肉屋の中村さん

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ゴールドコーストには日本人の中村さんが経営している肉屋さんがあるわけですが、久しぶりにシェブロンアイランドにある店舗に行ってきました。行ったのは久しぶりですが、中村さんちの肉は良く買っています。日系の日本食料品店はもちろん韓国系の食料品店でも売ってますから。でも食料品店で売っているものは全て冷凍。

皮付きの鶏モモ肉の生が目的だったのですが、その他、牛のアキレス腱、すじ肉、豚ミンチを購入。食料品店では皮付きもも肉の生は売っていないので皮付きの生が欲しい場合には中村さんちに行くしか無い。また、食料品店では欠品が結構あるんですね。ミンチが欲しいのに無かったりって非常に困ります。ただ中村さんの店舗は(見ている限り)来客はそんなに多くないので、店でも欠品するケースがある様子。こんなことを書くと流行っていないような感じですが、日系、韓国系、(中国系も?)の食料品店での販売が凄いんですね。売っているパックを見るとどこの肉屋さんかわかるんですが、中村さんちの肉はどこででもよく見ます。中村さんちは卸専門みたいに考えたほうが合点がいきます。

中村さんの店舗。シェブロンアイランド。

いつのことでしたか、ゴーゴーマートだったかなぁ。フジマートだったか、ちょうど中村さんちのスタッフが納品に来た時に遭遇しました。そうしたら恐ろしい数のパック。えーーー、こんなに売れるんだ?とたまげるほどの量。そういえば焼肉店への納入時とぶつかった時もありましたっけ。ですから中村さんちは結構シェアは高いかもです。

ただ、最近他の肉屋さんもユニークな商品を扱い出して食料品店に卸しています(韓国系の肉屋さんも頑張っている)ので、いろいろ買うには食料品店のほうが良いかもですね。

なぜ中村さんちの肉が良いのかですが、例えば豚のミンチはメスしか使っていない(オスは臭い)とこのブログの読者にも教えてもらいましたが、今日、実はそれも聞いてみたんです。

すると奥さんが、実はそういうお客さんが最近結構いらっしゃるんですが・・・・、実は全部が全部メスではないんですとのこと。でも、これはミンチに限らず、良い物を仕入れるのに苦心している様子はわかりました。

それと今日はじめて知りましたが、鶏の皮だけも売っているとのこと。フジマートにも卸しているらしいですが、見たことがありません。

中村さんちへ行く時には、私は電話することにしています。欲しいものがあるかないかのチェック。また在庫がなければ、肉の塊(枝肉?)から作ってくれますので、早めに電話して聞くのは良いと思います。特に鶏ですが、肉の中でも鶏だけは足が早く、できることなら朝締めが一番と言われますよね。ですから、中村さんの仕入れの日を聞いて、その日に入荷したものを買うのも一つの手だと思います。この違いは実験したことがありますが、スーパーで買ってきて、その日に調理はしないで後に冷凍したもの(我が家では良くあるケース 笑)と、中村さんちの入荷日に買った生と食べ比べたことがあります。全然違うのね。まぁ、当たり前といえば当たり前ですが。

中村さんのところではかなり前から和牛を扱っていますが、私が最近好んで買うサウスポートにあるフェリーロードマートの中の肉屋さんの和牛のBladeのブロックの話をしてきました。1キロ19ドル99というメチャ安い和牛。Bladeという部位は落ちるわけですが、和牛の場合は十分だと思います。なんせスーパーで買う普通のリブアイより安くて美味しいんですから。もしかすると中村さんのところでも扱ってくれるかもですね。

それともう一つ疑問がとけました。その和牛のBladeという部位ですが、フェリーロードの肉屋の親父さんに聞くとBladeではあるけれどOyster Bladeではないというんですよ。これってネットで調べてもよくわからなかったのですが、中村さんの奥さんに聞いたところ、Bladeという部位の中にOyster Bladeと言われる部位があるとのこと。この透明のラインが真ん中に入っているのがオイスターブレードなのかも。で、フェリーロードのBladeはOyster Bradeの部分を外しているのか、切り方の問題か。あああ、これってもしかしたらT-Boneと同じで、筋の向こうとこっちと肉質が違うのかもですね。

一般的な Oyster Blade。

上の写真はサシが入っていませんが、真ん中に筋みたいなのが見えますよね。透明のものですが、下の写真のフェリーロードマートの和牛のBladeは大したもんです。これが(たったの)1キロ19ドル99。所詮安い肉でしょ?なんてバカにしてはダメで、これは日本の焼肉屋さんがいうミスジという結構高い部位だそうです。

しかし不思議ですよね。和牛だって普通の牛ですからいろんな部位があるのに、お店で売っているのはリブアイが主流で、テンダロイン、サーロインは少なく、ランプは売っていないのが普通。そしてこのBladeですがフェリーロードマートでしか見たことがありません。その他の部位って一体どこに行ってしまうんでしょうか?本当に不思議。

やっぱり我々日本人は素材に拘りたいし、でも拘りがないのがオーストラリアの特徴でもあって中々良い物を見つけるのは大変ですが、探せばいろいろあるんですね。ドライエイジングの牛肉はゴーゴーマートの近くにあるハーバーサイドマーケットの中の肉屋さんにあるし。それでも飽き足らない人は大きな卸屋さんの直営店(例えばネラングにある)に行くか。

しかし、このブログって相場ブログかと思ったら食べ物ブログになったり・・・・・・・ったく。どうもすいません。

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