ゴールドコーストに「天」という日本料理屋があります。多分、ここが一番金も掛かっているし和食への拘りは一番だと思います。店構えも半端じゃありません。
こんな感じ。
鉄板焼き
寿司カウンター
高価なワインがずらり
個室も良い感じ
お手洗いも凄い
こんなに金をかけて店を作ってどうするんだ。こちらの和食事情を知らない金持ちが道楽で始めたのかと最初は思っていましたが、この店のオーナーはこちらで回転寿司チェーンを興して成功した人。彼は非常にこだわりがあってプライドが高い人なので、彼ならこういう店にするだろうことは想像が付きます。
ただねぇ、高いんですわ。これも半端じゃない。
でもその分、料理も拘っているということなんだけれど、正直なことを言わせてもらえば、やっぱり材料に問題があるわけでそれでいかに頑張ってもたかが知れているという感じを受けました。本来使うべき材料がないから違うもので代用するわけです。あるいはなんてことない食材にかなりの手間を掛ける訳ですが、やっぱり和食って素材が大事でいくら頑張っても限度があると思うし、そして手を掛けるだけ高くなりますし、こういう海外での拘りって難しいと思います。
で、この天がクアラルンプールに支店を出したとの事。
早速レポートが入ってきました。マグロ寿司三昧というメニューがあるらしく、大トロ2カン。中トロ2カン。赤身2カンのセットで65リンギットとのこと。1500円ぐらい?これって安いのかな?オーストラリアドルでいうと20ドルぐらいか。どんな大トロかわからないものの大トロ2カン付き、6カンでこれなら安いかもしれない。
ま、マグロって言ってもいろいろですが今の時代はこんなもんでしょうか。
KLで高い店というと、我々が行ったのは権兵衛というスターヒルギャラリーにある大きな日本料理屋。やっぱり寿司コーナー、鉄板焼きコーナー、炉辺焼きコーナーとかに別れていて日本酒の品揃えが凄かったのを覚えています。で、値段も凄かった。(笑)
ただ何回か行くうちに注文のしかたを覚えまして、高いメニューの中にもリーズナブルなものは当然あるわけで、それを炉辺焼きコーナーで頼んでそれを肴に飲んでいました。でもやっぱり高い。
聞いたところ権兵衛のオーナーは中国人で、あのスターヒルギャラリーのオーナーでもあると聞きました。嘘か本当か知りませんが、まぁ、KLの金持ちって半端じゃないし、地域一番点を目指したのでしょう。刺身も非常に美味しかったです。でも客は入っていなくてガラガラ。
KLには和食の店がかなり多いようですが、所詮海外の店ですから事情は同じで日本人を相手にしていたら食えない。だからローカル相手になるわけですが、そうなるとどうしても日本人としては納得できない料理が出るようになるんですよね。それが過ぎると、なんちゃって和食といわれる和食になって、従業員に日本人は誰もいないなんて店もある。
でも私としてはそういう店をあちこち歩いて思うことは、日本人だから絶対に美味しいってわけでもなくて、韓国人経営の和食店も多いですが結構頑張っている店も少なくないと思います。
ま、そういう和食の経営の難しさがあるはずのKLで「天」がオープンしたのは興味があります。あの社長のことですから、まず間違いなく地域一番店を目指すでしょうし、その意気込みがまさに「天」というあの企業グループのブランドですから想像は着きます。
行ってみたいなぁ。材料はゴールドコーストなんかとはまるで比べ物にならないものが入るはずだし、かなり良い線いくかもしれません。
もう行ってみた方、いらっしゃいます?
あ、場所はどこなのか聞くのを忘れました。
今調べましたところ、モントキアラの東に位置するSolaris Dutamasにあるとのこと。ホームページもありました。
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夜のコースで300リンギット。これに++が着くのでしょうか。それと酒。一人500は楽に行っちゃいそうですね。
ま、一度は行ってみようと思います。
それと気になるのは「やしのみ」にいた大西さんの店。スバンジャヤにある「桜」という店らしいのですが、どうも大型店の様子。どんな店なんでしょう。
我々夫婦は大西さんのファンでおっかけでもあるのですが、大きな店を任されているとなると「やしのみ」みたいに気軽にバカを言って話しながら飲むなんてことはできないんでしょうね。
大西さんにも会いたいなぁ。本当に彼は面白いです。ユニークだし、頭は切れるし、そしてちょっと斜に構えて世の中を見ているところが私は好き。でも決しておしゃべりじゃないのね。さすがプロです。私としては彼が平気で地雷を踏むところ(普通はちょっと言えないような危ないことをサラリと平気でしゃべる)が一番気に入ってるかな。(笑)