360度写る写真、あるいは動画がジワジワと広まっているようですが、ユーチューブが360度パノラマ動画に対応するとのこと。
1,2週間のうちには出てくるはず。
こんなような動画。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
今現在はこれを映したカメラの発売元であるRicohがこれ用のサイトを持っていて、そこにアップロードしたパノラマ画像や映像をブログにエンベッドしているわけですが、ユーチューブがそれをやりだすということは360度画像、映像の広がりに拍車が掛かるんでしょうね。
ただ技術的な問題点はまだまだ山ほどあって、動画の編集ソフトがないんですね。繋げたりタイトルを入れたりするのもRicohのソフトではできません。Kolorという会社が360度映像には結構強く、カメラを何台も同時に動かしてそれで撮影されたものを合成するソフトはあるんですが、すでに360度パノラマ映像になっているものを編集するソフトはまだ世の中にないのかも。少なくとも私は知りません。どなたかご存知でしたら是非教えてください。
編集ソフトがないってことは撮りっぱなしの映像を出すしかないわけで、やっぱりうまくないと思います。またカメラも発展途上でRicoh theta m15の様に簡単に撮れるものはまだ世に出ていません。そして解像度しかり、画質にかなり問題があると思います。これは360度映像だけじゃなくて360度画像も同じですが、簡単に撮れるものはそれなりの品質。オモチャと同じ。
多分2,3年もしない内にいろいろ出てくるかもしれませんが、今現在ではまだまだ駄目だと思います。360度撮れているということは、その中から自分の好きな構図で切り抜きができるのですが、解像度が低いですから、その中から切り抜いたものなんかお話にならず。
例えば上に出した360度パノラマ動画から、演奏しているアボリジニをアップで見ようと思ってもこんな酷さです。これはピンぼけではなくて、解像度の低さによるものです。
私が使っているRicoh Theta m15の場合はレンズが2つ付いていて、それで360度撮るということは180度の魚眼レンズなんですね。これで大体どういう問題があるか想像がつくと思うのですが、せめて解像度が今の4倍、8倍ぐらいにならないと用途がかなり限られたものにしかならないんじゃないでしょうか。
もしかしたら趣味の世界よりプロの世界での需要のほうが多いかもしれませんね。例えば旅行案内とか、不動産の紹介とか。
ま、どちらにしてもユーチューブが360度の映像を扱うようになるのは楽しみです。