通貨の両替

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通貨の両替って本当に頭が痛いですよね。特にキャッシュ、それも日本円の場合はごっそり手数料(スプレッド含む)をとられますし。

私は日本の状況は良くわからないのですが、わかるところだけ書いておきます。

まず、銀行での両替ですが、外為部門を通さないという方法があるのは何度か書きました。ただこれは一般的ではなくて簡単にアクセスできるとは思えませんので、取引銀行とかなり付き合いも深く、ネゴできる人向け。

通常ですと、キャッシュの場合銀行の窓口とか飛行場とかで替えますが、とんでもない手数料が掛かる。一番手数料が安いのは米ドルですが、それでも往復6円ぐらい。豪ドルなんてひどいもんで19円ぐらい。

だからキャッシュは少なめにして、送金するケースが多いと思います。この場合はTTS/TTBが適用されますが、それでも米ドルで2円。豪ドルで4円とか。これはほとんどの銀行で似たり寄ったり。

ちなみに三菱東京UFJの為替相場一覧表はこれ  ← クリック

赤がTTS/TTB、青がCASH S/CASH B。スプレッドの大きさにびっくりしますね。

それとクレジットカードを使う、クレジットカードで旅行先で現金を引き出すという手。私は大きな金額じゃない限りこれを使うのが多いです。使いたいときに使いたいだけの両替って私としては一番効率が良く、そしてキャッシュを持ち歩くことがないので良いと思っています。でも手数料はそれなり。一回いくらという手数料と為替の交換手数料が付きますし、クレジットカードによって若干の違いもありますが、キャッシュの両替よりははるかに率が良い。

ま、大体一般的にはこんな感じですよね。

ああ、そうそう。大事なことを忘れていました。外貨預金。これをやっている方は多いと思います。あるいは外貨建てのファンドや債券とか。これがいつも書いていますが、詐欺と同じだと私は言いたい。外貨預金という名前の為替交換で利益を出す銀行のビジネスモデルに間違いないと確信しています。

まずその銀行で両替をしないと駄目ってのが普通ですよね。たとえば豪ドルで定期を組む、あるいは豪ドル建ての債券を買うにも、自分が今まで持っている豪ドルで買いたいってのは駄目なんですね。日本円で預け入れる必要がある。そして引き出すときにも日本円(そうじゃないところもある)。これって往復ビンタで手数料を取られるわけで、その手数料以上の利益を手にするのに1年以上掛かるなんてことが当たり前に起こってしまう。

でもそれをやる人が多い。

それしかないんだからしょうがないじゃないか、海外の銀行なんか使えるわけがないだろうってことなんでしょうね。まぁ、それはそれで一理ありますが、ま、これからの話を聞いてくださいな。

まず順番として、キャッシュの両替ですが、前の日記にも書いたように銀行ではなくてFX業者を使うという手があります。前回紹介したサイバーエージェントという業者は手数料ゼロ。FX取引で買った外貨の「現受け」という形をとります。

サイバーエージェント  ←クリック

いかにお徳かというのはこの表を見ると良くわかります。銀行などとの比較が出ています。

前の日記とダブりますが、これが使える通貨の中にリンギットはありません。これはリンギットはマレーシア国家によって為替管理が行われているのが理由。他国での両替は不能(建前)、FXもデリバティブも存在しないといういまどき珍しい通貨です。

マレーシアには日本円をキャッシュで持っていって、それを町の両替商で両替するのが一番良いといわれていますよね。何百万も持っていって両替する人もいると聞いてびっくりですが、とにかくその手が良い。でもまぁ、私としてはそこまでするかぁ?って感じで、やっぱり大きな額の場合、銀行へ送金するのが一番だと思っています。

どちらにしても日本円からリンギットに交換する形をとるわけですが、そうではなくて、一度日本円を米ドルに替えて、それからリンギットに交換したほうが良いんじゃないかと前の日記に書きました。これは検証はしていないのですが、世の中の常識として、日本円より米ドルのほうがTTS/TTBにしても、キャッシュにしても手数料が安いのが当たり前なんですね。

つまり、円-米ドルを安い手数料、あるいはゼロで替えられれば米ドルを経由して取り替えたほうが間違いなく得であるはずです。

ここまでは前の日記に書いたとおり。で、コメントでマネーパートナーズを使うと良いという情報をいただきました。

マネーパートナーズでは両替の手数料が20銭。0.2円でしかありません。これはどの主要通貨も同じ。これってめちゃ安いですよね。

マネーパートナーズ  ← クリック

これも調べてみますと両替とは言っていますが、やっぱり現受けと同じようです。でも両替という方式を選ばないと駄目みたい。レートですが、彼らのスプレッドに20ピップス足したレート。ですから手数料としてはスプレッドの半分に20ピップス足したものと考えることができますね。つまり往復で考えると40数ピップスってところでしょうか。

私がこれは良いと思ったのは、なんと両替したキャッシュを成田で受け取れるってこと。これは便利ですよね~。

それと普通両替は店頭に行ったその時のレートが適用されますが、こういうFXを使った場合、自分でここぞというタイミングで交換しておけばそのレートで良いわけですからそれも利点。

では海外送金は?となりますが、マネーパートナーズから直接できるのかどうかはわかりませんでした。もしできたとしても、私ならシティバンクに口座を開いたらよいと思っていますし、そこを経由したほうが良いんじゃないかなぁ。

で、シティバンクには当然マルチマネー口座を開き、使うときには米ドルは米ドル普通預金口座に移動し、外貨キャッシュカードで現地でおろすのもありだと思います。

HSBCが日本で使えなくなって困っている方が多いようでしたが、皆さんどうしたんでしょうね。私だったらシティバンクを中心に動かそうと思います。そしてそのサブとしてマネーパートナーズとかサイバーエージェントなどがくっ付いていればいいのではないかと。

それとですね、日本での外貨預金とか外貨建て投資ですが、前にも書きましたが私は住信SBIが良いと思うんですよ。ここは為替交換の低手数料、高利回りも業界一をうたっていますし確かに良さげ。為替交換手数料ですが、米ドルで9銭。豪ドルで40銭。これって他の銀行に比べたらめちゃくちゃ安いですよね。

住信SBI ← クリック

私はこの住信SBIとは取引がありませんが、前から注目しています。またこの会社のトップの北尾氏も業界では有名人で、若き日の野村證券時代からやり手といわれていた人。その後、孫さんと組んでソフトバンクを大きくした立役者でもある。ホリエモンがフジテレビを買収しようとしたときに間に入ると言い出して「白馬の騎士」といわれたことがありましたね。ちょっと変わっていて、まぁ、やり手と言われる人だから過去からいろいろうわさがある人だけれど、型破りのブルドーザーみたいなイメージを私は持っていまして、実はこういうタイプが好きです。だからSBIも他の銀行とは毛色が全く違うのね。私はガチガチに凝り固まった日本の金融界に新旋風を起こして変革できるのはこの人ぐらいしかいないんじゃないかと思ってます。

シティバンクを中心に、その周りに住信SBI、マネーパートナーズ、サイバーエージェント、あるいは他のFX業者。そんな形が良いように思いますし、私が日本にいたらそうすると思います。

でも正直なところ、どこをどう使ったら手数料が安くなるとかってあんまりそちらの方向をやるのは好きではありません。ケチな癖してズボラなのかもしれませんが、そういうのを考えると非常に疲れてくるんです。面倒だし。やっぱり大雑把に大事なところだけ抑えておけばあとは使い慣れたところを使うのが一番じゃないかと思うし、いろいろ節約法を考えるより、いかに儲けるか考えるほうが好きだ~~~。^^

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