これからの日本

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

来月は選挙ですが、どういう結果になるんでしょうね~。本当に楽しみ。

私はこれが日本の変わるチャンスになって欲しいと熱望するのだけれど、って誰でもそう思っているはずですが、やっぱり左傾している政党には退場してもらうしかないと思ってます。左傾、右傾って言う言い方もおかしいと思うのだけれど、いわゆる市民派には任せられないというのが基本的考え。

市民の生活が一番とか、それって国が存在する目的もそれなんだけれど、市民が望むものを与えるのが国っていう意味じゃないと思うんですよ。市民の生活を守るために市民が望まないことを選ぶのも政治家の役目のはずで、それができていなかったような気がします。

世の中がゆとりの教育だとか言うようになって、巷では世界に一つだけの花なんていう嘘丸出しの曲が流行って、それから男は草食系になったとか、なんていうのかなぁ、全ての発想が女性的というか母親的というか、物事を単純化して美化することがもてはやされるようになってしまった。

これって経済も同じだと私は思っていて、バブルの問題点もそう。結局、肉食系のパワーは危険なものとされ、物事をまとめるのがうまい人たちが集まる合議制になってしまった。だから環境にどう対応するかということばかり議論されて、環境を変えようという話には発展しないのね。リスクを極力避ける世界になってしまった。だからリーマンショックの影響も日本は少なかったのだけれど、それが良いとは思えないんですよ。また円高って各国の自国通貨安を意識的に作る戦略なのに、それをあたかも自然現象の様に扱い、円高是正よりも円高の中でどう生きるかの援助を考える国になってしまった。

バブルがはじけてある大企業が莫大な借金を抱え、社長は退陣、銀行から続々と再建組みが入ってきて全てをコントロールしているのをちょっと関係があって見ていたのですが、これって子供の不始末をお母さんが出てきてやるように見えたんです。火消しに奔走して、問題点を解消して、身軽にして、さぁ頑張ってくださいと言ってももうその時にはやる気がある人は排除されていて、守りの人ばかり。体裁は整っているけれどもう活力も何もないのね。

これって日本の姿だと思いました。

私は近年の日銀に関して文句ばかり言っているけれど、どうもあの会社に入ってきた銀行屋さんと日銀が同じに見えるんですよ。冒険は一切しない。リスクは回避できる限り回避する。環境にいかに馴染んで生き延びるかだけを考えていて、環境をみずから変える、乗り越えるということをしないのね。そんなことをしたら大変だという。

こんなのは昔から同じで、会社の命運をかける勝負をするときに経理部長に意見を聞けば、社長、思いとどまってくださいなんていうのが良くあるパターンで、今ある資源でどうにか生きることしか考えないタイプの人。でもそういう人だから経理を任せられるわけで、チャレンジ精神が旺盛じゃ危なくてしょうがない。

これは女房族も同じ。貴方、お願いだから思いとどまって~~なんて良くある話で、現状維持の中で生きる道を見出すのが得意な人達。

世の中あっちもこっちも安全第一主義で草食化、女性化しているように見えるんですよ。だから責任も取れなくていつも何かを決めるときには合議制を取る。だから会社は潰れずに残ったとしても、残っているだけでパワーは無いのね。当然競争力も無い。

そういえば、何日か前に日本の企業と韓国の企業の違いに関する記事を読みました。今の韓国は日本の失われた10年に突入するときと同じだという話。でも韓国はそうはならないだろうという論者の弁。それは韓国にはリーダーシップが残っているからということでした。オーナーシップっていう言い方をしていたかな。いわゆる決めるときには決めて、大きな舵を切って積極的に攻める力がある企業が韓国には多いというのね。

駄目だった日本のこの二十年でも伸びた会社はオーナーがしっかりリーダーシップを取った会社だと結論付けていました。

私はこれは一理も二理もあると思っていて、日本にはリーダー不在だと感じていました。そして日本からリーダーを消したのがあのバブルの崩壊だったと思っています。リーダー達はみんな責任を取って消えていった。残ったのはそのリーダーの失敗を繰り返すまいと誓った人たちばかり。草食系。経済力をつけるって、皆が生き残るって意味じゃなくて、100件の内50件が潰れても強い50件が残れば良いってことだと思うんです。でも日本は100件をいかに生き延びさせようか考える国。

私は今度の選挙って、この草食化、女性化、合議化して、物事を単純化して優しさとか協調とかそれに価値を集約してしまった社会に対する挑戦だと思うんです。

波風は立っても自分達が進みたい道をはっきり示せる日本。そんな日本になって欲しいし、安倍さんの日銀に関する言動にしても、私はあれで良いと思ってます。それに反論した日銀の彼はやっぱり安倍さんの真意は汲み取れずに経理部長みたいな答弁しかできないし、白川さんは間違いなく能力はあるのだろうけれどリーダーじゃないと思いましたっけ。まさに良く出来る事務屋さんにしか見えなくて、大変なことになるようなことをそうならないようにうまくやるのが本来の彼の仕事だと私は思うし、そういう意味でアメリカは頑張っている。それが綱渡りだとしてもそうやって危険と背中合わせで世界は動いているんだろうと思うんです。

今の日経平均の上昇、これの理由は円安だけじゃないと私は思っていて、「戦う場を与えてくれれば死ぬ気で働くぞ!」という経済界産業界の叫びにも思えてきます。

ただ環境としてはかなり難しいものを感じていて、自民党も馴れ合い派が多いと思っていますし(石破さんがまさにそれ)、大きく舵を切るのは簡単ではないと思います。また石原・橋下連合がどのくらい出てくるか。石原さんは日本はアメリカの妾だなんていうし、かつてはノーといえる日本なんてベストセラーを出した人ですが、実はアメリカべったりで、決して反アメリカじゃないのね。アメリカと同等になろうとしているだけに見えます。また橋下さんはアメリカが嫌がることは絶対に言わない人だと私は見ていますし、道州制にしても私は日本に合っていないと思っていて、どこでどういう力関係が起きて日本がどういう方向に向かうのかは全くわからず。

まぁ、何が正しくてどうあるべきかなんてのは誰にも何も言えないことだと思っています。要はどういう日本であって欲しいと個人個人が願うのか、そこだけなんでしょうね。

私は力の無い優しく美しいだけの日本にはなって欲しくないと思うだけ。したたかな日本が良いなぁ~~。

しかし、何でこれほど日本を愛おしく感じるんだろう。それが不思議・・・・・

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。