今、ビットコインは買いか売りか。リンギットは?ドル円は?日経225は?

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前の日記に「ビットコインは4月13日に【上昇に転じた】」と書きましたので、それのフォローを。

誰でも簡単に「売り時、買い時、今のトレンド」を見る方法を前に書きましたが、それに沿って説明します。ただし、これは「私の見方」を単純化したものでしかなくて、これで将来がわかるわけでもなんでもありません。

前に説明したこのチャートの作り方は同じ説明をしませんが、誰でも無料でネット上でこれを見ることが出来ます。(過去ログ「誰にでもわかる「リンギットの替え時」& 分析の基本の基本」を参照)

4月13日に「上昇に転じた」と読みましたが、その後、上昇し、そして下降波が来て、トレンドの基準で見ている2本のラインを割り込みました。さて、ビットコインはこのまま下がるのでしょうか。結論からいうとこの動き方ではなんとも言えないところですが、大きな流れ(上昇トレンド)に変化が出る場所に来ているのは間違いがない。

これは前にも説明したように、単純に「値とインジケータの【交差】」だけを見たら全く駄目で、位置関係やラインの傾きも考慮に入れないとなりません。その場合、ここで言えるのは「下降トレンドに戻ったか」あるいは「上昇トレンドの押し目が深いだけで、ここからまた上昇に転じるか」の瀬戸際だと私は読みます。

ただ綺麗なダイバージェンスが出ていて、陰転時には大きく下落する可能性を示唆していますから、あの転換点(下げ波動が始まる所)は売り逃げする絶好のポイントだったのがわかります。でも積極的に売りを仕掛ける場所ではないと思います。(こういうダイバージェンスが出た時には「逆張り」をしても良いという考え方はありますが)

いつも書いているように、「トレンドの変換点は絶対にわからない」んですね。その後に続く波動を見て「ああ、あそこが変換点だったのか」と見るだけのこと。だから今の下げ波動が「下げトレンドの第一波」なのか「上昇トレンドの中の修正波」なのかの判断は簡単ではないわけです。

でも大事な場所であるのは間違いがなくて、これから数日間はしっかり見ておかないとトレンドの方向もわからない。

ちなみに、この見方は非常に単純で誰にでも出来て、そしてそこそこ有効なのはおわかりになると思いますが、大事なことは「トレンド変換したと見る場所=売買する場所ではない」ってことなんです。

あくまでトレンドの動きを見るだけのことで、実際の売買は「そのトレンドの中で、トレンド方向に乗る」というやりかたをします。だから「交差するごとに売買すれば良いのか」なんて単純な方法ではないんですね。それでも大きなトレンドが出来ると勝てることもありますが、多くは「一時は勝てても【元の木阿弥】になった」なんてことが多い。当然、マイナスになることも多々ある。だから「トレンドの見方」と「売買ポイント」は別だってこと。私は売買のタイミングをオシレータ系のインジケータで見ますが、それが画像の下段にあるMFIです。MFI(Money Flow Index)じゃないと駄目なのかってことはなくて、これは個人の好みの問題。

オシレータで見ると「目先の天底」がわかりますが、売買はそのポイントを狙うわけです。

ここで重要なのは、一般的にオシレータを学ぶと「買われすぎ、売られすぎ」という考え方を最初に学ぶはずですが、私はこの考え方はまちがえていると思います。というのは「買われすぎゾーン」に入ったとするなら、誰だって「売るチャンスが来た」と考えてしまうじゃないですか。また例えばオシレータの数値の80を上から下に抜けたところが「売りシグナルだ」とか。

これを「撤退サイン」として使うのなら有効ですが、新規出撃サイン」として使うと、絶対に勝てるようにならないと私は考えています。

それどころか上の画像で薄緑色で囲んだ「転換点」こそが大事なのね。

我々がやりたいのは、「上げトレンドの中の押し目買い、下げトレンドの中の戻り売り」ですが、そういう場所はこの薄緑で囲んだ場所なんです。「新規の出撃」で大事なのは売りゾーン、買いゾーンの反転じゃないのね。

ただし、「撤退」の場合は売りゾーン、買いゾーンでのピーク、反転を見るわけです。

つまり、買われすぎ、売られすぎという考え方をするのなら、「買われすぎだからそろそろここで利確しようか」という様に使うということであって、「買われすぎだからこれから下落するだろうし、新規で売ろう」と考えては駄目なんですね。

ここは要注意で、何十年もトレード経験があるのに、買われすぎ、売られすぎに重きをおいて「それを出撃サインとする」人ってかなり多いんですよ。でもこれって「逆張り」になりますから、そう簡単には勝てないのね。でも当たると大きいんですよ。だからギャンブル好きにはたまらない(笑)。ところが大きなトレンドに当たると、それに乗るのではなくて逆方向に乗って、どんどんナンピンを繰り返して損が大きくなって、最後に白旗を揚げるなんてことが簡単に起きます。

でも「撤退サイン」とするなら有効だと思います。「早く逃げすぎた」ということが起きますが、「持ち続けていたら元の木阿弥になった」ということは起きないのね。そして撤退した後に反転したら、またそこから出撃すれば良いだけのことなんですね。それが薄緑色で印をつけた反転場所。新規出撃の場合は売りゾーンでもない、買いゾーンでもない、この中間での反転がいちばん大事なのはチャートを見ればわかるはず。つまりですね、売りゾーン、買いゾーンまで行かずに反転したということは「押し、戻しも【浅い】」ってことなのね。それこそそれは「トレンドの強さ」を意味するわけです。逆に押しや戻しが買いゾーン、売りゾーンまで到達してしまうと、押しや戻しが「大きい」わけですから、トレンドを追いかける危険もあるということ。

この辺が理解できないとオシレータ系のインジケータは全く使えないと思います。

ついでにマレーシアリンギットの動き。

この動きもビットコインに似ていて、リンギットの上昇トレンドが一服している感じ。ここで反発して再度上昇するのか、下に抜けるのかを見極める場所。方向性を決められる動きじゃないと思います。でも決して下落が見えているわけじゃないのは重要な点で、ここで陽転してくれば買いで出撃しても良い場所。でもそれはあくまで偵察隊でしかなく、その陽転があればそれがどこまで続くかが一番の見どころで、そのまま上がればそれで良いし、もし小さな陽転ですぐに陰転してきたら、そこは売りの重要なポイントとなります。

実際にどう動くかはわかりませんが、どう動くかのいくつかのシナリオと、その時にどうするかを常に考えておくのが良いと思います。

マレーシアでは選挙があって、マレーシア史上初の政権交代があり、マハティール氏が再び旗振りとなったわけですが、ここで「上がるだろう」「下がるだろう」と予想しては駄目だと思います。想像することは誰でもしますが、その読みが完璧な保証はないでしょ?

そんなことを考え悩む必要は全く無くて、上がるのか下がるのかは「市場が決める」ってことを忘れちゃならないと思います。

「上がる」「下がる」「ヨコヨコ」等の動きはチャートに出てくるので、それに「着いていく」のが唯一の必勝法で、自分の将来の予想に拘って売り、買いを決めるのはギャンブル、あるいは新興宗教にハマったのと同じだと自覚する必要があると思います。

さて、USD/JPYは?

円安トレンドに乗っています。円の保持はそのまま。慌てて売る必要はなし。でも円の新規買いの場ではない。

ついでに日経225。

かなり強い上昇トレンドに乗っていますね。これもまた保持継続で、慌てて売る必要はなし。でもこれから買う場所ではない。

ただし、ドル円も日経225も上昇トレンドが長く、オシレータで見てピークアウトする場面ではとりあえずそこで撤退して様子見をするというのが私の考え方です。

相場の動きを見ることが出来ても、じゃぁ日本円資産、リンギット資産、あるいは米ドル建ての債券とか定期預金をどうするのか?日経225にしても長期で持っている株をどうするのか?ってなりますが、それらを頻繁に売買することは不可能ですし、する必要もないんですね。要はリスクヘッジをすればよいわけで、そのためにFXとか先物を使うわけです。また全額ヘッジする必要もないんじゃないですかね。でもとりあえずヘッジをするという意識を持ち、少額でもやってみるのは大切じゃないですかね。特に若い人たちはこれからの激動の世界で、いかに資産を守るか、いかにプラスアルファの収入を得るかというのが大事になるはずで、トレードスキルは読み書きができるのと同じ様に、あるいは英語ができるのが当たり前の時代になったのと同じ様に、「相場との付き合い方」を知るのはMustじゃないんですかね。長い年月をかけて作ったものの価値が一瞬にして変わることがあるわけですから。

トレードで重要なことは「この先、上がるのか、下がるのか、今の動きはどこで変わるのか」とかイチイチ悩まないことだと思います。(でもいくつかのシナリオは考えて対象方法は決めておく)

悩んでわかるならそうするべきですが、それでわかるなら貴方はすでにビルゲイツより大金持ちになっていないとおかしいんですね。また天才を集めている大会社が為替で損したり、投資で損することもないはず。

いやいや、でも俺の予想は当たる。当たるはず・・・と思っている人は、ナルシストとしか言いようがないと思うし、自分の預金通帳をしっかり見つめて、「俺の予想ってそもそも当たるのか」を真剣に考えてみるべきじゃないでしょうか。

明日の天気がわかります?

晴れだと予想し、それを信じていても、雨が降っていれば傘を持って出かけるんじゃないですかね。

それとトレードは同じなんですね。でも世の中を見ると、絶対に晴れる!!と雨の中を傘もささずに歩くような人が非常に多い。面白いと思いません?

でも逆に、「自分には将来は読めない」と素直になれる人のほうが相場はうまくなるのは間違いがないと思います。

 
 
 

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