反米?

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私がちょっとブログから離れている間にコメントが盛り上がっていたようです。

私としては非常にうれしいです。私はいつも好き勝手なことをこのブログに書いていますが、誰もまともに読むことは無いだろうと思っていました。でもみなさんの真剣な意見が交わされていたのを知り、それなりに読んでいただいていたのがわかりました。皆さんにお礼を言いたいくらいです。

私は反米でありますが、そのところを指摘されました。私がどうして反米なのか、この辺の話をしたいと思いますが、正直なところかなり面倒な話になりますし、私がちゃんとそれを説明できるかどうかもわかりませんが、書くだけは書いてみようと思います。かなりややこしいですから、そのおつもりで。(笑)

まず、既存の反米とか親米、あるいは反中とかそういう概念をはずしてまっさらな頭で読んでくださいね。今までの概念が頭にあると私の言わんとしている事がわかりずらいかもしれません。でも、今までの概念を交えていうのであるなら、私の思想は親米の中の反米とでも言ったほうがいいかもしれません。つまりもうすでにアメリカと日本は切っても切れない間柄で、たとえて言うなら夫婦の様なものだと思うのです。そして日本の古くからの夫婦のように、旦那が発言権を持っている。ああしろこうしろ、これからはこういう方針でやるぞ、お前もそれでいいよな?ってもんです。私はこの状態に文句を言っているわけです。たとえ夫婦でも「個」があるわけですから、それを無視して俺の言うことだけを聞いていればいいのだってな夫婦関係は駄目だと思うのです。

つまり、今の親米の関係は維持するにしても、服従はするなってことなんです。

では服従しないとお隣さんに乗っ取られてしまうのかどうか。ここが問題。お隣さんではアメリカ=日本という夫婦関係からは考えられないような家庭で、絶対服従、反論なし、言うことを聞かなければ殺す、そういう家庭です。我が家の夫婦間で「個の自立」が起きた場合、隣の旦那に女房が取られるかどうかってことなんです。私はそれは起きないと思っています。

私はマッカーサーに恨みを持っています。これほどまでに日本を腑抜けにした張本人ですから。彼は日本という名の女性に、世界でうまく生きていくためには今までの主張を捨て、戦うことも放棄して従順な女でなければ誰も結婚してくれないぞ、その代わりお前のことは守ってやると言い聞かせ、そういう女に日本を仕立て上げた。またマッカーサーは言いました。「我々(ドイツを含む)が45歳であるとしたら日本は12歳の子供である」と。とんでもないやつだと思います。どうしてとんでもないやつかというと、彼の言うその言葉がまさに真実だと思うからです。

12歳の子供は世界で生きていくためにどうするべきかマッカーサーおじさんに言い聞かされ、訓練を受け、世界に受け入れられる女になり、アメリカと結婚した。そしてアメリカは旦那として言いたいことを女房に言い、押し付けてきた。

こういう状態を脱却しようというのが私の言う反米なのです。離婚して隣の旦那と一緒になろうっていう話じゃないんです。

こういう表現ならわかりやすいでしょ?(笑)

そこで次の話ですが、アメリカ=日本という夫婦関係は忘れてください。違う書き方として話を進めます。

日本はマッカーサーの言うように子供だと私は思っています。そして世界には大人がいっぱいいてああじゃこうじゃと激論を交わし、話が進まない場合にはすぐ戦いを始める。そういう世界の中で12歳の日本は目をまんまるにして、さて、どの大人の話を聞くべきかキョロキョロしてる。自分がその話の中に入ろうとしても誰もまともに話を聞いてくれないし、戦争はやめようよ、話し合いで・・なんて言い出しても誰も馬鹿にするだけで無視される。近くの神社にお参りに行っただけで文句を言われて、そんなもんかとそのお参りも止めてみたり。またお金を出すと大人たちが喜ぶのがわかるので、とにかく何かあると金を出す。そうすると大人たちが偉いね、偉いねと褒めてくれて拍手してくれる。でも大事な話なると蚊帳の外で、戦争をするときにお前も戦えとは言わないけれど、後方支援をしろだの金を出せだの言いたいことを言われる。でもしょうがないからそれを聞く。

こういう状態も脱却しましょう。大人になりましょう。自立しましょうって話なんですよ。

でも日本という子供が自立することを望む大人はいないんですね。一番仲の良いアメリカが支援してくれると思うけれど、実はそのアメリカが日本を子供のままで維持しようとしている張本人。私も核武装したいのだけれどなんて言ったら一番怒るのがアメリカ。アメリカは日本の生き方に文句を言うし内需拡大しろとか公共投資に630兆円(海部、小渕の時代、日米構造協議)使えとか言うくせに軍事費を上げろとは言わない。日米安保条約とは日本をアメリカが守ってくれる約束だと一般には言われているけれど、実は安保条約とは日本から自衛能力を削ぐための条約。つまり自衛できない国は絶対に戦争をしないし、自衛の手助けをする国の言うなりになるということ。だから日本では、安保条約が無くなったら大変だと騒ぐ人がいるけれどそれは大間違いで、アメリカは絶対に安保条約を維持したい。

なぜ?

日本が自衛力を持ち、あるいは核武装でもして国として自立してしまうと日本の発言権が高まるから。そしてそういう軍事力を持つ日本になると、それを取り込もうとお隣さんも動き出す。今は中国から見ると、戦略的には対日は対日米なんですね。背後のアメリカを常に見てる。ところが日本が自立して背後のアメリカの影響力が少なくなれば間違いなく中国は違う作戦に出てくるはずです。

世界地図を見てみるとすぐわかるのが、アジアのあの大国を大陸側に押さえ込んでいるのが日本とアメリカ。お隣さんは台湾を欲しがる。そして尖閣も欲しい。そしてその延長線上で沖縄さえ狙っている。琉球国が国際法的に日本の領土となる根拠はないと言い出している。そしてもしもお隣さんが日本を取り込んだ場合、台湾、沖縄、日本列島の防衛線がなくなって、太平洋にお隣さんが出てくるようになる。こんなことはアメリカは絶対に阻止しないとならないわけで、日本が中国に取り込まれたら大変。だから自分でそれを選べない日本でないと困る。その為には自立させないこと。自分でどちらに付くか選べない状況を維持するしかない。日本には意思が無いほうが好都合なわけです。

そんな状況の中で、12歳の馬鹿たれは金儲けばかりしたし、アメリカはその馬鹿たれを自分の財布として使い、アジアは安定していた。こういうアメリカの属国としての日本があるほうがアジアは安定するけれど、お隣さんも力をどんどんつければ黙っていはいない。これからはもっともっと大きな変化が出てくるはず。

そこでちょっと世界を見てみる。日本はアメリカと夫婦関係。ではイギリスは?イギリスはアメリカと対等。これって良いじゃないかと思うわけで、日本も単なるアメリカのオマケじゃなくてイギリスのようになろうじゃないかというのが私の主張。

だから反米だから親中になるということではなく、日本が日本として自立し、自分の意思でアメリカ=イギリスそして=日本という自由主義、資本主義を守る重要なそして同等の国になろうじゃないかってこと。12歳の子供のままで誰にくっつくかキョロキュロするのはやめて大人になろうって話です。

私の言う反米はそういう意味なのです。もし今後の世界の移り変わりの中で日本がアメリカの属国という立場を続けるとしたら、日本の将来はアメリカにゆだねる事になります。中国がこれからも大きくなるとすれば私はアメリカと中国が手を結ぶ可能性すらあると思います。その時、日本はアメリカの都合でなされるがままでしょう。だからやっぱり小国ながら自立しないとならない。当然核武装も視野に入れる必要がある。

そんなことできるか?と子供達は騒ぐけれど、ここでGDPという自分の身体を考えてみたら良いと思います。自分も回りも子供だ子供だと言われるからそんな気がするけれど、図体はつい最近までアメリカの次に大きく、アメリカと対等なイギリスよりも身体も出かければ体力も金もある。つまり、日本は小国だと思ってるのは地図しか見ない馬鹿たれで、国力で国の大きさを世界地図の中で考えたらいいと思います。その時すぐにわかるであろうことは、日本とはウドの大木なわけで、やる気を出せば十分みんなとやりあえるはずだということ。

その事を日本は考えもしなかったけれど、アメリカだけでなく世界は実は明治時代から日清、日露、そして大東亜戦争と日本の強さ、そして産業界の強さ、技術革新の凄さ、団結力の高さ、これらをしっかり見ていて、本当は日本を怖がっているはずなんですね。で、この実力もある日本を野放しにするといつか自分の敵になると考えるから日本をどうにか取り込む方法を考え、それをマッカーサーに実行させた。アジア諸国も日本がちょっと軍備増強だなんて話が出ると、また侵略国家になるとか大騒ぎするのは日本の底力を知っていて怖いから。

そうやって歴史的にも経済的にも世界を驚かし続けてきた日本なのに、日本はおだてられてニコニコして、またちょっと驚かされるとすぐ言うことを聞く馬鹿な12歳のガキだってことです。悪いやつだと常日頃言われ続けていると、自分の力に気が付かないし、何かしようなんて気も起きないわけです。駄目なやつだと自己否定ばかりしている。でも世界はそうは見ていない、単にそういう自己否定状態にしておこうと画策してるだけ。

アメリカが日本にルール変更を言い出したのは私の記憶ではニクソンショックです。金との兌換紙幣である米ドルを捨てた。そして10%の輸入課徴金。これで日本は大騒ぎになったけれど、アメリカの立場で考えてみると、世界一の国なのに自分の国の通貨の価値を無くし、課徴金を付けるなど、本来ならこれほど世界の中で恥ずかしいことはないわけです。でも聖戦を続けているという自負がアメリカにはあるし、世界はアメリカを怒らすと怖いと思うだけで、でもアメリカがやったことは世界に大国としての恥をさらしただけのこと。

それでもアメリカは経済戦争で負け続けた。これは国内に軍産複合体というヤクザな息子を抱えているが為だと思うけれど、あのアイゼンハワーが辞任演説のときアメリカの産軍複合体の危険性を国民に話したくらいだったのにそれが的中してしまいそれが今に続く。ニクソンショックのあとはプラザ合意ですか。これも恥ずかしい話で、勝てないから賭け率を変えてよとカジノのディーラーに頼むようなもの。それでもアメリカは駄目で、日本は自動車の輸出を自主規制という形でアメリカの面子を保ってやった。それでもアメリカは負け続け、日米構造協議、年次改革要望書と、ルールを変えてくれと言いつづけた。その度に日本はしょうがねぇなぁと思いつつも日本を勝たせてくれるのはアメリカだから自分に都合の悪いルール変更も受け入れた。これが今までの歴史だと思うのです。ルール変更を受け入れたのに日本は連戦連勝と言っても良いくらい。

ところが勝ち続けるとやっぱり馬鹿になってバブルに突入。これが弾けてからは奈落のそこにまっしぐら。

私は政治家もだらしがないと思うのだけれど、元凶は日銀だと思っています。今の日銀もそう。人間は顔を見るとわかるといいたくはないけれど、今の日銀総裁の顔を見てくださいな。あれは国を動かす顔じゃないです。神経質なしかし利口な経理部長の顔。きっと金融関係の優等生ではあるのでしょう。でも国家がどうあるべきかというのがわかっていないと私は思っています。そして官僚的であって変革をそもそも出来る体質じゃない。だから優等生の考える金融政策しか出来ないから、日本は体質が変われない。

今、世界は大きく変貌していてBRICSの台頭。そして旧覇権国だったアメリカ、イギリスの凋落で彼らが唯一食える金融が大きくなる世界に変貌した。それの根拠が新自由主義であり、規制緩和、市場原理主義。ところがそれの行き着いたところはリーマンショック。規制緩和で出来た商品によって、そしてそれが巨大になり手がつけられなくなって崩壊。本来なら市場原理主義なのだからその後始末は市場に任せるべき。そういう主義主張を押し通したのが彼らなのだから。ところがおかしなことを言い出した。トゥービッグトゥフェイル。

市場に任せるということは超巨大倒産を許すことになりそれは世界が大混乱する。しょうがないので国が出動し、企業を保護。それでもサブプライムローンの影響は大きく、世界が大混乱。これって自らの主義主張の終焉を意味すると私は考えています。規制をなくしてやりたい放題やって、最後はどうにも手がつけられなくなるのは当たり前。つまり規制緩和、市場原理主義などは彼らが勝つにはそれを使うしかないからそれを言い出した方便でしかなく、なんでもかんでも緩和すれば良いなんてことはありえず、緩和と規制は対になるべきもので規制を緩めれば良いということではない。市場原理主義も全く同じで、これの行き着くところは無政府状態に近く、参加者同士で勝手にやれという考え方。

でも面白いことに世界がそれでひっくり返りそうになっていたのに日本は無事だった。バブルの教訓があるからおかしな商品につぎ込むような馬鹿なことはしなかった。世界の主要国でリーマンショックの被害が少なかったのは日本だけじゃあるまいか。しかし、世界の不況の波に飲みこまれて日本の不況に拍車がかかった。でもここは非常に重要な点で、各国はリーマンショックそのものにやられたけれど、日本はその余波を食らっただけなのははっきり認識するべきところだと思います。

これから各国が脱出するために、莫大なお金が各国でばら撒かれた。でも日本の優等生は、日本はそれをする必要が無いと自らは何もしなかった。つまり、世の中の金、外貨がどんどん増えていれば相対的に円は少なくなり、円は値上がるのは当たり前。赤信号みんなで渡れば怖くないからみんな渡っているのに、ただ一人、信号を守ろうと言う糞まじめな優等生は世界に置いていかれたという印象を私は持っています。円高を放置し、需給ギャップがこれだけ大きいのに、需要を増やす方策が全く取れなかった責任は政府も日銀も大きいと思います。

では、どうするべきだったのか、またその後、震災でダブルパンチを食らった日本がどうするべきなのか。これはこれで私の考える方策はあるのだけれど、日本は日本人が考えているほど馬鹿じゃないし底力もあるってことです。ま、その内容また別の機会にさせてもらいます。

とにかく世界は大きく動き、日本はそれにあわせてどんな体制でどの辺のポジションにつけなければいけないか考えないとならないのに、あるいは戦い方は戦況によって変えるのはどんなスポーツでさえもそうなのに政治家も官僚も日銀も大きな転換が出来ない小心者としか私には思えません。こういうときに欲しいのは吉田茂であり高橋是清、もしかしたら田中角栄かもしれない。

そういう意味で、私はTPP反対を叫んできましたが、本当に大事なのはそんなことじゃないんですね。上にも書いたように、もし日本がTPPを導入したところでアメリカに勝ち目はないと思っています。私が気に入らないのは、TPPだろうが何だろうが、またアメリカのわがままをそのまま聞こうとする日本の馬鹿な体質が気に入らないってことなんですよ。自分の底力に目覚めよといいたい。

とにかく、日本は自分の足で立て、海外から言われることをいちいち聞いて動くべきじゃないってことです。もうそろそろ12歳のガキから脱しても良い頃じゃないのですかって話です。どの国の言うことを聞くかではなくて、自分の頭で考えてそれを世界に主張できる大人になれってことです。多分今までそれが出来なかったということはこれからも出来ないと考えるのが妥当な線だろうけれど、意外にそうでもないかもしれないと思っています。竹島や尖閣、北方領土のことが切っ掛けで国とはなんなのか考える人が増えたと思います。そして今回の災害で日本の恥部が見えたと思います。いつの間にやら自分の利益ばかり考え、「保身」が行動原理になってしまっている日本。これは原発事故ではっきり見えたはずです。政府も官僚も民間もマスコミもこの原理で動いていた。そこには正義なるものは無かった。

でもそれをはっきり見て、日本人はここで生まれ変わらなければならないと気が付いた人も多いのがわかります。そして腑抜けで自浄作用もなくなった体制側ではない学者、評論家、独立系マスコミの力は凄く、私はまだまだ日本は捨てたもんではないと思いました。真実を知り、伝え、正義を守ろうという人たちは決して少なくない。だから私はそれに期待したいわけで、今までの延長線上の考え方はきっぱり捨てて、12歳のガキから大人になろうって話。これは行動原理の話で、国家観をしっかり持ちそれが対外政策、国内政策、そして一人一人の政治への考え方、日ごろの生き方にまで影響することだと思います。子供のままでは何一つ変わらないと思ってます。

ギンミーチョコレートと叫びながら進駐軍のジープを追い掛け回す子供からの脱却ですね。そういう意味での反米です。

ついでに核装備の話もコメントで出ていたようなので、それに関して書きます。

核装備の話は喧嘩もしたことがないような女性には理解が難しいかもしれないと思います。抑止力ってのもピンとこないかも知れません。でもこれって男には非常に簡単に理解できる。って決め付けちゃうまくありませんが、男って子供の頃から好戦的でしょ。だからこの辺が良くわかるんです。

世の中にはわけのわからん連中も多いし、チンピラみたいなのもいる。また喧嘩を売られたり、あるいは強盗に合う可能性もある。つまり、実力行使をしないとならないことも世の中にはあるんですね。で、そういうシチュエーションを考えてみてください。まず最初に何をするか?これは簡単で相手が武器を持っているかどうかを見ます。もし相手が素手なら、このやろーなんて喧嘩が始まるかもしれません。でももしナイフを持っていたらどうでしょう。私なら速攻で逃げます。逆に私がピストルを持っていたとしたら、それをチラリと見せます。そうしたら相手は突然逃げ出すでしょう。

では、もしダーティーハリーが持つような凄い拳銃をお互いが持っていたとします。これではどちらかが死ぬ、あるいは双方が大怪我するのは簡単に想像できるわけです。ではどうするか?ニヤっと笑って握手しちゃう。これが抑止力であり、核武装だということです。

そしてなぜアメリカは日本に原爆を落としたかですが、それは日本が原爆を持っていなかったからだと私は思っています。もしそれで報復されたらアメリカだって大変なことになりますから。

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ちょっと付け加えておきたいことがあります。

日本があのアジアの国の様に言論統制されて民衆が弾圧されるような国になるかどうかですが、これはあの国は全く関係なく、日本にはその下地があるから気をつけなくてはならいのは、今回の原発事故で私は全ての国民が気が付いたはずだと言いたいです。

あの国と近づくからそうなるんじゃなくて、それは国そのものが持っている体質だと思います。

今回の原発事故を見ていますと、マスコミは大本営発表そのものでしたし、電力会社は旧日本軍みたいなものでしょう。それと結託し先導した一部の政治家が国を動かし政府はそれを止めることはできずにいた。国民の中には憲兵のように反対派を押さえ込むような言動をするような人も少なくない。

原発推進の背後に核武装したいという願望が見え隠れしていると思うのですが、やり方が汚い。洗脳と統制、反対派は排除という方法。

つまり、もし今の日本が昭和10年代にワープしたとしたら、きっと全く同じ歴史を繰り返すはずだと断言したいくらいです。

だからそういう非人道的な事をアジアのある国の影響と考えるのは大間違いで、これはアメリカでもどこでもあるわけです。自分達の意思を通すために何でもするという存在を許す体質の問題であると思います。

つまり、それを排除するにはまず我々が自由と正義を重視し、それのために戦えるかどうかに掛かっているはず。今までのように、事なかれ主義で俺は関係ないねという態度だと企みを持っている連中の思う壺でしょう。

天安門事件を思い出してください。圧制に立ち向かう人民の姿を我々は見ましたよね。戦車の前に立ちはだかってそのまま敷き殺された人たちもいた。それを考えると、あの国の人民のほうが今の日本人よりまともかもしれませんね。日本は自分さえ良ければ構わないというのが当たり前の行動原理になっている。そして長いものには巻かれる。自分だけが儲かれば万歳。

あの国より酷い状態かも。国民は体制派のやり方をそのまま受け入れているんですから。日本は体制に反対しても銃で撃たれないだけましって程度でしょう。

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ああ、私が言う反米って、言葉の使い方が悪いんでしょうね。わかりやすいように反米って言葉を使いますが、それが返って誤解を招くのでしょう。

私は親米中の親米です。ただ、アメリカの悪いところまでアメリカに心酔してなんでもかんでも受け入れる必要は無いというように考えてもらうほうが近いかも。

ただ、報道の自由に関しては最近のアメリカって個人情報にもアクセスするようだし、自由の制限が加えられるようになったという印象を持っています。ニュースを見ていて開かれているなぁと思うのはイギリスです。BBCもこんな内容の番組を組んでも大丈夫なのか?みたいなのがいくらでもありますね。あの姿勢は良いと思うなぁ。

大事なのは誰でも何でも報道できるべきで、政府なりある特定の団体、企業なり、それに有利な情報しか流さない今の大マスコミは非常に宜しくないと思っています。中国ほどじゃないにしても、統制下にあるとしか思えません。特に近年はマスコミは左傾していてNHKも朝日新聞かと思うような感じがしますし、報道姿勢が偏っている感じを受けます。

そもそも核武装の議論がタブーだというのが私には気に入りません。実際に核武装するかしないかは国民が決めればいいことで、議論そのものを抹殺するところが駄目だと思うのです。

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