北朝鮮情勢

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北朝鮮の挑発は本当に困るわけですが、アメリカの報道に変化が出てきたと言う話。

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<北朝鮮>無関心から一転 米メディアの関心、急速にアップ

毎日新聞 4月1日(月)0時26分配信

 【ワシントン白戸圭一】北朝鮮が3月30日に「南北関係は戦時状況に入る」との特別声明を発表するなど、米国や韓国に向けた挑発的言動を強める中、北朝鮮に対する関心が米メディアの間で急速に高まっている。主要な新聞、テレビは北朝鮮の動向を連日詳しく報道し、記者会見では北朝鮮に関する質問が相次いでおり、米国では異例の事態だ。

 米メディアは元々、北朝鮮の動向にあまり関心を払わず、北朝鮮による昨年4月と12月の長距離弾道ミサイル発射は、事実関係だけが短く報道された。原則として月~金曜日に開かれるカーニー大統領報道官の記者会見の質疑は、これまで財政赤字など内政問題が中心。外交分野は内戦状態のシリア、イランの核開発など中東関連が多い。今年2月12日の3度目の核実験の翌日の会見では、北朝鮮に関する質問が出なかったほどだ。

 ところが、3月29日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、北朝鮮の挑発的言動に関する記事を1面に大きく掲載。ワシントン・ポスト紙は同30日、南北間で偶発的軍事衝突が起きることへの米高官の懸念を1面で伝えた。CNNなど主要テレビは連日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の映像を放映し、軍事力などを解説している。カーニー報道官の会見では3月に入ってから、北朝鮮に関する質問が相次ぐ。28日のヘーゲル国防長官の記者会見は、冒頭から北朝鮮に関する質問が集中する異例の展開となった。

 背景には、北朝鮮による「挑発の言動が従来よりも激しい」(ワシントン・ポスト紙)ことに加え、米本土が北朝鮮の長距離弾道ミサイルの射程に入る事態が現実味を帯び始めていることへの不安もあるようだ。

 ただ、オバマ政権は北朝鮮による限定的攻撃を警戒しつつも、米軍基地へのミサイル攻撃を示唆した北朝鮮の言動については「緊張を高め、他者を威嚇するいつものパターン」(ホワイトハウスのアーネスト副報道官)と一蹴している。

 オバマ大統領は3月13日のABCテレビのインタビューで「我々が現在試みているのは悪い行為に見返りを与えないことだ」と、挑発が続く間は一切の交渉に応じない考えを明言した。CBSテレビは同30日、米高官の「北朝鮮は戦争しない」との見方を報じており、北朝鮮に取り合わないことが米側の戦略となっている。

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過去においては、あの衛星打ち上げと言われたミサイル発射は短く報道されただけ。また核実験の次の日の会見でも北朝鮮が話題にも出なかったと言うのは驚きです。

しかし、3月29日のウォールストリートジャーナルが切っ掛けで注目されるようになってきた。

ま、順当な動きと言えばただそれだけなんですが、米国の過去における動きに裏があるのが毎度のことで、それがわかるようになった今となっては、そろそろアメリカも世論操作を始めたと考えて良いように思うんです。

やるならやっちまえという世論を固めていくんじゃなかろうかと。

つまり、裏での交渉もうまく行かず、話がこじれてきた動きの表面化がこれじゃないかと思うんですが、考えすぎかなぁ。

(北朝鮮が)「戦争に訴えることはない」とアメリカ高官がTV取材で言っているそうですが、もちろんこういう逆の情報も出すのは当たり前でしょうし、とりあえず、問題がおきつつあると言う認識を広め、それから世論操作へ入っていくのは常套手段。

そうかと思えば笑っちゃうニュースもありましたね。

北朝鮮の官僚が中国訪問中に「北朝鮮で戦争は絶対に起きません」と旅行業界の関係者の前でしゃべって、安心して旅行に来てくださいと。 (笑)

この人、粛清されなければいいですね。粛清はないにしろ、更迭は間違いないか。

ま、実際のところ、戦争があるような軍の動きも見れないし、民間にもそれらしき兆候が全くないというのが現状らしいですから、いつものブラフだと思うものの、北朝鮮はいつもブラフを使う国だというのが世界の常識だと言うのを知っているであろうあの若き主導者が何を考えるかってのも気になる点です。国家元首として、また成功体験しか今のところ無い彼にとって、そしてあの年齢から考えると、そう簡単に引っ込むとは思えないですね。

どの辺に妥協点があるんですかね。普通、こういうときでも、この辺でまとまれば良いのにっていうポイントがありますが、今回の場合はまったくそれがわかりません。北朝鮮としては国内の最悪の疲弊をわかった上で、核保有国になることを最優先したはずですし、それを絶対に許さないとする世界情勢と真正面からぶつかっている今、どちらも引くに引けないですよね。

また、もし何か変な動きがあれば、隣の国である日本の円は売られるのは間違いがないでしょうし、どうなりますか。

あああ、日本円や韓国ウォンが売られだしたら要注意ってことでしょうね。特に韓国の株価とウォンの動きは注意してみていたほうがいいかもですね。

あのNYの911同時多発テロの時にもダウは下落を始めていたところで起きたし、オプションのプット(下がれば大きな利益になる)が大量に買われていたと言う証言もあったようですし、こんな金儲けのチャンスで関係者がなにもしないわけがなさそう。

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