予告編だけで泣けた映画

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まぁ、泣けたなんていうと大げさですが、かなりジーンと来て目頭が熱くなりました。

巷では結構話題になっていますが、台湾の「KANO」という野球が題材の映画です。日本が台湾を統治していた時代の話ですが、嘉義農林学校が台湾代表として甲子園に出、そして準優勝するまでの話。

台湾の映画なのにほぼ90%が日本語だそうで、台湾ではそれに批判も出ているようですが、前評判は高く、多分、今日あたり封切りなのかな。

この映画が日本に入ってくるのは間違いがないと思いますが、私も早く見たいなぁ。

「KANO」 予告編

この映画に私が感激するのは、まぁ、最近のいろいろややこしいアジア情勢や、また私が若いころ台湾の中部、まさにこの映画の学校がある嘉義や梅山である特殊な(台湾にはないと言われていた)農産物を探していた頃の事を思い出すからかもしれません。どんな山奥に入っても皆さん日本語を話すのにびっくりしましたし、村長は日本人だったことや皆さん日本の学校を出たと言いますし、歓迎されたことを思い出します。でも今の台湾は内部から中国寄りにしようという運動に負けている感じ。でもそれに抵抗し、中華民国でもない台湾として独立しようという動きも大きくなっているようで、台湾大好きの私としては是非それを応援したいと思っています。と同時に、あれほど親日的な台湾を国家として認めることさえできない日本であることがとても恥ずかしい。

また台湾では非常に有名な日本人である八田與一も登場人物として出てくるのも嬉しいと思いました。彼は台湾の発展に寄与した日本人で、灌漑技術者。下水道を完備したり、大きな烏山頭ダムも作り16000キロに渡る水路を張り巡らし、嘉南平野を大耕作地帯に変貌させた人。未だに命日である5月8日には慰霊祭が行われているとのこと。

そんなこんなの思いが、この予告編を見ている間、頭の中をぐるぐる回っていました。

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