洋食がアジアに出会ったシリーズ:「鶏のハツXO醤炒め」

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洋食がアジアに出会ったシリーズってなんだ?そんなのをやっていたのか?なんて言われると困るんですが、洋食シェフが中華料理を取り入れて洋食を作るみたいなのがユーチューブの動画レシピを見ていると結構あるんですよ。

あるいはアメリカでは当たり前のチョップスイ(Chop Suey)とか左将軍の鶏(General Tso’s chicken)もアメリカ生まれで中華料理にはないし、世界中で中華といえば知らない人はいないフォーチュンクッキー、あのクッキーの中にオミクジが入っているものですが、あれは日本人の発案。またその存在を中国本土では知られていないと。天津丼は日本の料理で天津には存在しないし、ラーメンや餃子も似たようなもの。こういう世界あちこちで混ざり合って新しい料理が出来ているって面白いですね。

で、マレー半島を走る「オリエンタル急行」のレストランで「肉骨茶のスパイスを使った牛頬肉シチュー」なるものを出していて、それのレシピをユーチューブで見つけ真似てみたり。それのレポートも前に書きました。

その時に参考にしたレシピはこれ。オリエンタル急行のシェフがレシピを公開しています。

そういう「洋食+中華」の第二弾ってわけでもないのですが、鶏の心臓、ハツの洋風料理に中華のXO醤を加えて作るという試み。それを私の好きなシェフがユーチューブで紹介していたので作ってみました。

真似たレシピはこれ。このシェフは私のお気に入り。このシェフのレシピはユーチューブに山のように出ていますが、結構本格的なのを家でも作れるようにやっているので面白い。作りながらのおしゃべりもフレンチの歴史や文化がわかったり、興味深いです。

鶏のハツにレシピにあるように塩じゃクミンじゃパプリカをまぶして、それに小麦粉でコーティング。レシピでは「Dried Lemon Peel」つまりレモンの皮を干したものを使っていますが、そんな上等なものは我が家にはないので、レモンを皮の部分だけ下ろし金でおろして入れました。

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鶏の心臓、ハツって脂もない筋肉だけですから、エビと同じで一気に火を通して仕上げないと駄目ですので、必要な調味料などは全て用意しておきます。

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これをレシピ通りに素早く仕上げるのですが、途中でブランデーを入れてフランベするときにはちょっとビビりました。結構火が大きく上がって、先日のあわや火事になりそうだったオーブンの火を思い出しました。

全工程、約3分で仕上げます。

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食べてみると洋食です。でもXO醤が効いていて、味が深く奥行きを感じる。食べたことのない味ですが、決しておかしな味ではない。こういう料理がコースの中にホンのちょっとある分には面白いかも。でもたくさん食べるとか、御飯のおかずって感じじゃないですね。

味の決め手はこれ。XO醤。

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この味付けは非常に面白いし、鶏のハツではなくて鶏肉、牛肉、豚肉なんでも良いと思いました。それならメインの料理にしてもおかしくないし、トマト味がベースにあって日本の酢豚にちょっと似ている感じかも。でも味の奥深さは酢豚の比ではない。XO醤を洋食で使うって面白いと思います。何か面白いアイデア無いかなぁ・・・。

XO醤とは。

XO醤 – Wikipedia

XO醤っていろいろあって、結構高いんですよね。中華料理でもXO醤を使った料理は高いし。今回の調理実験のコストはメチャ安で、ハツなんかあの量で150円ぐらい。調味料のほうが高い。

でもこれも自分で作ってしまえと、上に紹介したシェフがレシピを紹介しています。自分にあったXO醤を「安く作る」ってのは面白いかも。XO醤って使いみちがあるし。

マレーシアに行ったら作ってみようっと。レシピの中でもしゃべっていますが、ホタテやエビは「乾燥もの」でOK。っていうかその方が美味しいんじゃないですかね。私はそれらに「細切りのイカ」(お好み焼きで使う細い奴)を絶対に入れたいと思ったり。

 
 
 

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