私がダイビングを始めたのはちょうど20年前でした。新宿のドゥスポーツプラザに通ってCカードを取りました。その後、数年伊豆を中心に潜っていたんですが、子供も出来た頃からやらなくなってしまった。
そしてゴールドコーストに移住。こちらで潜ろうと思ったんですが、このオーストラリア人って半端じゃないスポーツ好きなんですよ。一緒になんてとてもじゃないけど出来ません。
ほとんどがボートダイブと言って、海岸からエントリーするのではなくて、ボートに乗ってポイントへ行って、そこから潜るわけで、本来は楽ちんなんですよね。
ところがですねーー。流れも早くて恐いようなところでも彼らは平気なんですよ。そら行けーーー、なんて簡単に言われても、こっちはオドオドしちゃうわけです。で、海に入ったら流れが速すぎてこの日本人のオヤジは流されるまま。ところがオーストラリア人はこいつらの先祖はイルカかぁ?みたいな感じで泳いでいくんですわ。こんな連中と一緒にやっていたらいつか殺されると思ってやめちゃいました。
それから17年近く経って、このオヤジはもっとオヤジになったわけですが、また再びやりたいと思うようになりました。で、いつのまにかどこかで無くしてしまったCカードの再発行をお願いしました。
さぁどうなるでしょうか。せっかくの寿命を縮めることにならないと良いんですが・・・・・
所でオーストラリア人の凄さを感じたことを書きますね。
こちらに渡ってすぐの頃、住むところも決まっていないのでサーファーズパラダイスという街の中のコンドミニアムを長期に借りて住んでいたわけです。海岸のすぐ横のコンドミニアムで、海岸がよく見えました。
ある時、海岸に人がたくさん集まって、ジープやら撮影隊もいたようで、何かが始まりそうだったので、ベランダから見ていたんです。そうしたら、水着姿の女性達。と言ってもビキニじゃないですよ。筋骨たくましい、競泳用の水着を着た女性達が、スタートの合図と共に海岸を走り出したんです。
海岸で走ったことあるでしょ?いかに大変かわかりますよね?
で、その女性達は200メートルぐらい走ったかと思うと引き返してきました。おうおう、そんなに走るのかと思ったら、なんとスタート地点でまた折り返しで、また走り続けるわけです。びっくりしましたよーー。砂浜で200メートル全力疾走しただけで私だったら死ぬだろうに、それを二往復もするんですから。
で、トップグループがゴール地点に戻ってきて、勝った女性はどんな人だろうと目を凝らして見ていたら、なんと彼らは今度は海に向かって泳ぎだしたんです。その先を見たら、遙か向こうにブイが浮いていましたっけ。そしてなんとそれも二周ですよ。
いわゆるアイアンマンレースみたいなやつですね。自転車こそその後に乗りませんでしたが、海岸を走って泳いでというレース。想像を絶しましたわ。やっぱり彼らのご先祖様はカンガルーかイルカだろうと思いましたねぇ。それも女性ですよ。肩幅は男みたいに広くていかついけれど、顔は可愛い顔してるわけです。
その時心に誓いましたね。絶対にオーストラリア女性にちょっかいをだすまいと・・・・。殺されます。