カルボナーラを作ってみた

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パスタ料理の中で一番好きなのはカルボナーラかなぁ。カルボナーラが美味しい店に行くとやっぱりそれを頼むし、初めての店はカルボナーラでその店の点数を付ける私だからやっぱりカルボナーラを食べる。

なんだいつもカルボナーラばっかりじゃん。はい、その通り。 (^_^)v

でも家でカルボナーラを作ることはなくて、一度大失敗したし、トライしてもどんな程度になるか想像ができちゃうのね。でも今回はやる気満々で作りました。

その理由は、美味しそうなパンチェッタを見つけたから。

別に高級肉屋に行ったわけでもなくて、普通の大きなスーパーの肉売り場でフト目に止まったパンチェッタが美味しそうに見えただけ。そしてその瞬間、ああああ、自分の家でカルボナーラを作る気が起きないのは普通のベーコンを使うのを前提に考えているからだと気がついたのです。

どうも昔からベーコンって好きじゃなくて、オーストラリアに来てから余計そう思うようになりました。なんだか塩ッ辛いだけのワンパターンなのね。だからそれを使ったカルボナーラなんて食べたいとも思わないわけです。

でもパンチェッタなら・・・・とやる気が出てきました。

カルボナーラも調べてみるとローマではミルクもクリームも使わないらしいし、いろいろなバリエーションがあるのね。じゃぁ、自分の好きなように作ろうと思って作ってみました。

材料は

○ パンチェッタ
○ 玉ねぎ
○ 生クリーム
○ 卵黄
○ イタリアンパセリ
その他調味料

これだけ。パスタはフェットチーネ。

作り方は完全な自己流で、

1 まずはバージンオイルをちょっとだけ入れて、パンチェッタを投入。このパンチェッタの切り方も結構大事だと思っていて、ペラペラじゃなくてちょっと厚みのある小さな長方形にする。
2 出てくる脂でニンニクの潰したものを炒める頃にパスタを茹で始める(11分)。
3 ニンニクの香りが出て色も変わってきたらそれを取り出して、玉ねぎを投入。
4 玉ねぎが透明になり十分しんなりしてきたら生クリームと目分量のお馴染みのクラフトのパルメザンチーズを投入。
5 ベチョベチョのソースは嫌いなのでしっかり煮詰めていく。
6 パスタの茹で上がりに合わせてフライパンの火加減を調節。ここでパルメザンチーズを追加し、(適当に)味を整える。
7 パスタが茹で上がったらお湯にくぐらせてから(コシを出すために塩をきつくしているから)フライパンに投入。
しかし、ここで大問題。3人分のパスタの量が約400グラム。中くらいのフライパンを使っていたのだけれど、溢れそうになる量。これじゃ混ぜられないじゃんかよ~。
8 ボテボテになった状態でもどうにか全体にからめる。
9 火を消す。
10 卵黄を投入し、からめる。そしてちょっとだけ火を付けて「生卵をあえただけじゃないんだからね」と格好だけつけてみる。
11 卵黄が固まる危険が迫る前に火を消してしっかり混ぜてから皿に盛る。
12 黒胡椒を削り、イタリアンパセリでお化粧。
13 みんなを呼んで、「うまいぞ~」と威張ってみる。

適当に作った割にはうまく行ったと思うけれど、点数的には75点ぐらいかなぁ。でもパンチェッタは大正解で美味しくて、普通のベーコンとは雲泥の差。意外とカルボナーラの大事なポイントはここにあったりして。

問題点は、まずフライパンが小さいのかパスタの量が多いのか、きっちり混ぜられなかったこと。それと自分の脳内シミュレーションの結果には近いものが出来てはいるのだけれど、そもそもカルボナーラがどうあるべきかというのがわかっていないから、自分の頭の中にある味を超えることはあり得ないのね。

つまり自分の好きな味ではあるけれど、様々なハーブを使いこなせるわけじゃないし、へーー、なるほどねぇ、という感激がない。この感激の無さって悲しい物があると思いました。

また、ベチャベチャのカルボナーラは嫌いだけれど煮詰め過ぎた。というかパスタの量が多すぎた感じ。ヨメサンは私に見えないところで生クリームを掛けていたし。(笑)

それとやっぱり日本人なのか、パセリは普通のパセリのみじん切りを使った方が美味しいだろうと思った。そして日本の卵だったら卵黄の味が濃くて美味しいんだろうなぁとも思った。オーストラリアの卵って卵黄の味が薄いんですよ。たくさん入れても駄目。

それとチーズはお馴染みのどこにでもあるクラフトのパルメザン粉チーズを使ったけれど、折角パンチェッタを使ったのだから、もうちょっと気の利いたパルメジャーノ様を使ってみたかった(笑)。クラフトのパルメザン粉チーズは子供の頃からもう50年以上食べ慣れているから、どんな味になるのか食べる前にわかっちゃうのね。これも全く感激がない。

やっぱり料理って誰かに作ってもらうから驚きや感激があって美味しいのね。自分で作ったら自分が予想したものより美味しくなるはずもないし。それを再確認したカルボナーラでした。

でもま、次回はもう少し脱線というかいろいろハーブとか具材を使って自分でも出来上がりが想像できないものにチャレンジしてみたいです。

ご馳走様~~~~。

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