温暖化論議がまた活発になるんだろうけれど・・・

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IPCC(気候変動に関する政府間パネル(英語:Intergovernmental Panel on Climate Change)の総会が今年横浜で開催されるわけですが、温暖化対策をきっちりしないと大変だという声がますます大きくなる様子。

皆さん、温暖化の原因は本当にCO2だと思ってます?

私は「わからない」というしかないのだけれど、もしかしたらCO2が原因では無いのではないかと思っている派。CO2が原因ではないという科学者は結構いるわけで、その話を聞けばなるほどと思うものの本当のことはわからず。

ただ、これが科学の世界ではなくて、政治の世界、そして経済に結びついているところに胡散臭さを感じるわけです。冷戦にしてもテロとの戦争にしても、あるいは身近に仮想敵国を作ってあいつらは危険だと騒げば予算も出てくるし、関係者の立場は保全され、経済効果も出てくる。それと似たようなものを感じます。

CO2悪玉説のお陰で排出権を売買するなんて市場が世界に形成されたし、またCO2削減ビジネスは盛況。

確かに気候変動が起きているのは我々一般も感じるわけですが、その犯人はCO2だと決めつけて、排出削減をするしか無いと考えていて本当に大丈夫なのか。他に主原因があったとしたらどうするのか。それが私は心配です。

そんな時に、NHKの「サイエンスZERO」という番組で、CO2削減に関する取り組み、新しい技術に関するものがありました。

これを見て、凄い、頑張れと思う人もいるのだろうけれど、私は馬鹿じゃないかと思いました。こんなことに政府は大枚をはたいているのかと。CO2を地底深く圧力をかけて送り込み封じるという作戦。これがうまく行けば、日本だけでも100年分のCO2を閉じ込めることができるとのこと。でもこれって地震大国の日本でそんな方法で大丈夫なんですかね。また長い年月の内に地上の姿も変わるわけで、あのチベットの山々もかつては海の底だった。この方法は放射線廃棄物をどこかに埋めるのと同じ発想にしか思えないし、地球の将来はそれで安全なはずがない。そんな技術を世界中が使ってCO2を押し込めたとしてもそれで良いはずが無いと思うんですけどねぇ。

そしてこの計画の最大の欠点は、CO2を地底深く封じ込めるためには膨大なエネルギーが必要で、そのエネルギーを得るために膨大なCO2が放出されるということ。そして今現在のコストがたった1トンのCO2の分離回収に4200円も掛かるということ。つまり実験中のものでさえ30万トンで12億6000万円。この30万トンという数字は、一つの火力発電所が一日に排出する量。

でもま、科学技術の発展でこのコストが下がっていけば良いわけで、その方向に動いていて光明がないわけではないけれど、そもそも地底深くに押し込める方法で良いの?

ありとあらゆる方法を考えるのは大事だけれど、なんだか的が外れているんじゃないの?と思うのは私だけ?頑張ることが大切なのだ、とにかく頑張るのだ、みたいなのは昔の体育会系みたいな発想で、それで問題が解決すわけじゃないですもんねぇ。

まぁ、日本でIPCCの総会が開かれてこの1ヶ月でまたCO2関連の話題が巷に広がって出てくるのだろうし、みんなでCO2排出削減に頑張りましょう、と世論もまとまるんだろうけれど、本当にそれで良いのか?

中部大学教授・武田邦彦氏がCO2関連、世の中の風潮、マスコミのデタラメさに関して面白いことを言っています。CO2が原因ではないという学者の論理をどうしてメディアは取り上げないのか。北極の氷もどんどん増えているという研究結果をどうして隠すのかと。

ただCO2が増えているのは間違いがなくて、もしそれが温暖化の一番の原因じゃないにしても、このままでいいのか?ここを突っ込まれると、そりゃ減らしたほうが良いよね、というしか無く、またそれがあるから世界がその方向で動いているんでしょう。

もっと抜本的な技術開発ができないんでしょうか。

人類が火星に行く話は現実的なものとなってきましたが、前にその話を聞いた時に、片道旅行になるとのこと。ただ、火星にはCO2が大量にあり、それを集めて燃料にする技術もあると聞きました。というかそれが出来ない限り帰ることは不可能。この技術がどういうものかわからないけれど、そういう未来永劫その技術があれば人類が恩恵を受けられるであろう技術をメインに追求して欲しいなぁ。

CO2を地底深く高圧で送り込んで貯めておくなんて・・・・・

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