日本の「株バブル」は本格化するのか?25日が境目

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海外から日本を見ても肌で感じるものがないので、全く日本の様子がわかりません。

日経平均ですが、私が見ている日経225CFDですと5月の高値に挑戦している場所。非常に面白い場面で気になっているところにこんな評論。

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要点は

  • 「ジャパンラッシュ」は13日から始まっている。(あのバーナンキ発言の日ですね)
  • 「外国人が徹底して日本株を買い続けているのに、日本人の『個人』は売り続けている」データ分析を見ている限り、特に欧州系の機関投資家たちを筆頭に日本株を継続して買う姿勢が顕著である。その様子はかつて金を求めて人々が殺到したゴールド・ラッシュならぬ「ジャパン・ラッシュ」とでも言うべきほどの動きである。
  • とりわけ11月12日に欧州系年金基金ファンドが日本株を大量購入して以来、局面は大きく転換した。
  • その余りの勢いに、それまで日本株については「売り」を続けてきていた米系ヘッジファンドたちが一斉にポジション変更し、これに世界の市場の「歪」に着目するグローバル・マクロ系ヘッジファンドが乗る形になって平均株価は一気に急騰した。
  • 円安誘導(1米ドル=104円台への突入)に伴う我が国の日本株上昇という意味での「日本バブル」が決定的な段階に到達した。

ところが、この様に誰の目にも明らかな形でお膳立てが揃っているにもかかわらず、一向に「買い」へと転じて来なかったのが我が国の「個人」だったのである。

その理由は

  • 5月23日に発生した株価の暴落(「5・23ショック」)で苦い経験をした。
  • 過去11年にわたって続けられてきた証券優遇税制が間もなく改定となり、税率が20・315パーセントにまで倍増するからである。具体的には25日約定分までが優遇税制の適用期限であるため、増税を嫌う「個人」が同日まで売り続けることは明らかなのだ。

その後、いろいろ並べて

以上の様な事実関係を客観的に見ると「13日をもって我が国はいよいよ新たなバブル局面に突入した」というべきなのである。

そして

今こそ「平成バブル」を思い出すべき(平成のバブルと同じですか?)

「まずは世界全体で株高となるが、その後、ある『決定的な出来事』を挟んで我が国においてだけバブルが急展開する」というこの構図。どこかで見覚えは無いであろうか。―――実はこれ、1986年から始まり1990年早々に終わった「平成バブル」の時と全く同じ「構図」なのである。

2013年12月25日。日本人は「過去」を取り戻し、「未来」を得ることが出来るのか。

12月25日がその境だというわけですが、この人の論理展開って凄いですね。自信たっぷりに断定する。

こういう言い方って、迷ってる人には背中を押される気がして嬉しいのかもしれませんね。よし!ここで勝負だ。波にのってやろう!なんて思うのか。

でも私はこの人のこういう自信たっぷりの言い方にこそ、ほんとかな~~~、と思うわけです。

で、誰の評論かと思ったら一番下に出てきた名前。

原田武夫

株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)代表取締役

なんだぁ、彼かぁ、と思った。(笑)

この先生はネットじゃかなり有名で、良く言えば独自の視点で世界を冷静に見ていると言う人もいれば、私のように、また妄想が始まったかと思う人もいるんじゃなかろうか。持論に酔うタイプ。

彼はいつもこんな調子で煽るのね。オバマが初当選した頃に、アメリカはデフォルト宣言すると大騒ぎしたのもこの人。

世の中いろんな人がいろんな事を言って、当たれば書籍や会員向けサービスも大いに売れて、はずれると波が引くように去っていくということの繰り返しなんだろうけれど、私としてはこういう人を頼りにしようと思うことがそもそも間違いだと思うわけです。

世の中がどう動いているのか興味があるのなら、こういう評論家をピックアップして勉強するのも良いけれど、投資に関して言うと、こういう人は邪魔としか言いようがありません。競馬の予想屋と同じってこと。

世の中にはこれとは全く違う読みをする専門家もいるわけで、誰が正しいとか、誰が当たったとか外れたとか、「誰を選ぶべきか」が投資の判断の肝になるなんて最悪ですよね。競馬でどの馬を買うのか決める時に、まずどの予想屋が当たるか考えることの滑稽さに気がつかないんですかね。で、予想屋を選んで、彼の言うことを信じて馬券を買う。もうその時には自分もいっぱしの予想屋なのね。

そういうことをしている自分に気づかず右に行ったり左に行ったりするから何十年やっても手法は定まらないし、勝ったり負けたり。まさに競馬競輪と同じ状態。

将来を、未来を当てようなんて思わずに、過去と現在の力関係を見ていればどういう状況なのかわかるはずだし。それに変化が起きれば必ず株価も変化する。その方向性と強弱を見ているだけで良い訳で、動く理由なんてどうでも構わないはずなだけどなぁ。

でもま、彼の言う25日は明後日。そこから何が起きるのかじっくり見てみましょう。確かにチャート的にも非常に面白い場所で、何かが起きる可能性あり。力を貯めて一気に動こうとしている時にはこういう形になる。でもその上昇力が弱いと売り方はそこが攻めどころだと思って攻めてくるから、注意。

ただ、気になるのは個人投資家が売り手になっているということ。まぁ、税金の関係で早めに利益確定させておこうという人はいるんだろうし、その人たちがまた参戦すれば大きく動くのかもね。でも売り手って空売りしている人も多いのかなぁ。そこがちょっと気になります。

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