明けましておめでとうございます

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新年明けましておめでとうございます。 皆さまも健やかに新年をお過ごしの事とお慶び申し上げます。

さぁて、今年は皆様に取ってどんな年になるのでしょうか。それぞれ目標があると思いますが、達成できることを心から願っております。

我が家の目標はどうなりますか。

まずは早く引っ越しを済ませること。はい、まだ出来ていません。まだまだ掛かりそう。でも何がなんでも今月中には済ませます。そして家を売らなくては。これって我が家に取っては今までにない一番のビッグイベントで、またこれの内容が今後の我々の生活に大きく影響してきます。つまりどんな値段で売れるのか。私としてはかなり安い値段を想定しているんですが、果たしてそれを安いと思ってくれる人がいるのかどうか。(笑)

でもどちらにしても売ります。値段が想定した額より安いから売らないということはまず無いと思います。とにかく手放したい。どうしてかというと、まずその金額が我が家の資産の中でかなり大きなウェイトを占めるということ。そして私はそれを投資に回したいんです。また、我々がマレーシアに渡るに当たって、オーストラリアでは絶対に非居住者になりたい、つまり納税義務者からはずれたいのです。

マレーシアに住み、マレーシアの居住者となり、マレーシアの納税義務者になればオーストラリアには納税義務がなくなると思うかもしれませんが、これがそう簡単には行かないのです。これはまたあらためて書くつもりでいますが、日本も全く同じで海外の居住者になれば日本では間違いなく非居住者ということもない。

オーストラリアでは183日ルール(日本にはそんなルールはありませんからね)があることはあるのですが、当然他の判定基準として自宅を持つ持たないというのもあるようです。もちろん別荘を持つ非居住者もいるのですが、我々としては永住権を維持したいのでその辺が微妙なんです。永住権を持つことそのものが居住者としての意思表示だと見る部分も間違いなくあって、この辺は簡単にはいかないんです。だから少なくとも家を売って、オーストラリアには資産もなければ住居もなく、もちろん収入もないような綺麗な状態にしたいのです。

もし今年中にマレーシアに移ったとしても、間違いなく今年の税金はオーストラリアに納めなければなりません。それはそれでしょうがないこととして、絶対に来年度はオーストラリアの高い税金からはおさらばしたい。

と共に、これはまだ一度もこの日記に書いたことがありませんが、まぁ、MM2Hでマレーシアへ渡ると言うことはそれは退職者として渡ると言うことであって、まさかマレーシアへ稼ぎに行こうと考えている人はゼロだと思います。ところが私の本音は、マレーシアでもう一花咲かせたいと考えているのです。

なぜ?それはマレーシアでは無税で資産を増やせるから。実はこういう経験は私としては初めてで、学生時代から、つまり稼ぎもろくに無い頃から節税というのは私の生涯の課題でした。ところがマレーシアに行けば一切そんなことは考える必要がなくなる。こんな素晴らしいことはありません。

オーストラリアでは税金が高くて、なんだかんだ半分取られてしまいます。サラリーマンを長くした方々は税金とは払うのが当たり前でしょうがないと考えている人が大多数だろうと思いますが、自営業が長かった私としては税金とはやり方次第でかなり減らせるという考え方を持っています。そして私にとっては税金とは経費と同じあって、いかに手取りを増やすかという、戦いとでも言って良いくらい拘りがあります。でもオーストラリアでの節税は私には簡単ではありませんでした。

半分取られると言うことは、たとえば100稼いだとします。手取りは50になる。その50を運用します。8%で回したとしても手取りはまた半分取られて4%になってしまう。つまり100稼いで8%で運用しても手取りは2しかないんですね。税引き前稼ぎの2%。稼ぎは種銭を増やすだけであって、それには手を付けない主義の私としてはこれでは非常に効率が悪い。オーストラリアには日本のような分離課税や投資に対する優遇税制はありません(のはず)。

でも無税だとしたら100稼いで8%で回したら8残ります。この計算って面白いでしょ?税金で半分取られるとして、その税金が無ければ倍の手取りになると普通は考えますが、稼いで運用して、運用益しか手を出さない私のやり方ですと、実際には2と8。4倍の違いが出ます。もちろん昔から回しているものは倍です。これだけでも間違いなく凄いことなのですが、無税の場所で稼いでそしてそれを回すと、今後の可処分所得は4倍の違いが出てくるんです。

で、これを見逃す手はないと思うわけです。

ちょっとわかりずらいと思いますが、私に取っての稼ぎとは二種類ありまして、運用益だけを真の稼ぎと考えています。その他の収入、例えば給料であったり、不動産の売買益であったり、あるいは宝くじに当たろうとそれらは私にとっては稼ぎではいないのです。それはあくまで農家であれば畑が大きくなっただけのことで、そこから収穫した物のみが私の稼ぎだと考えています。

実はもうこの5年ぐらいは全くと言って良いほど私は資産を増やすことをしてきませんでした。これは肉体的精神的に非常にきついと言うことと、それと税金を考えるとやる気がまったく失せるんですね。無いときにはそれでもやるしかないですが、ある程度になると馬鹿らしくてやってられなくなります(海外に投資会社を作るとか手はありますが、オーストラリアにいる限りその利益を手にすることは出来ない。手に入れれば半分持って行かれ、申告しなければ脱税)。

でもこれからはそれから開放されるわけですから、単にマレーシアで遊ぶだけじゃもったいないし、ちょっくら昔を思い出して頑張ってみようと思うんです。ただ昔みたいなやり方は到底不可能で、あることだけに特化してみようと思っています。得意の分野だけに集中します。

それは何か?この日記にも何度か書きましたが、EUREX市場のBUNDと呼ばれるドイツ国債の先物(FGBL)です。それのデイトレード。マレーシアが良いのは地理的にドイツに近くなること。ゴールドコーストとマレーシアは2時間の時差というのは非常に助かります。つまりマレーシア時間の午後3時から始まって朝の5時まですが、主に夕方の数時間、夕飯前だけで数回の勝負は充分出来ます。これなら生活に支障が出る時間帯じゃないし最高です。なぜこのBUNDに拘るのか、要望があれば詳しく書きます。

それとちょっとやってみたいことがあります。私はFXはほとんどやったことが無くて、というか為替は先物とオプションしかやったことがないのです。つまり、FXだとスワップという金利に相当するものが付いて廻りますが、それで実験してみたいことがあるんです。私が使っている証券会社はこのスワップが非常に低くて、キャリートレードには妙味がありませんでした。ただ、日本では結構スワップの高い業者もありまして、スワップ狙いだけをやってる投資家も多いくらい。

で、業者によってこのスワップが違うというのは非常に面白い点なわけで、この差を利用して裁定取引、サヤ取りみたいなことが出来ることになります。つまり例えば、スワップの高い業者で豪ドルを買って(日本円を売る)スワップを受け取り、スワップの低い業者で豪ドルを売り(日本円を買う)スワップを支払うことによって、理論上は為替変動で損益がでることはなく、スワップの差だけ頂くことが出来るはず。多分これは良くても2,3パーセントにしかならないはずですが、為替差損が出ないという前提ならレバレッジを効かせて5倍ー10倍で動かすことが出来るはず。つまりもし10倍だとすれば年利20-30%で回せる計算になります。

ただ、為替がどう動いても損益はでないとしてもそれぞれの業者では片張りですから、大きく値が動けばどちらかでマージンコールが発生する。つまり大負けするわけですが、その時には片方で大勝ちしていますから一度ポジションをスクエアにして精算しても良いし、マージンコールの方に資金を入れても良い。ただこのスワップは流動的にでいつも動いていますし、また相場の世界の常として裁定取引やサヤはいつか縮まる方向へ動くのが当たり前ですから、これが安定した収入をもたらすとは思えません。でも面白そうなので、この作戦が実際に成り立つかの実験をしてみたいと思ってます。

またHSBCもそうですが、たまにファンドや金融商品を勧めてくることがありますね。メールで月に2,3回は入ってきます。その中でこんな酷い商品を売りつけようとしているのかと思う様な、客には小さな%を付けてなおかつリスクは客持ちで銀行はしっかり手数料を抜けるであろう商品があるのに気がつきます。私はそれを見たときに、もうこんな商品は二度と勧めるなと怒ったことがあるんですが、それって物は考えようで、銀行がそれを奨める時はある程度客にも儲けさせて銀行も手数料利益がでるような状態に市場があるってことなんですね。つまり、銀行を通さず、デリバティブの市場で自分でそれを組んでリスクを取れば、かなり面白い利回りが取れることがわかります。

どうせ暇だからそんなのもやってみようと思ったり。

ま、どちらにしてもマレーシアに行ったら稼ぐぞ!という今年の目標もあるという話し。

しかしいつもお金の話ばかりですいません。

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