マレーシアでの銀行口座開設は、かなり前からMM2H関連の大きな課題の一つでした。
○ MM2Hをもらうためには定期を作らなければならない。
○ 銀行口座開設のためにはMM2Hを持っていなければならない。
この相反する事があり、一度の訪問滞在ではビザの受領まで出来ずに口座開設と送金、ビザの受領があるので二度手間になってしまう。だから皆さん知恵を絞ってきたわけです。中には腹巻の中にキャッシュを隠して持ち込む人も少なくなかったと聞いております。最近では、MM2Hを取るという前提であれば多くの銀行で口座開設が可能になり、まず最初の訪問時に口座を開設し、後にそこにお金を振り込んで、次の訪問時に定期を組み、MM2Hの受領。こういう二度手間ですがこの流れが今では普通だと思います。
またHSBCの様に、他国のHSBCのプレミア客であればマレーシアに行かなくても口座が開けるという例外もあった。これなら一度の訪問で全部出来てしまう。
ところが本日入ってきた情報。
エージェントに定期預金を作るためのお金を送金したとのこと。
これなら一度の訪問で全部出来ますがちょっとびっくりしました。こういう例は初めて聞きました。
弁護士にでもこの手のお金を送金するのはまれなのに・・・
エージェントにお金を渡してしまう。これって大丈夫なんでしょうか。
マレーシアでもわけのわからない事件があって相当な金額のお金が盗まれた話も聞きました。その時の責任は誰が取るのでしょうか。
また私がこちらで仕事をしているときに、お客様から愚痴を聞かされたことがあったのを思い出しました。ビザを取るためにこちらの会社に5000万円ほど出資し、共同経営者となりビザを申請する手はずになっていたとの事。そしてそのお客様はなんとそのエージェント(日本人)にそのお金を送金してしまった。
どうなったかはご想像の通りで、そのお金は消えてしまい、投資したはずの会社はそんな金は受け取っていないと大騒ぎ。結局泣き寝入りになったという事件。ビザも取れなかった。
前の日記で紹介した、私がMM2Hを取るときにお世話になったリカさんですが、私は彼女を信用しているものの定期用のお金をリカさんに送金するなんて事は考えもしませんでしたし、頼んだにしてもリカさんもそれは筋が違うと断るでしょう。
受けるエージェントも何を考えているんでしょうか。おかしいと思うなぁ。
後の金銭授受は振込みならいいですが、現金での受け渡しなんか怖いですよね。何が起きるかわかりません。
まぁ、どんな手を使おうと勝手ですがこういう方法が当たり前にならないほうが良いのではないかと・・・・・