とうとうニコンから新しいFXフォーマット(フルサイズ)のカメラD800が発表された。
なんと3630万画素。この大きさでは世界最高の高画素。
一般的にこれだけの画素が必要だとは思わないけれど、プロや風景画を主に撮るアマチュアには「待ってました~~」と喜ばれるのでしょう。
どのくらいの解像度があるのか?このサンプルを見てください。クリックすると大きくなります。
で、この目のとろこだけを拡大して、等倍で見てみます。これもクリックして見てください。なんなんだこの解像度は。是非大きくプリントした物を見てみたいです。
凄いですねぇ。恐ろしいくらいですねぇ。
このカメラはニコンですが、このシリーズに対抗する機種が当然キャノンにもある。現行機種ていうとEos 5D mark2というカメラ。これはもう発売されて4年目かな?かなり前から新機種の噂が何度も出ましたがキャノンは沈黙したまま。さぁ、キャノンがどう出てくるか。
各社、どんどん素晴らしい新機種を出してきますね。と同時に目立ちませんがレンズも新しくて良いものが次々に発表されています。
そういう点で何やってんの?って思うのがソニー。カメラは出したけれどレンズが全くアウト。レンズがなければ写真は写らないし、写真の良し悪しを決めるのはレンズだと思うのだけれど、ソニーはそういう点で全くお話にならないと思います。
正直なところ、私はソニーに期待していません。やっぱり家電屋さんと言いますか、コンデジからステップアップする人たち向けにカメラは作ったけれど、それのシリーズ、そしてレンズを合わせたシステムとして形になっていないと思います。
ただデータとしてわかっているのは、一眼も含めて低価格のエントリーモデルを買った人たちはほとんどレンズを買いたすことが稀だそうです。だからせっかくのレンズ交換式なのに、コンデジと同じ扱いを受けている。だからこそ、他方にコンデジでもない、一眼でもない、レンズ交換できないけれど一眼みたいなネオ一眼と言われるような市場もあるのでしょう。
そんなことも考えると、ソニーの今のNEXシリーズは売れに売れても所詮レンズを買う客ではないとソニーは読んでいるのかもしれない。また、レンズを出すにしてもどのレベルのレンズにするかというのが大きな問題で、今そうであるようにソニーがメインのターゲットとしているのは、コンデジからの転向組みで「そこそこ写ればいい」という客なんだろうと思います。
でも当然、マニアもNEXシリーズには飛びついて、まともで小型のレンズを出せと大合唱しているものの、全体から見ればその数は微々たる物なんでしょう。またそういう人たちはサブのカメラとして買っている人がほとんどで、もしNEXで良いレンズを多く揃えても果たして買ってくれるのか。当然そういうハイレベルのレンズに対して、多くのエントリーレベルのユーザーは高いと文句を言うだけ。じゃぁ手ごろな価格の普及レベルのレンズを出せば、マニア連中は文句ばかり言う。まぁ、ソニーとしても難しいところなんでしょう。
まぁ、良いカメラだから、とりあえず押さえておくかってのが今のNEX-7の立ち居地じゃないのかなぁ。レンズはツァイス銘の24ミリと18-200のズームだけ買うなんていうアマチュアが多そうな気がします。その他のレンズは買わずにマウントアダプターをかまして他社のレンズを使うとか。まぁ、私が考えているのもそれですが。
カメラって買ってから、さぁ、次にどのレンズを買おうって悩むのも楽しみの一つで、毎年毎年レンズを買い足していくなんていう若者も多いはず。でも今のソニーNEXにはそういう楽しみを感じさせてくれるものがない。
その点、マイクロフォーサーズはうまくやっていると思います。オリンパスはかなりのハイアマチュアが好んで買っているし、マイクロフォーサーズ陣営にはレンズも豊富。
この状態が続くとソニーもうまくないと思うんだけどなぁ。小型軽量のマイクロフォーサーズはシステムとしてかなり良い線行ってるし、そしてハイクラスはニコンキャノンがあるし、ソニーのNEXシリーズってこのままだと真ん中に挟まれて(センサーのサイズとしても)、中途半端で終わってしまう可能性だってあると思う。
だいたいソニー好きの私がNEX-7を買うのにう~~んと思うくらいなんだから。(笑)
多分、私程度のカメラ好きとしては日ごろのカメラとしてはマイクロフォーサーズをちゃんと拡充して、勝負カメラとして今日発表になったD800なりキャノンの5D2の後継機を持つってのが一番幸せなのかも。
しかし、オーストラリアってどうしてこうも発売が遅いんだろうか。この際、アメリカから買おうかと思って(アメリカの方が安い)アメリカの有名どころのカメラ屋を見たけれど、やっぱり遅れてる。在庫なし。入荷の予定はわからず。
タイの洪水ってかなりの経済的ダメージがあったってのがこういうところにも出てきてますね。