またやっちまった「安物買いの銭失い」 そして「愛」 (笑)

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安物買いの銭失いは私の十八番みたいなもんですが、またやってしまいました。

それは「電気ポット」、お湯を沸かすあれです。

先月ですか、今まで問題なく使っていたものが突然、動かなくなったので新しいのを買いました。

電気ポットって安いものが多くて、それこそ1000円以下で買えるものからいろいろ。

やっぱり「安物」は嫌なので、【安くも高くもない平均的な価格】で、なおかつ【日本の家電ブランド】を選びました。

これ。

パナソニック製でRM47.88、約1700円。

Shopeeの通販で買いましたが、家に届いてから開封したら「安っぽいなぁ」というのが第一印象。もし現物を見ていたら買わなかったかもしれない。

それと「蓋」にスプリングが付いていないので、「開閉ボタン」を押してパカっと開くタイプじゃないのね。取っ手にボタンが付いているし、それで開閉できるのかと思っていたらそのボタンはオンオフのスイッチ。だから蓋の凹みに指を突っ込んで開ける方式で、失敗したと思った。

またこのタイプの電気ポットは底面が「電源供給ベース」となっていて、そこにポットを乗せるわけですが、これの「座り」が悪いと言うか、意識してちゃんと乗せないとピタっと乗らない。

それまで使っていた電気ポットはどのメーカーでいくらぐらいか忘れましたが、前のほうが圧倒的に良かった。でもそんなに高いものじゃなかったはず。

これを使い続けるしかないか・・・・

なんて思っていたのですが、今日、使おうと思ったら使えない。壊れてやんの。

スイッチオンにすると「赤いランプは点灯する」のに、全く熱くならない。そのまま放置して様子を見たけれど変わらず。完全に壊れている。電熱部分が焼き切れているみたい。

買ってから1ヶ月も経っていませんから「保証は効く」んでしょうし、販売店なりメーカーに連絡をするべきだと思ったのですが、返送だのなんだの考えたら馬鹿らしくなってきたんですよ。1700円ですし、使い勝手が悪い同じポットと取り替えてくれたとしても嬉しくないなぁと。

ということで、「まともなもの」を買おうと思ったのですが、さてさてどのメーカーのいくらぐらいのを買えばよいのかわからない。

パナソニックでもこんな調子じゃ「聞いたこともないブランド」なんて怖くて買えない。

ヨメさんの部屋にはヨメさん専用の電気ポットがあるのですが、それは「フィリップス社製」で使い勝手は良いし全く問題がない。

それと同じものにするか・・・。

でも探したら型番が古いのか、同じものは売ってない様子。

ということで、このフィリップスのポットなら問題もなさそうだと思うのだけれど、どうだろうか。価格は壊れたパナソニック製のポットの3倍近いけれど、使い勝手はかなり良さそう。蓋の開閉も間違いなくボタン一つでできる。(もうすでに届きましたが、ばっちり。何の問題もなくて使いやすい)

ハービーノーマンにでも行って「現物を見比べる」のが一番ですが、電気ポットのためにハービーノーマンまで行く気は起きず。

マレーシアって安いものが多いけれど、がっかりすることが多い。それは「食材」も同じ。

もう9年もマレーシアに住んでいますから、そんな事はわかっているのに「安いものから見て選ぶ癖」は治らない。

たまに「高いものから見てみよう」なんて思うんですが、そうすると結果はいつも同じなのね。

「買うのはやめよう」「もう一度良く考えてみよう」という結果になる。(笑)

そういう意味ではヨメさんはやっぱり「買い物上手」かもしれない。

私みたいにあれもこれも欲しい、買おうというタイプじゃないし、かつてファッション業界にいた(スタイリスト+時々モデル)のに、ブランド物を買いたい、買って欲しいと言ったことは知り合ってからこの30数年、一度もない。古いものでも良いものを大事に使い続ける人で、40年前のサンローランの洋服を今でも着るような人。そのかわり、え?と驚くような価格でも「これにしよう」というから私としてはドキドキハラハラするなんてもんじゃないのだけれど、結局はヨメさんが正しいという結果になるのが普通。

でもそれって私にはどうしてもできない。

ケチなんだろうね~~。

でも昔は「金もないのに散財するタイプ」だったし、いつからこんなケチになったのか、自分でも良くわからない。

私が若い頃は半端じゃなくメチャクチャな浪費癖があって「ローンで買ったポルシェ911の支払いと維持費で数年間は死ぬ思い」だったり、毎晩遊び歩いて「毎月のクレジッドカードの支払いが収入を大きく超えることも頻繁にあった」ような駄目男。

でも当時はすでに「零細企業のオヤジ(オニーちゃん?)」で、サラリーマンじゃないから頑張れば頑張るだけの収入はあったのね。

「稼ぐに追いつく貧乏なし」という格言を本気で信じていた若かった私。でも「自転車操業」が延々と続くだけで「豊かさ」とは縁がなかった。(笑)

でもそれがあったからある頃から「貯めること、稼ぐこと」に貪欲で真剣になれたのかもしれない。

そしてそのキッカケはやっぱり「ヨメさんとの再会」だったと思う。ちなみにヨメさんと再開し、付き合い始めた頃、私は無職で無収入(笑)。これはあるころに突然始まった異常なほどの痛みがある片頭痛のせいで、突然、その痛みが出ると転げ回るくらい痛くて、涙が溢れ出てまともに目も見えない、仕事は出来ない、車の運転も出来ない完全な引きこもり状態だったから。医者に強い薬をもらっても「ラリるだけ」で痛みは治まらなかった。

でもヨメさんとの再会でピタリと片頭痛は止まって、そしてその時から、私の進撃が再開する。不思議なのはそれ以来、40年以上、あの恐ろしいなんてもんじゃない片頭痛は一度も出ていない。

だから「ヨメさんには頭が上がらない」のもしょうがないし、ヨメさんには感謝しか無いのね。たとえ「ワガママで鬼みたいに怖いヨメさん」だとしてもです。(笑)

私がこれらの写真が好きで思い入れがあるのは、私が「大変身」をした頃の写真だから。これらを見ているだけで次々と、ありとあらゆることが脳裏に浮かんでくるし、そんな写真は他にない。

1980年代始めの頃の写真。今から40年以上前のこと。(笑)

付き合い始めの頃に知り合いの山中湖の別荘に行った時の写真。

結婚式の「両親への花束贈呈」の時、震えながら泣いているヨメさんに「大丈夫か?行くぞ」と声をかけた瞬間の写真。今でも昨日の出来事のようにその瞬間を思い出します。

そしてその「大丈夫か?行くぞ」ということの連続だったのが私達の歴史みたいな気がする。

人生って本当に面白いし、人も変わろうと思えば変われるのがよく分かる。そして臭い話だけれど「愛の力ってとんでもなく凄い」と思う。

今では「ケチである」のは生き延びるに当たって「一番大事なこと」かもしれないなんて思うこともある。若い頃は「稼ぐことが何よりも重要」と思っていたのに。

だからケチが治らないんだろうね~~~~。そして「ガンガン稼ぐ」のも得意じゃない。(笑)

ただの「小心者」なだけかもしれないのは、近年、なんとなく気がついているのだけれど・・。

そして「大丈夫か?行くぞ」ではなくて、「じゃぁ行くね。今まで本当に有難う」という時が近づいているのを感じる。ヨメさんは今まで何度も何度も「絶対に先に行くな。置いていくな」というけれど、こればかりはどうにもならず。

その時を想定してまだまだ頑張らねば。これからが我が人生の仕上げ。

私は輪廻転生を信じていないけれど、こうやってヨメさんとは何度も会っては別れたのを繰り返してきたような気がしないでもない。

 

 

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