赤ワインは常温で?

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生牡蠣とレモンですが、誰がどう決めたかわからないけれど常識とされていることがいろいろあって、でも考えてみるとおかしいものがいっぱいある。

おおにしさんが食いついたついでにもう一つ。

赤ワインは冷やさない?

ゴールドコーストってまぁ常夏ってほどでもないですが、年がら年中暑い場所。で、オーストラリアってワインが広く普及していてワイナリーもあちこちにある。酒税が高いこともあって安いワインに走るんだろうと思うけれど、この赤ワインの話し。

ある真夏の日、ホテル内にある和食レストランへ。そしてそこの寿司カウンターのお決まりの場所に座った。見慣れない顔の女性がいてお客にワインをしきりに勧めている。キャンペーンでもやっているのかと思った。で、彼女は私に赤ワインを勧めた。寿司カウンターに座っている私に赤ワイン。

生ものと赤ワインも結構あいますよ、とのこと。ふーーん、と思いながらじゃぁものは試しとお奨めのワイン(安いヤツ)を選んだ。で、冷やしてくださいといったところ。

「あの・・・・、赤ワインは冷やさない方が・・・・」とのたまう。

私はこれを聞いた瞬間爆発しそうになりましたね。赤ワインは常温でというけれど、じゃぁ、常温って何度だ?と私は言いたい。フランスに行ってみると、ああ、ワインがうまい国だ。ドイツは麦酒がうまい国だと思うけれど、やっぱり気候風土にあってるんですね。

で、夏のオーストラリア。店の中は冷房が利いているものの暑いのは同じ。その温度で赤ワインを飲めと?

18度前後のあのパリで飲むならいざ知らず、真夏のオーストラリアで冷やさずに飲めるかー。零下何度のシベリアで常温で飲むのかー。

「まぁ、良いから冷やしてください」とお願いしてちょっと冷たさを感じる赤ワインを飲みました。

で、寿司屋で赤ワインなんてことは多分この後も一生無いだろうと思って実験開始。切り身を口に入れてから赤ワインを含み、一緒に噛むという作業。

まずはお決まりの順番であるイカと蛸。イカは何を食べているのかわからない感じ。でも蛸はどうにか食べられるかも。

次に貝類。これもイカと同じでわけわからん食べ物に変化。日本の食べ物じゃない。

そしてシメサバ。これは強烈でしたねー。怖ろしい味。臭いなんてもんじゃなくてまさに口の中に生ゴミを突っ込んだ感じ。最悪。

この臭さを消すためにお茶とお水をもらって交互に口の中を洗浄。冷や汗が出るくらい臭かった。

で、まだまだ諦めずに次は白身の魚。

魚の味なんか無くなって赤ワインの香りの奥に魚の臭みが漂う感じ。これもアウト。

次はマグロの赤身。ん?これはいけるかもしれないと思った。というかそれまでが不味すぎたのでどうにか食べられるという感じで、決して美味しいってわけじゃない。これじゃマグロが可哀想だ。こんな食べ方をされたんじゃ魚も浮かばれまいと思った。

でもフト考えてみると、赤身のマグロはそこそこいけるというのはやっぱり血に関係しているのかもしれないと思った。赤ワインと肉と言われるように、マグロの赤身は大丈夫なのかも。

まぁ、一時期白ワインに凝って寿司屋で白ワインを飲むことも無くはなかったけれどやっぱり日本酒ですねぇ。

この料理と酒って凄いと思うんだけれど、焼肉と焼酎は合うけれど、やっぱり韓国焼酎の方が合うのね。日本の焼酎だと違和感がある。これって慣れなのかもしれないけれど、中華料理と日本酒も何か変だし、やっぱり紹興酒が合うと思う。

私としてはこれを慣れで片付けたくはなくて、やっぱり何千年の歴史が作った絶妙な組み合わせなのだと信じたい。

ということで、寿司屋で赤ワインを飲むのは勝手だけれど、絶対に奨めないでくれ~~~。

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