秘密コメントが面白い

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このブログではそれぞれの日記に対してコメントが付けられます。って当たり前だけれど、秘密コメントってのもある。これは私にしか見えません。ってそれも当たり前。(笑)

で、この秘密コメントの内容が面白いんですよ。かなり突っ込んだ内容。

私は運が良いのかなんだかわかりませんが、巷に多くあるブログには否定的な、あるいはイヤミたっぷりのコメントが付くのを見ることがありますが、そういう経験は私はなくて(鈍感なのか?)建設的と言いますかそこからいくらでも話が広げられて、そしてそれこそが重要なポイントだと思うような内容が多いんです。

これをオープンにしたら面白いだろうなぁと思うのだけれど、それは無理で、秘密コメントの中に書かれている特定の名称とか、経験とかそういうのをあやふやにして一般的な話として私はまた新たに日記を書くというパターンが出来上がっています。そこにちょっとストレスを感じているのですが、でも書いてくれることは嬉しいし、感謝していますし、私もインスパイアーされる内容なのでワクワクもします。

以前、ダボさんのブログはコメントが面白いなんて言われたことがありますが、私もそう思っています。

と同時に、こういう文字のやりとりだけで進むしかないブログの限界も感じていまして、これって切っ掛け作りの役目しかないんだろうなって思うんです。

例えば、ジジババは運動もしっかりするべきだし、テニスも良いよねと話しになったとして、このブログでやっていることは、皆で椅子に座りながらテニスの効用とか、最近のラケットはこんなのがあって下手っぴーでも腕があがるらしいとか、バックハンドのときの腰のひねりが足りないから威力が出ないんだよとか、そういう話を延々としているのと同じなのね。

それが何の役に立つのか?

とりあえず一緒にテニスコートに出ましょうよ、って私は言いたいわけで、私はそのときが来るのを楽しみにしています。

2,3人でも十分。逆に人数が多くなるとややこしくなるばかりで、まずは少人数で確実にテニスをやって切磋琢磨しながら先に進むってのが良いなぁ。

で、そのテニスだけれど、何もプロになろうってわけでもなくて、身体が軽くなったとか、腰痛が治ったとか、その程度のメリットがあれば十分だし、まずはそこに行き着くことが大事で、中には才能が開花してシニアトーナメントに出るぞ~なんて人が出てきてもグッド。

FXだのCFDだの債券だの、あるいはややこしいけれど面白いオプションにしても、全くそのテニスの話と同じだと思うんです。

ま、このブログはテニスは面白いよ~~と言っているだけでしかないのだけれど、でも本当に、少人数でもやってみようか?なんて話しになって欲しいです。

稼がなくてはならない、稼ぎたいって思いもテニスと全く同じで、大金持ちになりたい、プロになりたいって人がいてもいいのだけれど、我々ジジババが目指すところってそうじゃなくて、これをやることによってQOL、クォリティオブライフがちょっとでも上がればまずはそれだけで十分ですよね。

ボケ防止にもなるはずで、それもバカに出来ない効用かもしれない。

今、フト思い出したのですが、我が家の長男は幼い頃すげーダサイやつで、ボールを投げられない、スキップするのもなんか変。縄跳びなんか絶対に無理みたいなやつだったんです。

私に似たんだろうなぁと思いましたが、どうにかしなくちゃならない。

そこで彼にファミコンをやらせたんですよ。そうしたら案の定、マリオブラザーズにしてもジャンプのタイミングなんか全く取れないのね。あらら~と思ったものの楽しそうにしているからそのまま放っておいたのですが、これが段々うまくなってきた。この上達スピードってやっぱり子供は凄いのね。すぐ私を追い越して、最高得点もガンガン上がるし、特殊な技みたいなのも覚えて、お前、ファミコンのプロかぁ?みたいになった。

これって目、脳、手の連携が凄くなったってことなんだろうけれど、ファミコンがうまくなるのと同時に、全体的な運動能力もメキメキ上がってきたんです。まるで別人。

挙句の果ては、他のゲームにしてもそうだけれど、達人レベルになりたいが為に日本から攻略本を買ってきて、それを隅から隅まで読んで実践。で、腕も上がったけれど、なんと日本語の読み書き能力も飛躍的にあがったというおまけがついた。

FXじゃなんだってのもこれと同じじゃないかと思ったり。最初は遊びのつもりで十分で、それでもやっているとしっかり実が成るんじゃないかと。

長期投資は良いけれど、スキャル、投機は駄目だとか難しいとか、どうしてそう思うのかわからないけれどそういう先入観、固定観念が世の中に蔓延しているように感じます。

ちょっと脳みそを揺さぶってユルユルにして考えてみると、逆に超短期投機こそが我々ジジババにあっているというのがわかると思うんですよ。というか、それは私がそう思うだけかもしれないのだけれど、そもそも長期投資って期間が長いわけで、後先短い我々がそれに没頭してどうするの?って思うんです。

もう還暦の歳になれば、頭や身体がどうにか動くのも10年かなぁ、なんて気がするわけで、10年以内にアルツになったり寝たきりになる可能性だってないとは考えられない。あるいは昔からの友人達の中でもそうだけれど遠いところに逝っちゃうかもしれない。それだけ残された時間が少ないであろう自分の人生で、長期投資なんか悠長にやっていられる暇なんかないぞって私は思うんですよ。

10年後の100万円より、私は明日の1万円が欲しいですもん。

でもま、10年後の100万円も良いですよ。間違いなくそれが手に入るのなら。

でも長期投資ならうまく行くなんて保証は全くないし、逆に近年の世界の動きを見ていると経済の変化の早さに驚くばかりで、長期投資こそ難しいと私は思うんです。いつも書きますが、今日の動きはかなりの確率で明日に引き継がれるだろうけれど、では来年は?と考えたとき、全く予想もつきませんよね。シャープやソニーの株を持っていた人はウンウンとうなずくはず。

それと私が長期投資で一番気になる点は、投資金額が大きいってことなんです。

10万円を長期投資して・・・なんて計画するトンチンカンはいないはずで、単位がまるで違う。金額が大きくなると私もそうですが普通の人はどんどん保守的な考え方になるはずで、これもやるべきことが見えなくなる大きな問題点だと思ってます。そして、金額が大きいということは、損したら大問題になるってこと。たとえ10%でも資産が減ろうものなら私は大暴れしたくなりますよ。だから保守的になりすぎて、下手をすれば物価上昇にさえも負けるパフォーマンスしか出なかったり。でも大きなリスクは取りたくないと堂々巡り。

実はコメントで、私がFXに投資している額は資産総額の何%ぐらいかという質問がありました。

答えは、1%にも満たないです。

私は超短期投機はいわゆる投資だとは思っていないんです。なんていうのかなぁ、例えば自宅の裏に山があって、竹の子の季節には竹の子を取り、秋にはマツタケを取りに、「気が向いたら」山に入るって感じでしょうか。あるいは落ちている木の実を拾いに行く、自然薯堀りに行くみたいな。

だからそんなことに大きな割合の資金を寝かすなんてことはできない。というか、大きな資金はいらないんですね。裏山を造成して住宅地にして販売しようみたいな大それた計画、長期投資をするわけじゃないんですから。

そんなんじゃ飯の足しにもならないだろうって?

いやいや、山に入るたびにマツタケを数本持って帰れば本業より儲かっちゃう。もっと欲しければ山には無限にマツタケがあるんだから頑張って籠一杯取ってくればOK。ここで重要なのはその場合でも入山料は同じなんですね。働く時間を増やすだけ。そしてもーーーっと欲しいのなら入山金を増やせば収穫も増やせる。こういう仕事って超短期投機以外にはないはずです。

ところが実際のマツタケ捕りもそうですが、知らない人が山に入ってもまずどこにあるのかわからない。目の前にあっても落ち葉や木切れと見分けがつかない。また、見つけたにしてもただ引っこ抜けば良いってもんじゃない。竹の子だってそうですよね。自然薯もそう。

山は広くて、USD/JPYの谷もあればDAXの小山もあり、US30(ダウ)の峰もある。さてどこへ行くべきかでも取れるもの、取り方も違う。大物狙いでUSD/JPYの谷に入ってもあそこは小さな竹の子がところどころにあるだけで効率が悪い。US30の峰は歩きやすくて、獲物も見つけやすい。AUD/JPYの小山で取れる獲物はちょっと変わっていて、すぐに収穫しないでとりあえず場所だけ見つけてそのまま放置しておくとどんどん大きく育つ(スワップポイントが付く)とかね。(笑)

その獲物を見つけるには道具が大事で、これが駄目だと獲物が見えない。それはチャートと言う道具。で、この使い方も面倒で、使いこなせないと獲物を逃してしまう。それがテクニカル分析と言う技術。

まぁ、こんな感じに私は考えていて、FXなどに投資する資金は入山料というとらえかたです。決して大きな投資金額が必要なわけじゃない。

つまりレバレッジと言う魔法の杖があるってこと。

このレバレッジは両刃の刃だけれど、これが使えないとうまくない。日本では規制が強化されて25倍までですか?ところが世界では100倍は普通。

怖い?怖いですよね。でもその恐怖感は切れの良い包丁を持ったときに感じる怖さと同じだと私は思っていて、それを克服する必要があるし、でも使い方を間違えれば簡単に指を落としてしまうのも同じ。

その危険を回避する方法ってこれまたいくつもあって、まず包丁と同じで振り回さないこと。獲物が大きく動いているときも同じで手を出さないこと。そして、使うときには一瞬で終らせること。超短期のスキャルってこと。そして大事なことは、万が一の事があっても大丈夫なように救急箱を用意すること。つまりレバレッジの分だけ損が出ればそれも大きいのでそれに十分対処できる資金は「必ず」用意しておくこと。そして高いレバレッジを使う場合、間違っても長期間放置しないのが大原則。

この辺をクリアすると、さて、裏山に入って竹の子でも掘ってくるかぁ~~ってなことができる。

やっぱり難しそうだと思うのは自然で、テニスだって全くやったことがない人に取っては神業に見えるでしょ。それと同じ。

だから練習すれば良いんですね。

長期投資はこの練習さえもできないでしょ?そんな時間はないし、練習したとしてもさて大部隊の出撃だと思ったときにはもう環境が変わってしまっているのが普通。

海外に出る人の中には恵まれた人も多くて、家が、あるいは仕事が売れてかなり大きな金額が入ったとか、親の遺産とか、あるいはお金を持っている親を説き伏せて一緒に海外に出ちゃうとか結構そういうパターンが多いのはゴールドコーストも同じ。

で、突然、不動産投資とか始めちゃうのね。

ゴールドコーストの私の友人で、親と一緒に10桁の資産を持って渡って来たのがいます。そして生まれて初めて不動産投資をした。それもまるで経験のない住宅地の開発ですわ。素晴らしいコンサルタントが着いたんでしょう。巷ではゴールドコーストの不動産はこれからが本番、どんどん上がると言われていた時期。

で、結果はご想像の通り。資産を減らしたどころか裸になりました。今はどこにいるのかもわかりません。

ここまで極端じゃないにしても、手にしたこともないお金を目の前にするといろいろやりたくなるのが普通なんですね。ワイナリー(ワインを造る農場+工場)を買ったり。地元密着が良いとセキュリティー会社を買い取ったり。

これってビザにも関係しています。投資家ビザで永住権を取る人が多かったのだけれど(私もそう)、これはオーストラリアに投資して事業を始めるという約束で発給されるビザ。だから何かしないわけにはいかないんですね。結果的には何も事業を興さなかったということでも大丈夫だったのですが(今のビザはそれは駄目のはず)、多くの人が様々な事業に手を出した。私が知っている限り、うまくいった人って2,3人かなぁ。その人たちの共通点ってのがあって、その人たちの資金はあぶく銭ではなかったという点と、日本でもやっていた事業と同じ、あるいはそれの延長線上であったという点。思いつきで始めてうまく行った人は私は一人も知りません。

私も実はその思いつき組みで(笑)、いくつか事業(通信の自由化があったので電話関係と日本からの中古車の輸入)を興しましたが、逃げ足が速かったのが今、私が生きていられる理由かも。ビザを取ったときにはオーストラリア初の商用パソコン通信ネットワークの構築(当時は商用ネットはアメリカのコンピュサーブだけだった)なんて大それた計画でしたが、調査段階の時にインターネットが解放されたんですね。これも危なかったですよ。もし商用パソコン通信ネットワークなんかやっていたら瞬時に潰れたはずですから。ラッキーだったとしか言いようがありません。

ま、事業を興すにしても、投資するにしても、ある日ある時素人が思いつきで始めてどうにかなることなんか「絶対」にないですよね。これは今マレーシアで騒がれている不動産への投資も同じことだと思っています。

ゴールドコーストでもそうですが、不動産を買う人で「投資」という言葉を使う人が少なくないけれど、実はそれは自分に対する言い訳であって、「不動産を買いたかったから買った」というのが真の理由だと私は思っています。あるいは不動産投資をしてみたかったというべきか。商業施設を手に入れて賃貸に出していた人も何人か知っていますが、もし今でも持っていたら・・・・。まぁ、どちらにしても誰にでも簡単に儲けられる投資じゃない。でも、たまたま儲かっちゃったってことがあるんですよね。

私もその経験があります。若い頃(25,6かな)に、財布に入っているお金はどんどん遊興費で消えていくばかりだし、何か資産を持たないとうまくないだろうなと思って池袋サンシャインの中のワンルームマンション(1千万弱)をローンで買ったんです。学生援護会にアルバイトを頼んで2日間並んで買いました。これがうまくいって、買った直後に200万円アップで売ってくれなんて話も来て、その後は何度もそういう話が来てどんどん値上がり。バブルだったんですねぇ。ところが税法上、短期譲渡、長期譲渡があって、10年以上所有しているか否かで税率がまるで違ったんですよ。もちろん短期譲渡だと税率がかなり高い。だからおもしろくないなぁと思って売らずに持っていた。これが結果的に良かったんですね。最後の最後は、すっ高値の買った価格の5.5倍で売れちゃった。1990年だったかなぁ。うまく逃げることができました。

不動産屋で売買契約をしたのですが、その小さな小さなワンルームマンションを何千万も出して買った人は、なんと私よりもかなり若い事業家でした。イベント企画会社と言ってましたっけ。判子を押したその後、となりのテーブルで待っていたローン会社の人とローンの契約をしていましたが、あの人はどうなったんだろうか。今では買値の3分の1以下だろうと思うけど。

ま、思い出話をしてもキリがないですが、仕事も投資もうまく行くことって本当に少なくて、腕だ才能だ努力だと言うのは、やる気満々の若い人の考え方のような気がしないでもないです。もうこんな歳になると、世の中は運のみ、みたいな気がしてきます。で、その運を引き付けるのが腕って感じかな。

そんなことで世の中難しいことばかりですが、お金儲けに関しては、何度も何度も練習できて、その費用負担は小さくて、そして技術を手に入れたら後は単に枠を大きくしていくだけで、それは決して難しくない。専業じゃなくてもできる。年齢性別も関係ない。こんなうまい話があるとすればそれは相場、それも超短期スキャルだろうと思うのです。(あるいはちょっとややこしいけれど、トラリピの変形であるクルクルワイド、ゴールドの長期保持+カバードコール+CFDの短期利用なんてのがジジババには向いているような気がしていて、私には未知の世界だけれどどうにかノウハウを見つけてみたいです)

そうは簡単にいかないでしょ~?

簡単なんてのは世の中に存在しないんですね。テニスも難しいし、自動車の運転も考えてみて下さい。あんな大きな物体をあんなスピードで動かして、ちゃんと走れて事故にあわないほうが不思議だと私は思います。

でも我々はどうにか様々な技術を覚えて生きているわけで、一日でどうにかなることはないにしても、やろうと思えばどうにかなることはいくらでもある。

ということで、KLに行ったら時々一緒にテニスをしましょうね~~。あ、テニスじゃないか。(笑)

(これで秘密コメントの中のいくつかの質問に答えたことになるかな)

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