不動産投資に関して

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前の日記にちょっと不動産投資に関することを書きましたが、それに補足を少々。

私は不動産投資に関しては全く知識もなければ経験もなく、今後もやろうとは思いません。それは投資効率が高いとは思えないから。

でもこれはもう老い先短い自分の立場だからそう思うのであって、不動産投資そのものが駄目だとは当然考えていません。それどころか若者の就職も難しい今の時代、もし息子達も就職が難しいようであるならば、この際、不動産の勉強をさせても良いと思っています。オーストラリアの大学には不動産の専門学科を持っているところもありまして、不動産投資のイロハが学べます。それこそバリュエーションから資金調達、運営管理のノウハウまで学べて面白そうです。

私が考える不動産投資って、やるのであるならば

○ 将来が長い若者であること。
○ 定収入がそれなりにあること。
○ 税金もそれなりに納税してること。
○ ローンを有効に使うこと。

この4つが揃って初めて妙味がでる投資方法だろうと「想像」しています。

不動産投資は値上がりだけじゃなくて賃貸にだすことによる収益もあるわけで、その家賃とローン返済額の兼ね合い、事業としての損益合算による節税効果。これらをうまくかみ合わせることが出来るから面白いと思うんです。

でも気の長い投資で、10年後どころか5年後に生きているかどうかもわからない歳になって新たに始めることとは私には思えません。

ネットを見ていますと、まだ30代なのに億を越える家賃収入を得てるようなエキスパートもいるんですね。でもその人はサラリーマンだったり。当然ローンの支払も恐ろしい額ですが、ノウハウを持ち、しっかり計算が出来る頭があればきっと面白い投資だろうと思います。

ただ、マレーシアにおいてローンを組むわけでもない、空き部屋もかなりあるのがわかっている、節税効果が必要なほどの収入も無い(そもそも無税)、そしてましてや知らない外国であること。これを考えるとマレーシアでの不動産投資は値上がり期待が主となるはずで、不動産投資そのものが持つ良さを享受するのはかなり難しいと感じるのです。

といいつつ、もし私が30代だったとしたら死に物狂いで不動産投資を勉強すると思います。ましてや日本であるならば金利がめちゃくちゃ低いわけで妙味がありそう。

自分が住むための不動産購入ですが、これは良いかもしれないとは思っています。

でもクアラルンプールのどういう場所の、どのくらいのランクの、どのくらいの広さの物件が良いんでしょうね。

家族が増えることはありませんから大きな家は必要ありませんが、でも片方が黄泉の国に行くことがあるわけで、そういう場合に一人で住めるのか、それともその時には賃貸に出して他に小さな部屋を借りるのか、あるいは日本に引き上げる可能性も決して低くないはずで、俺は死ぬまでここに住むんだ!と決心しても将来それがどう変るかわからず。気が変ったときには、あんたあの時になんて言ったの?なんてのは全く意味を持たないんですね。

でも家を買うって難しいですね。同じ家に住むのって飽きるし、環境も変るし、土地付きが良いのかコンドが良いのか、海外の場合は回りに住む住民の種類(人種とか)に変化が出るとそれが不動産価格に大きく影響しますし、私みたいに優柔不断でああじゃこうじゃ考えるタイプには本当に難しいです。

オーストラリア人って家は一つの物品ぐらいにしか思っていないようで、簡単に売買するのが面白いと思います。繁華街に住んでみたり、突然山の中に移ったり、売る気も無いときに買いたいという人が出てくるとすぐに売ってしまったり。逆に気になる家があると、売りにでも出ていないのに売りませんか?なんて聞く人もいる。こういう感覚に乗れる人は不動産売買に向いているんでしょうね。でも私には無理。

海外で家を持つ人っていくらでもいるわけですが、安いときに買って高いから今のうちに売っちゃおうかなんてことが出来る人は稀で、結構引き上げが決まって叩き売るという事態になるケースは多いと思っています。

我が家がそれですが。(笑)

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