高市総裁に決まって、為替は大きく動いていますね。
我が家は日本円の収入も資産も全く無いし、米ドル中心で生きていますから、「円安は大歓迎」のはずだけれど、どうも円安は気が滅入ってしまう。とうとう対マレーシアリンギットでも３６円を超えてきた。
MYR/JPY 日足
マレーシアに住んでいますから、マレーシアリンギットの動向はやっぱり気になるものの、それは「対米ドル」であって、「対日本円」ではない。
MYR/USD 日足
ところが私の金銭感覚って海外に出て３５年近くなるのに「円建てで、その地の物価を考える癖」があるのね。ちなみにそんな見方をするのは家族の中では私だけで、でもヨメさんも息子も「オーストラリアドルで考える」からやっぱりおかしい。本来は米ドルで考えるべきなのに。（笑）
とうとう円安も対リンギットでは３６円を超えてきた。このレートで様々な支払いを考えると「とんでもなく高くなった」と感じています。それは日々の支払いもそうだし、特にコンドミニアムのレントを日本円で考えると「嘘だろ？」みたいにも思う。
かつてのマレーシアって本当に物価も安くて、対日本円でも２５円なんていう時代もあって、当時と今を比べると「生活費は円建てて２倍になった」感覚がある。
これはMYR/JPYの週足で２０１４年から今までの変遷だけれど、これを見ると多くのマレーシア在住日本人の笑いと涙のストーリーが詰まっているような気がしてきます。
MYR/JPY 週足
これからは、私はもっと「世界的なインフレは続く」と思っていて、それは「全ての通貨が安くなる」ことを意味していて、今までの「需給関係で需要が多いからインフレになる」のとは全く違う動き。どの国も通貨をどんどん印刷して、それをジャブジャブばら撒けば「通貨の価値はどんどん下がるのは当たり前」で、株が上がった～とか、不動産も絶好調なんて喜んでいるわけにも行かないはず。
でもインフレに強いものを持っていない人のほうが圧倒的に多いはずで、どうなっちゃうのかと思う。
かつては「どの通貨を持つべきか」を常に考えてきたけれど、今は「どの通貨も駄目」なわけで、「どの通貨が良いのか」というのは「鼻くそと耳くそとどちら良いか」を悩むのと同じ。
かといって、今更、「インフレに強い現物に投資する」ってのもねぇ。理屈ではわかってもなかなかそうは動けない。
この辺が私は「自分の限界」だと思っていて、私の基本は「流れに着いていくだけ」というのもデイトレなどの投機の話であって、長期的に何を買うべきかというのは全く駄目。
やっぱり「小心者」なんだろうと思う。小さなお金を動かすのは問題がなくても大きなお金はビビってしまって動かせない。
だから私の対策としては「日頃の収入を増やすように頑張る」ことしかない。それしかできない。
ま、根っからの商人てことなんだろうと思う。私は自分を投資家と思ったことはないし、やっぱり投資家としてのスキルも根性も無いのがよく分かる。そして「経営者としての資質もない」のは若い頃には気がついていたし、自分ができる狭い範囲でどうにかやるっきゃない。
がんばんべぇ～～～～。
関係ないけれど、最近ちょっと気になっているのがブログ村のマレーシアブログの上位常連である【株で暮らすマレーシア 快適超長期滞在のKabumyさん】のこと。
彼は「日本株の売買」で生計を立てていて、私とは全く手法も考え方も違うけれど、「ジャンルとしては同じ」わけで、その彼が最近「もう駄目だ」と白旗をあげたのね。
相変わらずマンネリだけど KLで元気に暮らしている 以前より元気かもしれない まだ”お仕事”をしない生活に慣れたのかも…
同じマレーシアに長年住みながら彼とは一度も会ったこともなければ言葉をかわしたこともないのだけれど、やっぱり気になるし他人事とは思えない。
この世界はマラソンと同じで、「走るのをやめたらそこで終わる」わけで、走っていればどうにかなる世界だとも思う。
頑張ってほしいぞ～～～ ＞ Kabumyさん
