日本では相続税の改正案が出てますね。
基礎控除額が変わるようです。
現行:「5,000万+1,000万×相続人」
改正後:「3,000万+600万×相続人」
一般的な四人家族で相続人が三人の場合、控除額は8000万から4800万円と下がる。そして最高税率も50%から55%へ引き上げ。
老後の資金はいくら必要であるかの試算はいろいろあるようですが、年金を受給しつつなおかつ3000万程度の貯蓄が最低限必要であるとよく言われます。でもこれってかなり低めの試算に思えるわけで、ただ単に命をつなぐだけではなくてQOLを考えた場合には夫婦で60歳の退職時に1億円の貯蓄が望ましいといわれます。
この金額だって、嘘だろ?って思うわけで、それでもどうにかそれに近づけるべく定年後も働いたり、ケチと言われようが出費を減らして貯蓄しそういう生活に慣れようとしているはず。
そしてどうにか自分の命を全うできたと思ったら今度は相続税。それまで所得に対して税金を払って貯めて、そこからの運用益に対しても税金を払い、そして政府は生活の面倒を見てくれないからいい歳になっても働き、お金を使わないようにやっと溜め込んでも死ぬときにはこのザマ。自分が大往生でたった一人で死ぬならまだしも、伴侶がいたり、子供も大きくなっていなかったら大変なことになります。病気でも抱えていたらアウトでしょう。
日本を良くする為の増税なのでしょうが、良くなる部分は一切見せず、その方向性も出せないのに、まず増税。これって何かが狂っているような気がします。
じゃぁ、マレーシアに行っちゃうべか?
60歳からマレーシアに渡り、年金と蓄えからの運用益、あるいは切り崩しを考えたら、どのくらいの資金でどんな生活が出来るのでしょうか。
あるいは日本では平均的といわれる収入と貯蓄があったらどんな感じになるのか。
これに関しては私がこのブログに何度も書いているように、まず我々のようなMM2Hの一般的な所得、それは年金であり金融所得であるわけですが、少なくともそれに対する税金を払わないで済むだけで、つまりその税金分だけでもマレーシアで住居の確保ができる。あるいは生活費も出る。あるいは遊んでもお釣りが来ちゃう可能性さえあるってことですね。そこまで行かなくても無税であるというのは凄いことで、巷で言われるマレーシアの生活費は日本の3分の1以上のパフォーマンスを期待することも可能だってこと。
そしてもしマレーシアで亡くなったとしても、マレーシアへ一緒に渡った相続人が相続税を払う必要もないということ(条件あり)。もし家族で渡ったとしたら、子供達に無税で資産を渡すことも可能。相続じゃなくても贈与も問題ない。
ただ、前の日記に書きましたように、MM2Hを取るための条件である、月収1万リンギット以上の定収入が必要という点が気になります。普通、年金と蓄えからの金利でこれを超えるのは簡単じゃないはずです。ましてや国民年金組は悲しいことになります。
でもここにはっきり書けないのが残念なのですが、申請用紙を手に入れて、また月収を証明するのにどんな証明が必要なのかそれをまず理解してください。そしてそれをじーーーーーーっと見て、いろいろ考えてみてください。何かブレイクスルーがあるのを感じませんか?月収もMM2Hを取ってからそのままその月収を維持しろとは言われないんですよ(更新時にどうなるのかは知りませんが)。そこのところを考えるといろんな案が出てきませんか?
これは私はいんちきをしろ、ごまかせと言っているんじゃありません。
たとえば金利収入にしたって、あるいは投資による収入にしたって、あるいはどこかのコンサルタント業務をしてKLに居て収入を得られる方でも、時と場合によってはその収入もゼロになったり、マイナスになる事だってあるわけじゃないですか。でもそこまで当局は感知しないわけでしょ?申請の時点でどういう収入があるのかってことだけで、その後のことは誰にもわからないはずです。自分にだってわからない。でもそれで良いってことなんですね。
実はこういう私も定収入はゼロで申請しました。年金もありませんから。でも収入は当然ありますが、そんなものはそのときそのとき変動するわけです。でもちゃんとOKが出る。
ただ、昨今、審査が厳しくなってきたのは間違いが無いようで、金額的に明らかに基準より低い場合は無理だとは思うものの、基準値よりオーバーしておればそれが定収入だろうが、私のような不定期、不確実な収入でもOKのはずです。
無理をしてMM2Hを取るのはうまくないと思います。でも行きたいと思う気持ちがあるのなら、簡単にあきらめることはしないで頂きたいと思います。