ジジーになっても「能力開発」:速聴

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ジジーになっても能力開発というより、ジジーだからこそ脳みそを鍛えないとかなり危ないことになるんじゃないかと思っています。物忘れは半端じゃないし、覚えられないし、そして頭の回転も悪くなるばかりだし。

能力開発と言ってもいろいろありますが、私は「速聴」に期待しています。「速読」はご存知でも「速聴」は知らないという方が多いと思いますが、速聴とは「録音(録画)されたものをスピードを上げて聞く」という方法。

私は昔からこの手の能力開発って好きで、速読に関してはかなり入れ込んだのは前にも書いた通り。ところがですねぇ、元々、頑張り屋ではない私ですから長続きしないんですね。だから多くの人達みたいになかなか進まない。で、いつの間にかやめちゃうということの繰り返し。

そもそも、必要に迫られていないと長続きしないなんてのは「語学の勉強」も同じですが、この「速聴」に関しては「必要がある」んですね。私はユーチューブを良く見るんですが、ニュースや討論会にしても結構長いものがあって時間がかかるのね。いくつも見るとそれだけで毎日何時間も掛かってしまう。

だから早回しして見る(聞く)わけです。これはテレビ番組の録画を見る時も同じ。

これを何年か続けていて、大体1.5倍速で見るのが普通でした。スピード調整はユーチューブのプレイヤーから出来ますよね。スピードを遅くすることも出来るし、早くすることも出来る。

でも1.5倍速が限界で、それ以上に早くすると何がなんだかわからない状態だったんです。ユーチューブのプレイヤーでは2倍速が上限ですが。

速聴という能力開発の世界では「4倍速」まではわかるようになると言われているんですが、私の場合は2倍でもわけがわからなくなりますから、それは私がジジーだからなのか、そもそも脳の働きが劣っているのかと思っていたんですよ。

ところがですね、ある時、ダラダラしている番組を3倍速で見ていた所、突然、そのスピードでも理解できることに気がついたんです。

これって驚きで、自分としては面白くない部分を先に進めるつもりで3倍速にしたのですが、普通は1.5倍速が限度で2倍速は無理でした。

おかしいでしょ?2倍速だとわからないのに、なぜ3倍速ならわかるのか?

これの実験をこの数週間しているのですが、気がついたんです。これは「速読」でも同じなんですが、「あるクセ」があるから早く読めないんですね。つまり、普通の人は文字を読む時には「口の中でそれを読んでいる」ってこと。声には出さなくても声をだすのと同じ作業をしているんですね。これをやめるだけで、突然、早く読めるようになるのね。それどころか、2行3行、いっぺんに読めるという不思議な事が起きる。(私はこのレベルまでは行った)

速聴も同じだと気がついたんです。私たちは「声」を聞きながら、それを頭のなかで「声」として反復しているのね。それで内容を確認している。

ちょっと表現の仕方が悪くて申し訳ないのですが、読む場合で言う「声に出して読む」のと似たようなことが、音声を聞いた時にも起きているってことに気がついたんです。で、それをやっている限り、2倍以上の速さでは理解できない、追いつかない。

ところがですね、3倍速にしてしまうと、最初は全く何を言っているのかさっぱりわからないわけなんですね。でもそれでも聞いていると、「わかるようになる瞬間」がある。それは「いつもの聞くという方法」ではわからないので、脳が「いつもの聞き方」を諦めるんじゃないかと。

で、「違う回路」が動き出すんじゃないかと。

するとその瞬間、わかるようになる。という不思議な事が起きる。

でも「どうしてわかるんだろう?」なんて意識を持って、いつものように聞こうとすると、その瞬間にわからなくなるんです。

これもまた速読も同じで、「あれ?どうして3行まとめて読めるんだ?」なんて意識が動き出すと読めなくなる。

読むことも聞くことも、私達がいつも使っている「回路」とは違うものがあるんじゃないですかね。で、それを使うと早く読める、聞けることが起きるんじゃないかと。

ただ速読の場合は、目の訓練も必要でなかなか難しいのね。ところが速聴は「ただ聞いていれば良い」だけですから簡単。

なことあるわけがないだろ~~、って多くの方は思うかもしれませんが、是非これを試してみてください。前に書いたこともある、日本の新しい速読を教える機関の練習方法の紹介ビデオなんですが、「パッと一瞬出てくるバラバラの文字を見る」ことによって、その文字が一つの「文」になっているのがわかる。

これって「文字を読もうとする」と理解できないんですね。でも「文字を見るだけ」にすると、なぜか全体の分が理解できる。ちょっとやってみてください。

これと同じようなことが「速聴」でも起きるんじゃないかと思うんです。

今までは1.5倍速ならわかるけれど、2倍速ではわからないと思いこんでいましたが、3倍速以上で「何気なく聞いていた」時に、「いつもの聞き方ではない聞き方を【意識せずに】した」ってことじゃないかと。

これは順次スピードを上げていくのではなくて、「クセを切り離すため」にもっと早いスピードで聞いた時に、脳が勝手に切り替えたってことじゃないかと。でもこれを「意識で」変えることはできない。

そして「その聞き方」を覚えると、その聞き方で今まで聞くことができなかった2倍速もわかるようになるから不思議なんでもんじゃありません。

では、3倍速以上で聞いてみようと思っても、ユーチューブは2倍速までしか対応していませんよね。

私はあるユーチューブ用のプラグインをブラウザのChromeに入れているのですが、それを使うと3倍どころか5倍10倍のスピードでユーチューブを見ることが出来ます。音声は4倍速までは出ますが、それ以上のスピードでは音声はなくなります。

この機能を私は【早送り】に使っていますが、このプラグインを使うと「動画に広告がでない」とかいろいろ機能があるので良いと思っています。

「Enhancer for YouTube」というプラグインです。ここをクリック。

是非、お試しあれ。マウスホイールで簡単にスピード調節できるので便利です。

世の中には「音声になっている小説」とかありますよね。ああいうものを「速聴」で聞くのもアリだと思います。

ま、ゆっくり楽しむのはそれで良いとして、ニュースや対談、討論会などは「味わう」ってこともないわけで(笑)、早く聞ける、見れるってのは時間も有効に使えますし、ボケ防止にもなるんじゃないかと思っています。

ポイントは「集中して【聞こう】としないほうが良い」ってこと。意識して集中した瞬間、私の場合はわけがわからなくなるのですが、自然体で「流して聞く」とどんどん頭のなかに入ってきます。

本当に面白いですから、やってみてください。

まずは普通にユーチューブで「2倍速」でニュースなり番組なりを見てみてください。このスピードで問題なく理解できるようになるってことでも私は凄いことだと思うんですが・・・。

今の私は、ちょっと前まで理解できなかった2倍速で何の問題もなく見る(聞く)ことが出来るようになりました。

そしてこれが「ボケ防止」に役立てば\(^o^)/なんてもんじゃない。

これって「今まで知らず知らず封印してきた本来誰でも持っている能力」かもしれない。私はこれを伸ばすことによって「ボケ対策」にもなるんじゃないかと・・・。(笑)

今はまだ4倍速だと???状態ですし、録音、録画の状態、また発声の悪い人の音声を聞き取るのは3倍速でも難しいですが、普通のニュースならどうにかなりそ。頑張って4倍速でもわかるようになろうと思います。

 
 
 

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