう。

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ま、3シリーズ自体はBMWのエントリークラスですし、どちらかというと若者向き、女性向きの車ですが、このGTは後部座席が3シリーズの上の5シリーズよりも広く、エグゼクティブが乗る7シリーズよりちょっと狭い程度という、あのクラスでは考えられない後部座席の広さがあるんですね。そしてハッチバックですから荷物もごっそり積める。欧米では社用車としてのニーズがある様子。

でもどうもこのスタイルは気に入らないのですが、まぁ、我慢できるレベル。

多分これと街なかで足に使うちっこい車があれば、ま、どうにかなるような気がしています。いや、当分はこれ一台で十分足りる。

免税で買える車にはベンツの(評判が良い新型の)Cクラス、Eクラス、BMWの3シリーズ、5シリーズがあるんですが、やっぱりCクラス、3シリーズは小さいし、ではEクラス、5シリーズはどうかというと、意外に後部座席が狭いんですね。私もE250は乗っていたのですが、後部座席に座ったことがありませんので気が付きませんでした(笑)。ということで触手が動きません。

そりゃベンツのSシリーズ、BMWの7シリーズ、あるいは大好きな6シリーズなら話は別ですが、それは残念ながら高嶺の花。マレーシアで買ったらひっくり返るぐらいのとんでもない価格。

こういう順当な線での考え方ではなくて、これもありかもしれないなぁ・・と思う車があるんですよ。ベンツのAMGって私は乗ったことがなくて、別世界の車だと思っていたのですが、近年ベンツが格安(?)AMGを出したんですね。A45、GLA45と言われるAMGなんですが、2リッターエンジンでなんと360馬力かな?狂っているとしか言い様がない車で、私もこのクラスの馬力がある車には乗ったことがありません。それも車はコンパクトサイズですから早いなんてもんじゃない。

0-100キロが4秒台。ゼロヨンは12秒台。ちょっと危険なレベルですが面白い車だと思います。ポルシェのマカンターボより早いぐらい。

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これをですね、オーストラリアで買って持って行くという手もあるんだろうな・・と。ただこれだけチューンしてある車に保証も無しで乗るなんて自殺行為に近いんですね。レース用の車と同じですからメンテをちゃんとしないと駄目だし、エンジンだって何年も、あるいは何万キロもオイルチェンジだけで大丈夫とは思えませんから。2リッターで350馬力以上出すんですよ。考えられませんよね。

もしもお金に不自由がなくて、「好きなのがあれば買っちゃえば?」という感じなら、やっぱり大好きなポルシェが欲しいです。AUDIとの共通部品が多い車ですがカイエンよりちょっと小さめのマカン。これのターボである必要はありませんがマカンSというタイプなら普通の買い物にも良いし、オシャレをしてホテルの玄関でバレーパーキングを頼むのもありかと・・。(笑)

ポルシェマカンS

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マレーシアの価格を今見てみたら56万リンギットですとさ。あはは。(T_T)

オーストラリアでは10万ドルちょっと。うーーむ。

日本では750万。リーズナブルだと思います。

アメリカでは53000ドル。嘘だろ~~、バカヤロ~~~~~~~~。

マレーシアの輸入自動車にはがっぽり税金が掛かるのと消費税、そしてAPと呼ばれる輸入許可に100万円程度のお金が掛かると言われています。このAPが今年中に廃止になるという話でしたがどうなったのでしょうか。自動車関係のニュースではそれに関するものはまだ見つけていません。このシステムはブミプトラ政策の一環で、マレー人に儲けさせようと言う仕組み。

こんなのが存在した状態でTPPを批准するなんてことはあり得ないと思うのですが、TPPもアメリカで反対の声が大きくなってきて、大筋合意にはいたったもののこれからはまた怪しくなるかもしれませんね。マレーシアがAPに関して何らアナウンスをしないのは、私はこのTPPの動きと関係があると思っています。また自動車に掛ける輸入税も異常で、TPPではどういう話になったんでしょうね。

農業関係もそうですが、自国の産業を助ける為に関税を高くするのは認めない世界の動きで、助けるなら補助金を出せってことですよね。ですからマレーシアの車が安くなっても政府がその分を負担するとは思えず、結局は一般市民の税負担が増えるのかもしれない。だったら輸入車なんて贅沢品なのは間違いがないのだから、買いたい奴が金を出せってのが道理といえば道理。

どちらにしても今のグローバル化の世界で、マレーシアの今の自動車関係のシステム、税金がそのままってことはあり得ないと思ってはいるんですが、どうなりますかね。

マレーシアってどんなに生活費を安く上げたにしろ、欲しい車を買ったらそんな物価の安さなんて簡単に吹っ飛んでしまうわけで、私としては「輸入車が安くなって」初めてマレーシアの生活費は安い!と言いたいと思うくらい。(笑)

でも最近このブログに書いているように、2020年に向かってマレーシアは超巨大といえるほどのインフラ投資をしていますし、もしこれが思惑通りに動いたら、「マレーシアの物価が安いなんて言ったのは誰だ!出てこい!」状態になりそ。

今の時点でも続々と日本人MM2Hがイポーに向かっているのはその序章なんだろうと思っています。

そして10年20年のうちには「老後はマレーシア?バカ言うな」の時代になるんだろうと・・・・

でも中国もこの激動の経済を乗り切ることが出来ず、それが世界に波及して新興国から外国資本が逃げ出すようなアジア通貨危機がまた来るかもしれず、そんな時に国内に莫大な投資をしたマレーシアってどうなるのか想像もつきません。リーマンショックどころの騒ぎじゃないでしょう。あの時も多くの外国人が帰国しましたよね。

でもその時が来たら、「マレーシア、頑張れ!」と言いつつ、ニヤニヤする日本人老人が増えるのだろうと・・・。(笑)

日本はまた円高の時代に突入して経済が混乱してもMM2Hはどこ吹く風でゴルフ三昧。(笑)

中年組が「良し、俺もいつか」なんて思っても、彼らが退職者になる頃には年金もアウトで「貧困老人の時代」になるんでしょう。

今マレーシアでロングステイを楽しんでいる世代って本当に恵まれているのかもしれませんね。頑張って働けば収入も増える時代を生き、資産も築き、最終的には肩たたきに合うことがあったとしても退職金も年金もしっかりもらって滑り込みセーフ。

さてと、世界の動きに流されないように頑張って儲けなくちゃですね。でもやっぱり不安・・・・・・

 
 
 

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