マイレージ大量獲得作戦 再び

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マイレージを大量に獲得する方法ですが、前に書いたスターウッドのタイムシェアを利用するという方法に関して再び書きます。

私の結論としては却下ですが、その第一の理由は投資金額に対するキャリングコストの計算を、私の場合は7%に設定したからです。ただ一般的な日本在住の方ですとこの%で計算する必要はないかもしれませんね。3%でも良いかもしれませんし、実際にはもっと下で資産運用なさっている方も少なくないかも知れない。

それを前提に考えるとまるで話は変わってくるわけです。またあの試算の中で大きい金額として、最初の投資金額、いわゆるイニシャルコストの減価償却も計算に入れており、これも額としては決して少なくない。

ところがものは考えようで、所詮これは仕事でもないし、趣味、遊びの一環だとすれば、そこまで計算しなくても良いという考え方もできるかもしれません。というか、実際にやっている人達はそこまで計算していないのがほとんどのようですし、多くのスターポイントを手に入れて、それで楽しめるのだから良いのだという考え方を持っているように見受けられます。

私としてはそういう考え方は絶対におかしいとは思うものの、でも決して考え方が理解できないわけでもないのです。そもそも、年間何十万マイルも欲しいとか、年間何十日というような旅行をしようという話こそ、本来常識からはずれているとも言えるわけで、楽しみを手に入れるのに細かい計算は不要だというのもわかります。

実際の所、スターウッドのタイムシェアを利用して、マイルに変えたり、ホテルに泊まったりして人生を謳歌している人の話を聞きますと、それの採算が合うとか合わないとかじゃなくて、そういうことが出来る事、そのものを楽しんでいるように見えるわけです。スターポイントを利用してスターウッド系のホテルに泊まるにしても、確かに無料で泊まれるものの、ではそのポイントの原価は何か計算してみたら、キャッシュで泊まるのと代わりがないとか、そういう細かいことじゃなくて、そういうことをすること自体を楽しんでいるんですね。

まさに、それってカモなわけですが、あえてカモになることによって人生楽しめるならそれはそれで良いわけで、細かい計算をして、あれも駄目、これも駄目なんていう人生が良いとは私も思いません。これは一般的なタイムシェアもそうですが、様々なリスクを考えればタイムシェアそのものが危険をはらんでいるように見えるし、ましてやデベロッパーから買うなんてどこのだれが計算したって採算が合わないのがわかる。しかし、それをわかった上であえて買うというのは贅沢でしかありませんが、贅沢も人生の生きる肥やしでもありますから、それを全否定しようとは思わない。高い事、無駄である事をわかっていながらそれをやることに喜びを感じる事は数限りなくあるわけですから。

私もJALのグローバルクラブに入るために、行く必要もない沖縄を何往復して、いわゆる修行もしましたし、マイレージのステータス、ホテルのステータスを狙う人の考え方は良く理解できます。正直アホだとは思いますが、それはそれで楽しみなんだからしょうがないですね。金計算だけで結論が出せるものじゃない。

そういう意味で、今一度スターウッドの計算をしてみたいと思います。私が前に出した試算ですが

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(3 Resale X WKV) + (3 New X Lagunamar) Total 6 TSes

a. Initial Total Cost $98700
b. Total MF $5477.28/year
c. Total SP 343500sp/year (Mile 429375)(OP 645600)
d. Carrying Cost @7% $6909/year
e. ( b + d ) / c = $0.036059

Amortization 50% in 10years $4925/year then e = ( b + d + $4925 ) / c = $0.05039

If no Carrying Cost & no amortization then e = b / c = $0.0159

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こういうことでした。つまり、投資金額のキャリングコスト、そして償却を入れると1スターポイントあたり5セントを超えてしまう。これが私がこの案を却下した理由でした。(マイルで言うと4セントを超える)

ところが、1マイル4セントでもいいじゃないかという考え方もある。私はいつも書いていますように、1マイルは3円の計算をしています。では、これが4円じゃ絶対に駄目なのかというとそんな理由もありません。

私の頭の中には、年間2万スターポイントまでなら3.5セントでスターウッドから現金でポイントを買えるというのがあります。これをマイルにコンバートすると25000マイル(よってマイル単価は2.8セント)。この1スターポイントが3.5セントという数字が頭にありますから、スターポイントを5セント(マイルで言うと4セント)出してまで手に入れる必要はないという結論になります。しかし年間2万ポイントしか買えないというリミットがあり、大量にポイントが欲しい人は現金で買えるという話も意味がない。ただし、これはこれで裏技を考えれば(勝手に考えてくださいね)、年間20万ポイント(家族で合算)だって買えない事もない。だから私は悩むということ。

でもま、話は最初に戻りますが、キャリングコストを低く見積もる。なおかつ償却を入れないで計算すると、なんと1スターポイントが1.59セントという驚異的な数字になる。マイルにコンバートすると、計算上では1マイル1.272セントという考えられない安さ。これは上の計算式に出ているとおり。

細かい計算をするより、自分にとっての原価は1.272セントなんだと割り切ってしまって人生を楽しんだ人の勝ちかもしれませんね。細かい計算ばかりして、お茶漬けにお新香だけで生きていくなんて面白くも何ともない人生です。

車が好きな人ならポルシェでもなんでも多くを悩むことなく買うでしょう。それがまた生きる楽しみ、働く楽しみであるわけですから。そして車好きであれば毎年の整備費だけでも年間20万以下ということはないし、あの手の車の任意保険料は何十万にもなるのもわかっている。そして5年、10年経ったらどれくらいの価値が消えていくかもわかっていて買うわけです。

で、ポイントやマイルを手に入れて遊ぼうという考え方も、旅行が趣味だとすれば車好きがポルシェを買うのと全く同じ事で、細かい計算をして却下するのは馬鹿げているかもしれない。

と、考え方を変えてしまえば、1マイルあたり1.272セントという驚異的なコストで何十万マイル。欲しければ100万マイルだって毎年コンスタントに手に入る。

ただし、ポルシェを事故ってパーにする事があるのと同じように(私は首都高でスピンして全損にしました)、スターウッドのタイムシェアだって計画通りに行かなくなる事もあるでしょう。確かに過去において、スターポイントをマイルにリディームするのをやめた航空会社もあったし、交換比率がいつどう変わるかもわからない。またこれも過去(5年前だったかな)にありましたが、スターポイントを使って無料宿泊するのに必要なポイントが大幅に増えるような改訂があるかもしれない。

そんなリスクはリスクとして一応考えた上で、それを受け入れようという決定をしても決しておかしくはない。

年間40万、50万マイル手に入ったら、それをどうやって使おうか考えるのが生きる楽しみであって、それの原価計算だけして採算が合うの合わないのと結局何もしない人生なんて面白くもなんともない。

ということで、どなたかスターウッドのタイムシェアを6件買ってみませんか?3件ポイントが大きなところを超格安の中古市場から手に入れて、あとの3件はスターウッドから正規の値段で安いところを買って、中古の分を正規物件と同じような権利が手にはいるようにする。Retroしてもらうと言います。

なおかつエリートプログラムでスターウッドのプラチナステータスは一生保証される。

いかが?

私としては今現在、2万スターポイントまでなら買えるわけですから、ちょっくら頭を使って20万ポイントぐらい買う方法を考えた方が、このスターウッドのタイムシェアを買う方法よりコストが安いしリスクも少ないと思っているわけです。

以前この件に書いた日記は これ です。

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