家の短期スワップ

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

私の友人にアメリカはロス在住の大好きな日本人女性が二人います。どちらもオバーチャンですが。(笑)

その一人(横須賀出身じゃない方)からメールをもらったことがあるのですが、なんだかとんでもないことが書いてあったんですよ。

「オーストラリアにちょっと住んでみたいのだけれど、私の家とダボさんの家とスワップしようよ」ですと。

えーーーーーーー、何それ?ってぶったまげたのですが、なんだかアメリカだか世界にはそういうシステムがあるらしいですね。

まぁ、我が家みたいなもうボロボロで手が掛かるだけのお化け屋敷に住んだら気が狂うだろうななんてニヤっとしたのですが、そういうシステムも面白そうですよね。これって別に自宅である必要はないわけですから、2BRの別荘でも持っていればそれを交換に出すことが出来る。

そういうの知ってました?

また若者の中で流行っているシステムで、自宅に住まわせるホームステイの無料交換システムみたいのもあるのね。それで世界を歩き回っている人のレポートをテレビ番組で見たことがありました。自分も住まわせてもらうということは、いつか自分の家でも誰かを受け入れなくてはならないっていうシステム。

もうジジーになるとそんなことは出来ないなぁ、って思いますが、若かったらいろいろ体験できますね。また、子供たちにそんな経験をさせてやりたかった。

私は10代の頃にグアムの現地人の中で生活をして人生観がガラッと変わって、そしてわけのわからん生き方になって、まぁ、それの延長線上でオーストラリアにも来たわけですが、出来ることなら私が体験したようなカルチャーショックを子供たちに与えてやりたかったです。

でもねぇ、うちのガキ共って二人とも変なやつらで、外国に行きたいという願望がまるっきりない内向き(?)なやつらで、こんなオーストラリアの田舎に住んでいますから、あのニューヨークの摩天楼やアメリカの豊かさの象徴みたいなものを見せたら目が輝くんじゃないかと思ったのですが、あいつら

「アメリカ、嫌いだもん」ですと。

で、グアムの話も聞かせて、行ってみたいなぁって言わせようと思ったものの

「ふーーーん」で終わり。

なんなんだこいつら。テレビ番組で私の大好きなので「世界ウルルン物語」ってのがありましたが、ああいう体験をさせたいと思ったのにまるで興味なし。

お前ら、どこに行きたいんだよ、と聞くと

「日本!」

まぁ、彼らにはほんとに小さいときから日本って凄い国なんだぞと大げさに話して聞かせましたし、当然、日本人って素晴らしい民族なんだぞと、諸外国からの評価は別にして言い続けて育てました。で、彼らは私の作戦通りに日本大好き青年になったのですが、外国といえば日本にしか興味がなくなってしまったようなのは失敗でした。

小さい頃日本へ連れて行くと秋葉原あたりが一番嬉しそうでしたっけ。でも青年になっていろいろわかるようになってから日本へ行ったときに

「日本人は死んでいる」

って二人とも口を合わせたように言うんですよ。日本人って暗くて笑わないし、みんな黒っぽい洋服を着ているし、電車に乗っていても死人ばかりみたいだって。

これって、知らない人にも笑いかけて「グッダイ、マイト」というオーストラリアで育ったからそうなのかもしれませんが、ちょっと私としてはびっくりしましたっけ。でも日本好きは変わらないようで、長男は日本での就職を選んだ。また次男もいつかは日本で仕事をしてみたいという。

ま、それはそれで良いのですが、もう少し世界を見せてやりたかったと思います。別にぃという連中の言葉をそのまま受けて、その辺の観光旅行にしか連れて行かなかったのが今になって悔やまれます。

でも面白いでしょ。オーストラリア育ちでも内向きな若者っている。(笑)

まぁ、その気になればいろいろ面白いシステムがあって、人生楽しめるのは良いですね、という話。

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。