初めて食べた「肉骨茶(バクテー)」

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今回のマレーシア旅行で生まれて初めて「肉骨茶(バクテー)」を食べました。

1Utamaの中にあった店で偶然見つけました。メインの通路から離れて辺鄙なところにある、結構大きな店で、ロフトみたいな感じでした。やっぱり豚専門ですし、凄い匂いがしますから人目を避けてああいう場所にあるのかと思ったり。

Pao Xiang Bah Kut Teh 宝香绑线肉骨茶という店ですが、ここが有名なのか、ここの肉骨茶が美味しいのかどうかもわからず、適当に頼んでみました。

まずは豚の脚の部分と角煮(三枚肉)、そして野菜。肉は小さなコンロの上に乗せられて暖められたまま出されますが、まずスープの味見をしてびっくり。もっとしつこいと味だろうと思っていましたがさにあらず。かなりさっぱりしていて、中華特有の調味料も大して強くありませんでした。私は八角にしても五香粉にしても好きは好きなんですが強すぎると駄目なので、良かったです。本来、薬草で煮こんであるとのことですが、薬草臭さが表面に出てくる味でもなく、しかし、もちろん薄味ってこともなく、美味しいと思いました。

左上に写っている角煮、つまりバラ肉、三枚肉のあれですが、やっぱり日本で良いとされているものとは違うんでしょうね。私がしつこく探求した角煮とも違っていて、ホロホロに柔らかいというほど柔らかくはありませんでした。でもブキビンタンある客家の角煮よりははるかに美味しいと思いました。客家の角煮ってボソボソでなんであれが有名なのか私にはわからず。でも美味しいと思うツボが違うんでしょうね。

脚の部分は美味しかった~~。そもそも豚足が大好物の私には嬉しい料理。もろ豚足みたいですよね。でも日本の豚足といえばヒヅメの部分ですが、どういうわけかこの店にはヒヅメの部分はありませんでした。これはいわゆる「膝下」であって、踵から先の日本の豚足ではありませんでした。で、踵から先の日本で言う豚足の部分はメニューを見ても見つけられませんでした。

ただ結構骨が多くて、食べるところは大して多くないのね。で、大体の感じが掴めましたので、次に頼んだのは腿の部分。こちらの方が食べごたえがありましたし、腱の部分が美味しかった。(腱だけのメニューも頼みたかったのですが、長男が却下)

そして(何故か)内臓が大好きな長男が頼んだのがこれ。

小腸。これはかなり美味しいと思いました。全く臭みなんか無し。

そして胃。これはなんてことなかった感じかなぁ。

どれも脂がギトギトの感じがしますが、しっかり煮こんであって脂っぽさは全くありません。ゼラチンの大集合って感じじゃないでしょうか。また見た目は最悪ですが、味はしつこくないし、薬草、中華香料が強すぎる感じもないし、肉骨茶って良いじゃん、美味しいじゃん、ということで長男とガッテンガッテンでした。

これは結構凝りそうです。きっといろんな店のいろんなバリエーションがあるんでしょうね。

この店に入ったのはそろそろ閉店という時間で、売れ筋は売れてしまっていた様子。でも豚足好きの私としては豚足の親戚を食べたようなもんで大満足。返ってこういう料理は普通の(まともな?)肉の部分は美味しくないかもですね。もし豚の耳でもあれば、酒もガンガン進みそうです。

ただ、このお店、いやにビールが高かったような・・・、勘違いかなぁ。もしかしたら勘違いかもしれませんが、イヤに酒が高くて、ジャスミン茶をがぶがぶ飲んでいました。またジャスミン茶は合う感じがしました。

肉骨茶、面白いと思います。

ああああ、この店のご飯は美味しくなかったなぁ。っていうかいわゆる普通の外米なんですが、私は駄目でした。この味付けならちょっと太めの中華麺なんかも美味しそうに思ったのですが、麺はなさそう。というか肉骨茶と麺というコンビはないのかな?また揚げたパンの様なもの(なんて呼ぶのか知りません)をスープに浸して食べると最高で、もしかしたらご飯なしでも良いかも。

肉骨茶の素って売っているから家で作ってみるかなぁ。でも豚足なんか家で煮るなら「家を出て行く」なんてヨメサンは言うし・・・。(笑)

またマレーシアで食べるのを楽しみにすることにしますかね。

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