天麩羅は難しい・・・・

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今日はヨメサンの希望で、私が天ぷらを揚げることになりました。メルボルンから帰ってきた長男ですが、なんとこの7,8年、天麩羅を食べたことがないからとのこと。そしてまだ冷蔵庫に冷凍エビと冷凍ホタテがごっそりあるからだそうです。

ヨメサンは絶対に天麩羅をやらないのは前に書いた通りで、難しすぎるからだと。ヨメサンにとって難しい天麩羅が私にちゃんと揚げられるわけもないのだけれど、そこはプライドのある人とない人の違いなんでしょうねぇ。任せておきぃ~~~と軽く引き受けました。

エビも小エビですから結局かき揚げにすることにしたのですが、これなら前にやった時、思ったよりうまくできたので正直なところなんの問題もないだろうとたかをくくっていたわけです。で、材料を用意し、いざ揚げる時に、この前買ってきたいつもと違う天ぷら粉を使うことにしました。日清製粉の「コツのいらない天ぷら粉」。これってネットではかなりの評判でうまく揚がるとのことでしたので、以前よりうまくできるだろうと期待していたのですが・・・

変なんですよ。具がまとまらないで、油の中でバラバラになってしまう。

以前はうまくできたし、その時と全く変わらないようにやったのですが、どうもダメ。なんなんでしょう。粉をまぶしてから氷水を少々加えて、大雑把に混ぜて、失敗しないようにクッキングペイパーの上に乗せて油の中に投入したのにバラケてしまう。感じとしては粉が足りない感じ。

この「コツのいらない天ぷら粉」の説明書を読んでみますと、ダマができないように良くかき混ぜろとかいてるのにどうも納得がいかないのですが、その通りにやってみました。バラケにようにそれなりの量を材料に絡ませて投入。

これならバラケることはないのですが、衣が多すぎる。安い立ち食いソバ屋の天麩羅みたいになってしまいました。それを(ヨメサンが出汁からちゃんと作った)天つゆにつけて食べても、なんだか汁を吸った衣を食べているような感じ。

これは量が多すぎたのだろうと思って次にちょっと減らしてみると、やっぱりバラケてしまう。なんなんだ~~。前回と油の温度も同じだし、クッキングペイパーを作って静かに投入しているのに。

まさか天ぷら粉のせい?この「コツのいらない天ぷら粉」は誰でもカリッとうまく揚がるとの評判ですので、もしかしたら粘着力(?)が弱いとか?グルテンが発生しずらい?でも私のやり方では氷水を使ってほんとにちょっと混ぜる程度だから前の天ぷら粉でもグルテンが発生しているはずはないんだけれどなぁ。どうしてこんなに違う?何が違う?

まぁ、カリッと揚がってはいるのですが、衣が厚いところはやっぱりダメで、これじゃかき揚げじゃない。

水の量が多いような気もするのですが、分量は説明書きの通りにやってみました。

でも考えてみると、かき揚げだからそうなってしまうのであって、普通の天麩羅ならこれで良いのかも。って考えてみたら、普通の天麩羅とかき揚げと衣をどう変えるべきかなんて私にはわかるわけもないのだけれど、もしかしたらかき揚げの場合は、水をかなり減らすべきなのかな?

そんなことを考えているうちに全ては揚げ終わってしまうわけで、実験するチャンスもなし。

天ぷら粉を変えただけで、前と同じやり方じゃダメだなんてことは想像もできなかったわけだけれど、そういうもんなんですかね?

天麩羅は本当に難しいのを実感しました。ヨメサンが作るのを嫌がるのもわかる気がします。

でも長男は美味しい美味しいと食べてくれたので良かった。

自分で揚げた天麩羅だから心の中で言い訳をしながらそこそこ美味しく食べられましたが、もしこんなかき揚げを出すお店があったら、もう二度と注文しないだろうなぁ。でもここで諦めるとどうにもならないので、まだ感覚が残っているうちに再度挑戦するつもり。今度は大きなエビを買ってきて挑戦してみるか。あと具材としては何が良いんだろう。イカ天も大好物だけれど、肉厚のあるイカなんか売ってないし。長男もメルボルンでは良く自分でも使っていて好きだというBASA(ナマズ)でも使うか。(笑)

いつかプロにしっかり習ってみたいなぁ・・・・・。

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