皆さんは世界の株価の動きを見てます?
見ている方も多いんでしょうね~。まぁ、そのくらいは当たり前といえば当たり前かもしれませんよね。それを見て何をするわけではなくても世界の情勢ぐらいは把握しておきたい。
私?
全然見ていません。それどころか豪ドルの動きも毎日見ているわけじゃなくて、まぁ、気が向いたときとか節目かな?と思うところでちょっと見てみようかと思う程度。そういえば、米ドル/日本円も見ていないですわ。今いくらぐらいなのかもさっぱりわからず。(笑)
これってやっぱりうまくないですよね。
今日、こんなのを見てへ~~~~~、凄いじゃん、アメリカも頑張ってるなんて思いました。
日経平均はみそっかすみたいなもんですが、ダウは去年の高値を抜いたみたいだし、ナスダックなんてリーマンショックの前のレベルを奪回していたんですね。全然知りませんでした。
だから何?って聞かれると困るんですが、私が想像していた世界の動きとは全く違ったってこと。
世界の動きを見ないってのは私の一つの意地みたいなものがありまして、退職、引退とか悠々自適の老後ってのはそういうのに全く関わりを持たないでも生きていけることだと思うんですよ。そういう世界の動きが気になるって事はいまだ現役でそれに合わせて行動を取るなり手当てをするなりってことだし、それをやり始めたら投資、相場の世界では引退はないってことになっちゃう。
そもそも金融の世界で生きようと思うって事は、それで一生食おうというより、早く資産形成してさっさと引退してしまいたいという気持ちがあるからだと私は思うのだけれど、でも本当にそういうことが可能なのかどうかってのはまだ私にはわからない。
こういう株式市場の動きにしても、それを見て、へーーで終わっているうちは良いけれど、さて、これからどう行動しようか考えないとならないのは老後の生きかたとして面白くないと思うんです。それともそれが楽しみになるんでしょうか。うちのオヤジなんかもう80半ばなのに金勘定しているのが生きがいみたいで、世界の動きも理解力がなくなった割には常に気にしていて、そういう意味じゃ、息子の私の方がもう人生すごろくからは足を洗いたいと思っているのが面白くもあります。
でもねぇ、やっぱり働けるうちは働くってのが当たり前なのかな、みたいな気がしないでもありません。そんなの当たり前だろうと日本人の多くは言うかもしれないけれど、それって今みたいな日本の制度の中で、今みたいな経済状況にあるからそう思うだけのことであって、60過ぎても退職するのが難しいような国になることを望んでみんな頑張ってきたわけじゃないですもんね。
その点、オーストラリア人ってそもそも一生懸命働いたことがあるのか?なんて思うような人も多くて、早いところ引退して遊んで暮らそうと考えるのが当たり前の国に思えます。ただこれもゴールドコーストという仕事好きが住む場所じゃないところにいるからそう思うのかもしれなくて、次男坊のいるシドニーではやっぱり感じがかなり違う様子。バリバリのやり手がいくらでもいるし、今、コンサルタント会社でインターンをやっている次男坊の話を聞くと、オーストラリアじゃない国の話を聞いているような感じがします。
私は遊んで暮らすのが大好きですが、それでもやっぱり勤勉であることをヨシとする日本人の血が流れていますから、どうも後ろ髪を引かれる様な感じがしないでもありません。逆にじゃぁもう少し真面目にやるかと思っても、もう切った張ったの生きかたはしたくないわけで、引退は引退なりの、ジジーはジジーなりのやり方があるんじゃないかと思うものの、ではそれは具体的にどういうことなのかは全くわからず。
債券のヘッジの方法も知りたいとは思いながら、じゃぁ、債券の動きを見ながら世界情勢も見ながらあーじゃこうじゃとやるのなら、そんなしちめんどうくさいことをやらずに相場でも張った方が早いと思ってしまいます。
このブログには早期引退というキーワードで検索してここに来る人も少なく無いし、早期引退を狙っている人って結構いるみたいですが、では早期引退ってなんなのかというのをはっきり把握している人は決して多くはないような気がします。
自分の好きなことをして、誰からも指示されることなく、そして食うのに困ることなくってことなのかもしれないけれど、それって「青い鳥を探しに行きます」というのと限りなく似ているような気がします。本当にそんなことが出来るのか?
私は30台で半分引退しちゃったようなもんですが、でもずーっと中途半端な状態が続いているだけで、そして未だに引退とはどういうことなのかが良くわからないし、俺は引退した!という実感はどういうふうになったら得られるのかもわかりません。
金利が上がろうが下がろうが、どこの国が破綻しようがしまいが、為替がどう動こうが、世の中の人は大変ですねぇ、なんて他人事を言ってニコニコしているようになってみたい。
ま、日本の状況ばかりを頭に置いておくとうまくないってことに今日気が付いたし、アメリカも決して良いはずが無いのに市場はここまで盛り返しているのは、まぁ、選挙が近くなれば当たり前なのかもしれないけれど、私が想像していたものとはかなりのギャップもあるし、ちょっと考え方を入れ替えて、やっぱり完全引退は横においといて、頑張って動いてみようと思いました。
引退なんか無いんだと割り切ってしまえば良いのだろうけれど、まだそこまでには至らず、答えを探してもうすこしあがいてみるしかなさそう。