為替、変な動き

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なんか変な動きに感じるんだけれど・・・・

円安の動きが止まらない。というかドルの買いが強いのか。

USD/JPYの5分足。

AUD/JPY(5分足)も上げてる。これはこれで嬉しい。(笑)

ところがAUD/USDを見ると昨日から米ドルが買われているのがわかる。30分足。円安に動き出したのと1日のずれがある。

安倍さんの一言から円が売られたというけれど、その裏にドルを積極的に買おう(豪ドルを売ろう)という動きがすでにあったのも見えるってこと。

今、アメリカはどういう状況?財政懸念が強く言われているんじゃない?NYダウはガンガン売られているのになぜ米ドルは買われる?

ここで気になるのが中東情勢。かなりヤバイことになってるなんてことはないのだろうか。それがドル買いの理由とか。

ところがですねぇ、有事のドル買いって昔から言われていますが、去年の春ごろでしたか、中東、そして北アフリカでごちゃごちゃやっているときに米ドルが買われたかというと売られた。私はその時に、有事のドル買いって終ったんじゃないかと思ったんです。アメリカの覇権主義は終ったとか、ドルはもう世界の中心ではないとか、貿易でもドル決済離れが進んでいるとか言われていた時でもありました。

あの時と今とアメリカがどう違うかってのが私には良くわからないのですが、為替であるドルの位置としてはもう下値に来てるってことなんですかね。あの当時はドルの下落に歯止めが掛からずにどんどん下がっていたけれど今年はヨコヨコ、上昇するかと見れる場面もあったくらい。

ドルってやっぱり世界の通貨なのかなぁ。というか、国で見るとどこが安定してるかって、そんな国はどこもないって感じですよね。日本は駄目。欧州ももちろん駄目。中国も見通しは決してよくない訳で、消去法で行くとやっぱりアメリカが出てくるのか。

ちょっと中東に注意して見ていようと思います。

あの辺りでゴタゴタが起きるとまっさきに豪ドルは売られますから、要注意。

いつも書いていますが、豪ドルって金利も高いしキャリートレードの対象になりやすいんですね。例えば金利がほぼゼロの円や米ドルで資金を集め、それを豪ドルに投資すれば金利の鞘が利益となる。だから世界が安定していると資金が豪ドルに向いてジワジワと上がってくるのですが、その代わり、何かが起きるとその資金が引き上げますので一瞬にして売られる。で、また時間を掛けてジワジワと上がるって感じ。

この動きって一般人にはある意味良いことかもしれなくて、豪ドルが下がったときには目をつぶって買い向かえば結構いい結果になる。大手が一気に逃げるときには売りが集中して下げも必要以上に下げる(パニック売りと一緒)と考えて良いんじゃなかろうか。でもそういう時にすでに豪ドルを持っている場合はかなり心臓に悪い。(笑)

米ドルって長い目で見るとどうなんでしょうね。昔は外貨って言えば米ドルで、昔から米ドルに投資していた人はいっぱいいて、そういう人たちが米ドルの下落で真っ青になったわけだけれど、ソニーやシャープの株価みたいに下がり続けることはなくて(笑)、為替ってある場所に来ると止まる。それぞれの通貨って落ち着きの良い居場所があるのが為替だと私は思っていて(為替は逆張りが有効なのはこれが理由)、それが時と共に変わる。で、米ドルの居場所がとりあえずこの辺で固まったとするならば、新規の米ドル投資を始めても良いのかも知れない。

ただどうもアメリカが信用できないというか、私は何かとんでもないことが起きるような予感がするんです。アメリカの財政って救われる道がないような気もしていて、FRBの手品もネタが尽きる時が来るんじゃないかと思ってます。それとですね、忘れられないのがアメリカ、カナダ、メキシコで作るNAFTA(北米自由貿易協定)の発展系としての通貨統合の噂。4年前のオバマ就任時にはアメリカがデフォルト宣言するんじゃないかとか、この通貨統合でアメーロなる通貨に切り替える(ドルとの交換レートはかなり低くなるといわれている)とかまことしやかにいろいろな噂が流れましたが、私はそれって冗談でもなんでもなくて本当にその選択肢をアメリカは未だに持っていると考えています。

ま、この手の話を真面目にするとキチガイ扱いされそうだから止めておきますが、そろそろ借金が1000兆円を超える日本より、私はアメリカの問題の方が根が深いと思ってます。だからどうしても米ドルを長期保持することに怖さを感じてしまいます。

ま、今のところは米ドルに投資するにしても、利回りの良い債権がなくなっちゃいましたから食指も動きませんが・・・・

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