いや、これって私のこと。
人の行動を決める根本的な考え方に、
● やりたいことをやる
● やらなければならないことをやる
この二種類があるわけですが、自分の場合は後者の方だと思いました。歳なんでしょうか、また長年生きる間にやらなければならないことが多すぎてそれをこなしている内に、自分の思いを殺すことに慣れてしまったのでしょうか。
つまらん人生ですねぇ。
今日は散髪に行ってきたのですが、友人のその美容院のオーナーはかなり真っ直ぐな人で、心のママに生きるという生き方をしている人。その彼に言われましたよ。
もう先も短いのだからやりたいことをしなくちゃ、って。
そりゃそうだと思いながら、フト、マレーシア行きを考えてみますと、心底行きたいのではないというのがわかる。ではどこに行きたいのか、頭を真っ新にして、心に耳を傾けてみる。
「グアムに行きたい」
そんな声が聞こえてきました。このブログには私とグアムの関係を書いたことは無いと思うのですが、グアムは私の人生観をガラリと替えてくれた場所で、いわゆる田舎に故郷というものを持たない私にとってグアムは心の故郷とも言える場所。今オーストラリアにいるのも、元はといえばグアムが発端。
結婚前に女房も連れてっておりまして、その時は数ヶ月しか居ませんでしたが、女房もグアムを大好きになって、いまだに彼女の行きたいところナンバーワンです。
我が家に取ってはマレーシアに行くのが一番ですが、家のためを考えてそういう決定をするのが良いことなのか。いや、良いことには間違いがないけれど、それで自分の人生としては良いのかどうか。
私としては家の為に良いことをするのを苦とは感じませんし、今まで嫌なことでも家のため、女房のため、子どものため、食うためにやってきたわけですから、よっぽどの事じゃない限り、苦とは感じ無い。それどころか、家のためなら自分が犠牲になっても良いとさえ思います。
これって変でも何でもなく、普通の人はそうやって生きて居るんじゃないかと思う。
で、マレーシア。
決して嫌じゃないけれど、どうしても、何が何でも行きたいという気は全くない。でももちろん興味もあるわけで、たまに旅行で行って、時には1,2ヶ月滞在してみたいとは思う。
でも、どうしても住んでみたいと思うほどではない。
また、好きじゃなければ行ったにしても長続きしないよ、なんて人も出てきそうだけれど、そういうこともない。行けば行ったで世の中どこでも住めば都だというのは経験上わかっていること。住もうと思えばどこにでも住める。
でも、もしグアムに住めたら・・・・と想像してみる。
マレーシアには感じない心の高揚がある。
グアムかぁ。ちょっと調べてみるかな。
でも、アメリカのビザって本当~~~~~に難しい。これはオーストラリアもそうだけれど、簡単に長期滞在ビザは取れない。私がかつてグアムに住むことを断念したのはそれが理由。今なら簡単というわけではない。
アメリカの永住権はロトみたいな、つまり宝くじみたいな抽選で出すシステムがあるけれど、アメリカの永住権ってのも結構大変というか、いや、アメリカで住むって簡単じゃないんですね。
まず、健康保険。これがメチャ高い。夫婦で月10万とかそういう額の掛け金を払っている人はザラ。古くからいる人、長い間企業に勤めていた人、あるいは貧しい人は優遇されているけれど、もし今から永住権が取れてアメリカに行っても必要経費が凄い。治療費は想像を絶する高さで、病気で入院する時には家を売るなんて信じられない話が普通にあるのもアメリカ。
姉夫婦は長年ハワイに居たのですが、ハワイの物価の高さに閉口してサンディエゴに転居。そうかと思ったら突然マレーシアへ渡ってしまった。姉は永住権を返上して、旦那は日本人に帰化してしまうという変わり者ですが、アメリカに住むって簡単ではなさそう。
ま、簡単に住めるなら、日本人が大挙してハワイに押し寄せるでしょうねぇ。
グアムかぁ。観光ビザで1年の内3ヶ月+αは大丈夫なはずだけど、いわゆる短期滞在だけでしょうね。住むのは私たちにはほぼ不可能。
本拠地をマレーシアにおいて、グアムに数ヶ月短期滞在する?そんな手もありますねぇ。
うーーむ、頭がこんがらがってきた。
でも、自分が真に望むことをやる。今まであまり考えたことはなかったけれど、それも良さそうに思えてきます。また女房はいつもわがままを言うようだけれど、真に望むことをするのが人間の生きるべき道だというのを教えてくれるような気もしてきます。
そういう意味で、マレーシアに熱を上げている人達がちょっと羨ましく思える。
テンション揚げたいぞ~~~~~。
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ご褒美人生でマレーシアと言われているけれど、自分にはご褒美でも何でもないと思ってました。つまり、我が家にとってはマレーシアに行くのは仕事の一環と同じ事なんだと、今になってはっきりしました。
馬鹿ですよねぇ、そんなことに気がつかないんだから。ご褒美だと思えないのも当たり前だわ。
じゃ、ご褒美人生と言えるのはどこか?グアムかなぁ。
うーーむ、進路変更を真剣に考えちゃうなぁ。でもグアムにはマレーシアの様なメリットはないからビザをくれてもはい有り難うってわけにもいかない。
つまり、まだご褒美人生を考える時期に至っていないということ。答えは簡単だ。
なんでこんなことに気がつかなかったんだろう・・・・馬鹿だ。