サンクチュアリーコーブへ行ってきた

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昨日の話ですがサンクチュアリーコーブへ行ってみようという話しになって午前中から行ってきました。

何年ぶりでしょうか。サンクチュアリーコーブ。

元々はバブルの時代に日本企業(イーアイイーインターナショナル。ボンド大学もこの会社が作ったけれどとっくの昔に倒産)が作ったリゾートですが巨額の投資をしただけあってリゾートとしては凄い規模。

やっぱりサンクチュアリーは格が違うなぁ、と思ったのはメンテナンスにお金を掛け続けているからか道路も町並みも綺麗。もちろん巨大なマリーナもそう。本当に綺麗。

我々が直行したのはインターコンチネンタルホテル。これは前はハイアットリージェンシーだったのが知らない間にインターコンチネンタルに変わっていた。

インターコンチネンタルグループ(クラウンプラザ、ホリデイイン含む)は私が一番使うホテルグループで、またホテルのFSPシステムとは別に販売しているプレビレッジももう何年も加入していて、それが7月末に切れたのですが、電話が掛かってきてしつこいぐらいに継続してくれと。

このプレビレッジってある会社が企画してそれをそれぞれのホテルグループと組んで運営しているようで、どのホテルグループも内容はほぼ一緒。ホテル内のレストランは二人で行けば一人分は無料とか、ホテルの優待、割引、金券とかがあって、多く利用する場合にはかなりお得なシステム。特に好きなホテルに良い和食料理店なんかあったら最高。海外の高い和食でも半額となれば話は別ですもんねぇ。

でもゴールドコーストにはインターコンチネンタルグループの良いホテルがないんですよ。中途半端なクラウンプラザが残っているだけでホリデイイン(かつてのANAホテル)も今は違うグループだし、松下興産が建てたロイヤルパインズも今は違うグループ。

だからプレビレッジに入っても使い道がないんですね。昔はアジアの他国でも通用したのに今では国別になってしまったようだし。だからもう継続はやめようと思っていたんですよ。

ところが電話の主は、サンクチュアリーコーブの中にあると言うんですね。それが近年、インターコンチネンタルになったかつてのハイアットリージェンシー。

サンクチュアリの中のホテルといえばそれはさぞかし豪華だろうと、行った事もない私は単純に考えてしまった。ましてやかつてはハイアットリージェンシーだったんですから。で、言われるがまままたプレビレッジの更新をしてしまった。1年299ドルだったかな。

これってそれなりにホテルを使うとすぐにペイできてしまう金額で決して高いとは思わないのだけれど、使うホテルが無い、行くレストランがないとなれば全くの無駄になります。で、この2年ぐらい、特にこの1年はとうとう一度も使わずにいた。つまり299ドルは完全な捨て金になったというアホですが、特別におまけをくれるというのでまた飛びついてしまったアホX2の私。

それもあったので、サンクチュアリーのインターコンチネンタルホテルに行ってみたわけです。で、早速半額の権利を使ってランチでも食べてこようかと。

で、行ったホテルですが・・・・

言葉にならない。これがリゾートホテル?と思うホテルで、ゴールドコーストで言う高級リゾートというとシェラトンミラージュとかベルサーチを思い浮かべるのですが、そういうホテルとは全く違う。がっかりなんてもんじゃありませんでした。

食事だけでもして行こうよ、というヨメサンをさえぎって、いやいや商店街の中の美味しい店があったじゃないか、あそこで食べようとホテルを後にしました。

たとえ半額にしても変なものを食べさせられたら、基本的にイライラしているので暴れたくなりますから。

これって日本じゃ考えられないと思いますが、オーストラリアの食事のまずさって半端じゃなくて、有名ホテルでも同じ。実はシドニーのインターコンチネンタルに2,3年前に泊まったのですが、その時の食事のまずさは記録ものでした。いつもろくなものを食べていないはずのメルボルン在住の長男が一緒だったのでインターコンチネンタルのバッフェ。多分一人90ドルぐらいだったと思います。で、ハズレがイヤなので、とりあえず料理の品揃えを見てから決めたんです。そしてこれなら大丈夫だろうと3人で入りました。

ところがですね。ろくなものを食べていないはずの長男でさえ、こんなまずいもの久しぶりに食べたというぐらいの内容。使っている材料は良いんですよ。ところがどうしてこういう味になっちゃうの?というか蟹でも味がないんですよ。抜けちゃってる。

ヨメサンがどうやったらこれだけ味が抜けるのか、その方法を知りたいと言ったくらい味が無い。

これがインターコンチネンタルの味なのか。これをまずいと思う我々がおかしいのか、それは正直言ってわからなくなりました。だってインターコンチネンタルのディナーのバッフェですよ。

その思い出があるので、サンクチュアリーコーブのインターコンチネンタルも正直怖いと思っていたんです。それがホテルそのものが???みたいなホテルですし、レストランも土曜日の昼間、12時なのにやっているのかやっていないのかわからないような状況。もちろん席に客はゼロ。だーれもいない、準備中の店みたいでした。

サンクチュアリの中を歩いてマリーナの方向へ行くとかなり多くのショップが並んでいます。で、どうもこの数年来ない間に再開発したのでしょうか、店のあるエリアが拡大しているようでしたし、お目当てのレストランが見つかりませんでした。アホですよねぇ、店の名前じゃなくて店の場所で覚えていたんです。マリーナの正面の店。

ところがマリーナの正面は大きな広場になっていました。周りを見渡すとレストランも結構あるんですね。どれがどれだかわからない。

どの店かなぁ、なんて思いつつ歩いていたのですが、そのうち歩きつかれてどこでも良いか、と思った時に目に付いた店がありました。

ジョージズパラゴンという店。

この店ってサーファーズには店舗がないのですが、それなりに有名な店で、去年、タンボリンマウンテンに行ったときに食べたのがこのジョージズパラゴンの支店。そこがどれだけ酷かったかブログにも書きましたが、有名は有名なのでしょう。この店が一番客が入っているんですよ。

まずい店に客が多いはずが無いし、タンボリンマウンテンの店のまずさはたまたまそうだったのかもしれないし、ここの店(かなり大きい)は美味しいかもしれないと思って入りました。

ま、店の感じは良いんですね。これはタンボリンマウンテンもそうだった。特にウエイトレスのオネーチャンたちがみんな綺麗。これはサンクチュアリーコーブの伝統かも。

最初に出てきたのがこれ。ヨメサンが注文したクラムチャウダー。

どうよ?と聞くと「合格!」とのこと。私も味見をしましたが、結構美味しかった。味は薄めですがジジババの多いサンクチュアリーコーブはこういう味の方が良いのかも。

正直、あてがはずれて嬉しかったです。やっぱりそこそこ美味しいから有名なんだろうと思ったし。

そして私の頼んだものが出てきました。シーフードのなんとかってやつ。クリーム味で海老、ホタテ、バラマンディ、そしてBBQしたバグの半身が3つ。量は凄いのだけれど、盛り付けを見てひっくりかえりそうになりました。

もしバッフェで私が自分で料理を皿に取ったとしてももう少し気が利いた盛り付けをする。

その後、ヨメサンが注文したチキン。パサパサ、ゴワゴワのチキンの胸肉。これもクリーム味。

あれれ?同じクリームソースだね、と言いつつ、ヨメサンは半分も食べずにギブアップ。ところが面白いのが私の皿についてきたフレンチフライ(ポテトフライ)が美味しくてこれを二人で取り合って食べたこと。

そしてヨメサンはコースで頼んでいたので、デザートが来た。

アイスクリームとパブロア。これは美味しくて、私一人で食べちゃいました。ヨメサンはこの手のデザートは一切食べませんし。

まぁしかし、オーストラリアで美味しいものを食べるのは難しいです。それを言ったらどこも同じと言う人もいるかもしれませんが、是非一度オーストラリアへお越しください。(笑)

美味しい店を探す食べ歩きもすぐにやる気が失せますから。やっぱり友人に聞いて行くのが一番かな。

しかし面白いのは、日本からお客様が来たときにどこへ連れて行くべきかってこと。マジに悩みますよ。こんなまずいものを食べているのかなんてやっぱり思われたくないですから。

だからやっぱり我が家は中華になってしまう。中華の場合だと、水槽から生きている魚を選んだり、大きな大きなマッドクラブを食べたり、そういうのは日本に無いでしょ。だからほぼ100%の客は喜ぶのね。で、確かに美味しいと思うし。

困るのは結構長くこちらに滞在するお客のケース。毎日中華ってわけには行かないじゃないですか。で、彼らはゴールドコーストってシーフードが有名なんでしょ?中華にもいろいろあったし。なんて言うわけですよ。だから連れて行きたくないけれど、洋風のシーフードを出す店にも行くわけです。そこで出てくるのは今日ブログに書いたみたいな料理とか、バスケットに山の様に入ったシーフードの揚げ物とか。

でもこれも面白いのは、バスケットに山盛りになった揚げ物とか、山積みになった茹でた海老とか、そういう食べ方を日本人はしないから、見ただけでウワーーーとか言って感激するのね。

こちらとしてはその感激の後に、実際に食べてから来る沈黙が怖いわけですが、結構美味しい美味しいって食べるのね。

これが本当に不思議。

日本でこんな味のものが出てきたら怒り出すのは間違いがないのに、やっぱり見た目って大事なんですねぇ。圧倒されるんでしょう。でも2度、いや3度食べればすぐわかるようになっちゃうのね。(笑)

だからお客様が来ても、

○ 中華
○ こちら風のシーフード
○ 400-600グラムぐらいのステーキ
○ 和食

これら4回でおしまい。どこも二度三度行くと、オーストラリア~~って感激しているお客様にも実情がバレちゃうから。だから長期で来るお客様って本当に困る。

こんな事を書いていて思い出したことがあります。オーストラリアの物価ってとんでもないと思うのだけれど、20数年前って本当に安くて天国でした。シーフードもそうで、イセエビとかアワビも今の4分の1ぐらいの価格だったんですよ。魚屋で買っても安かった。だからBBQパーティなんていうとアワビを何枚も焼いたり、イセエビの残酷焼きなんてのもやったことがあります。

でもそんな時期もすぐに終わって、アワビじゃイセエビじゃなんてのは今では横目で見るだけでまず食べることはありません。そして昔と違って中国人のツアー客が凄いのね。日本じゃ見ることもないような一匹2キロ以上もあるような怪物みたいなイセエビを複数頼んで食べるツアー客がいる。昔はやっぱり中国からのツアー客は食べるものも質素だね、なんて言っていたのが嘘の様。

やっぱりマレーシアに行くっきゃない。(笑)

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