私達が借りているコンドの一階、グラウンドフロアーにJFXという焼肉屋がある。変な名前だけれど、Japanese Food Expressの略だったかな?忘れた。(笑)
久しぶりに本日行って来たのだけれど、本当にこの店は素晴らしい。美味しいのは美味しいとして私がいつも感心するのはこの店主の田中さん、そして働くスタッフの素晴らしさ。なんなんだこれ?って思うくらい、出来すぎ。
まぁ、トップとしての田中さんが出来る人なのは当然としても、どうしてスタッフ全員、笑顔が素敵で、仕事はテキパキ、そして気が利くのか。こういう店って飲食業の家に育った私が見ても不思議以外の何物でもないんですわ。
マニュアルがあるような店じゃないし、マニュアル通りの上辺だけみたいな感じも無いし、かと言ってスタッフ教育をガンガンやるような店主の田中さんには見えないし、かといって、田中さんの背中を見て皆が自発的にそうなったとも思えないし、ホントーーーに不思議な店。
もしかしたらこれが今の日本風ってやつなのかもしれないと思うのだけれど、じゃぁ他の店はどうかというとやっぱりここまで出来た店は知らないし、日本に帰ってもサービスは良いとは思うものの完成度がここまで高いとも思えず。
もちろんスタッフの基本的な能力の高さもあるんだろうけれど、じゃぁそれをどうやってここまで引き出せるのか、あるいは雇う時点で特別な選び方でもしているのか、それともとんでもない時給をだしているのか。
どちらにしても私の頭ではこれだけのレベルの高さを維持できているってのがまるで信じられない。それこそ老舗にでも行って感じるスタッフの完成度の高さ。小料理屋の女将ぐらいはできそうな女性ばかり。また言葉を変えると、ここで働くスタッフ(女性)は息子の嫁にもらいたいくらい。私も下取りに出したいくらい。(笑)
ユッケもこれじゃないとねぇ。韓国人の焼肉屋で美味しいユッケを食べた経験は一度も無し。
ただし、ここのユッケ。ちょっと味付けが濃い。ご飯のおかずには良いのかも知れないけれど酒のつまみとしてはちょっと味が濃い。だからいつも味付けを弱めにって注文しています。先日、それを言わずに頼んだことがあったのだけれど、やっぱり味が濃すぎた。
この店があるアーケードはシャッターストリートみたいなもんで、空き店舗の方がはるかに多いようなゴーストタウン。そして営業している店はどこも閑古鳥で、いつ閉まってもおかしくない状態。でもこの店はいつも超満員。今日は時間が早くてまだ客は入っていなかったけれど、いつもは店内はもちろん、外の席も満杯。
私はこれが日本の底力だと思うんですよ。こういう店はまず他民族には絶対に作れない。断言してもいいわ。
えーと、肉はやっぱり和牛。それもいろいろ種類があって、メニューで頼まず、お勧めを注文するのがポイント。
私が必ず頼むのはユッケと、サイコロ牛タン。牛タン好きはこのサイコロが良いと思う。
今日はオーストラリアでは食べたことが無い和牛のホルモンなるものがあって、お腹に余裕があれば頼もうと思っていたものの、そこまでには至らず。