オーストラリアの通販業者

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キッチンで使うザルがなくて、通販業者に注文したことを前に書きました。

買ったのが4月27日。

その後、何も連絡がないので5月7日にメールを書きました。すると何の返事も無いのにオンラインで調べると発送済みになっています。ところがトラッキングナンバーがなくて、トラッキングナンバーが必要ならメールをくれと書いてある。

そこでメールを書いたのが5月8日。

今日は5月の14日。何の返事もありません。

もちろん商品は届いていないし、トラッキングナンバーがないので運送会社に連絡をとってもどうにもならず。

電話連絡するにも電話番号が書いていない。ただ、電話で注文もできるようになっているので明日にでも電話をしようと思っているのですが、かなり気持ち的には滅入っていて、もう諦めムードです。

支払ったのは43ドルですが、そのお金、またザルごときでイライラするのもカリカリするのも嫌だと思うようになりました。歳なんですかねぇ。昔なら会社はブリスベンですから白黒つけに行ったでしょうが、そんな元気もなし。

オーストラリアの通販ってそんなもんだとわかっていたのに買った自分に腹が立つんです。

オーストラリアの通販を利用したのは初めてではありませんが、やっぱり日本の会社みたいにきっちりしていたところは無かったなぁ。ただ、商品の未着とか内容が違うとかそういうトラブルが起きたことはありません。

ったく、連絡もしてこなくて本当に商品が届くのかと思う頃に届くのが普通でした。でも今回はメールに返事も来なければトラッキングナンバーもよこさないし、最悪。

嫌な思い出が頭によぎります。

前に、商品が届かなくて通販の会社に問い合わせたところ、もう出荷したから我々は関係ないと言われたことがあります。だったらせめてトラッキングナンバーをくれないとどうにもなりませんよね。またもし商品がどこかに消えてしまっても、客には請求権がなくて、送付元と運送会社との問題なんですよね。

ところが俺はもう関係ないっていう会社がこの国には存在する。

結果的にその商品は遅れに遅れて到着しましたが、来なかったらどうしようと思いましたっけ。そして、今回はまたそんな雰囲気。

あああ、オーストラリアの会社を信用するべきじゃなかった・・・。アホだ。

意外にこういうことが重なると、それだけで日本に帰りたくなったりするんですよね。(笑)

私はインターネットがないと生きていけませんし、相場にどっぷりの頃はまさにそうで、自宅のほうはインターネット接続は2系統入っています。ケーブルとADSL。ところがそれでもトラブルは絶えないし、スピードは遅いし、そういうインターネット事情が悪いだけで、真剣に日本に帰ろうと考えたことがありましたっけ。

こういう国がTPPに参加して他国の市場に入り込もうとしている。面白いでしょ?

まともな会社もあるんでしょうが、日本の事情を知ったらぶったまげる企業が多いんじゃないかなぁ。

私が日本の中小企業でも外国に目を向けて真剣に入り込もうとすれば、ありとあらゆる分野で勝てるはずだという意味がわかりますよね。それにこっちの連中は安売りのノウハウがないのね。ま、市場が小さいから安売りをすると首を絞めることになるんでしょうが、今のオーストラリアは日本が20年チンタラしている間にかなり大きな国になったし、個人は日本人より稼ぐ国。

地方の小さな中小企業でも世界にでたら面白いことになる会社はいくらでもあるだろうになぁ。日本は製造業が渋々海外に出て、また小売業もやっとアジアに出だした程度。ましてや中小企業は話の外。でも小さなラーメン屋とか結構海外での展開を始めていますよね。もっと広い分野で海外に目を向ければ良いのに・・・・。

そういう点じゃ韓国人、中国人の方が何倍も何十倍も積極的ですね。あのやる気、したたかさって日本人には無い。困ったもんだ。

オーストラリアってパンのまずい国なんですが、台湾企業のパン屋があちこちのショッピングセンターに入って大きく伸びています。そのオーナーは日本のパン屋で修行をしたんだそうな。

ったくよ~。日本人、しっかりしろよな~~。

あ、そうそう。この国の会社の特徴って在庫が非常に少ないのね。企業に体力がないのか在庫がないのが当たり前の国なのか知りませんが、例えば自動車の正規ディーラーでも部品を十分に持ってないのね。町の商店なんて推して知るべし。いわゆる、なんていうか古い映画に出てくる開拓時代の商店が今の時代も同じようにやってるって感じ。

スーパーはまだ良いですが、町のあちこちにコンビニがありますが、日本人が見たらびっくりするんじゃないかなぁ。日本だったら離島とか山間部の僻地に行ってもまだ商品量があるかもしれない。棚は隙間だらけで商品がパラパラ、本当の必需品中の必需品だけが並んでるのね。缶詰一種類一個ずつみたいな。

ニュージーランドもそうだったっけ。

その点、まだアメリカの方が物は豊富だと思いました。でもどこへ行っても同じものしかない、全く面白くもなんとも無い国。ま、同じものしかないのはここもそうで、例えば私の大好きな鶏肉ですが、鶏肉の専門店はどこにでもあります。ところがですね、ほとんどの店が同じチェーン店なのね。だからどの店に行っても同じものしか置いていない。仕入れや製造は本部で一括してやっているんでしょう。

今から30数年前、百貨店とかスーパーが全国に広がる頃、彼らと取引をしていましたので、半強制的に海外視察ツアーに参加させられてアメリカとか見に行ったのですが、あの時はやっぱりびっくりしましたっけ。物量の差にびっくり。また全国隅々まで行き渡っているのね。アメリカって凄いなぁと皆で感心しましたっけ。でも今じゃ完全に日本の方が勝ってますね。物量、品種、そして地域密着型との両立を果たしている。

昔の日本のスーパーも面白くて、各店舗に仕入れを許す企業と、完全な中央集権型のスーパーとあって、品揃えがまるで違うのね。田舎に行くと学生は黒いカバンじゃなくて、白い布で出来たたすきがけにするカバンが普通だったじゃないですか。そういう地域なのに、その白いカバンは置いていないなんてスーパーもかつては存在したのね。で、そういう店は糞大きな店舗でも店長は20代なんてのがいて、中央からの指令をしっかり守るのが仕事。ところがもう無くなったけれど長崎屋みたいなスーパーは店長が商売人でそれなりに力を持っていて、本部のバイヤーなんかペコペコしてたっけ。長崎屋の販売力も凄かったし、良い店、良い店員が一杯いた。パートのおばちゃんも仕事が出来る人が多かった。でも結局、中央が弱いと他社に負けちゃうのね。

なーんて思い出話をしてもしょうがないけれど、ああいう流通業と長い間付き合っていると、似たような会社でもまるでカラーも違うしやり方も違っていて、どういう会社は伸びるのかとかってのがやっぱり見えてくるのね。負ける会社は負ける理由があるのが多くの会社と付き合っていると見えるし。

で、今の流通業界を見るとびっくりするのが、さすが今まで生き残ってきたことはあって、商品の選び方、陳列、売り方、それぞれかなり考えているのがわかる。中央集権と地域密着と両立しているように見えるし。スーパーの進出で地元の小売店舗はどんどん消えていってしまったけれど、その地元の小売店舗の味が姿を変えて大型スーパーの中で生きている感じを受けます。

製造業に限らず販売業、サービス業でも日本のあくなき探究心の結果をあちこちに見ることができて、私は本当に嬉しいと思っています。あきなき探究心って何?って外国ではいうんじゃなかろうか。(笑)

日本復活、頑張って欲しいなぁ~~~~。

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