90近い父がマレーシアで入院した

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90近い私の両親がマレーシアに居るのはいつも書いていますが、もう日本には帰らないつもりの二人。

ですから具合が悪くなれば当然マレーシアで治療を受けるわけですが、幸いな事に二人共持病もなく、薬は血圧の薬を飲んでいる程度。

その父の具合が突然悪くなったのが5,6日前。本人は「食あたり」だと言っていたのですが、どうも様子がおかしいと面倒を見ている姉が聞いたところ、脈拍も130あると。そこでいつもお世話になっている先生の携帯に電話をしたところ、すぐに「救急」に行きなさいと言われ、救急へ。

調べたところ身体の水分が少なくなっていて心筋梗塞のような状態だったそうです。放置したらかなり危なかったと。で、そのまま入院で4泊5日。検査は心臓のエコーを撮っただけで、あとは点滴をしながら寝ていた様子。

その点滴が酷かったようで、研修医なんでしょう。ヘタクソで父は床が血だらけになるくらい出血をし、手はアザだらけになってしまったらしい。また当初、首からも水分を入れていたらしいのですが、それも途中で外れてベッドが水浸しになったとのこと。

無事に退院してきたのですが、治療費は4泊5日。検査は心臓のエコーだけで、合計13600リンギット。

大事が無くてよかったですが、保険がなかったらやっぱりマレーシアでも大変なことになると認識。両親は歳が歳ですのでマレーシアの健康保険には入れず全て自費。また日本には住民票も置いていませんし、日本の保険も使いません。裏技は当然使いませんし、日本には家も資産も何もありませんし、日本に住民票を置こうなんてことも考えていません。

以前、このブログで紹介した「フィリピンで老後を暮らそうとした人たち」の「影の部分」を特集した番組を思い出しました。単身フィリピンに渡り、重い病気にかかり、特殊な薬が必要で1日7万円だったかな。それだけの費用がかかり財産を失った人の話が出ていました。

「海外に出ましょう~~♪」なんてお気楽な宣伝をしている人は多くいますが、皆さん、歳を取った時のことを簡単に考えていますね。「資産も収入もあって」、「元気」であるのが大前提の話。3年5年でもいろいろ起きるのに、10年20年の間には家族の中に大きな問題が出てくるのが普通で、ましてや最後の日が見えてくるような老後となると話はかなりややこしくなる。保険があれば大丈夫だとかそういう簡単な問題じゃないんですね。保険でおりない持病が酷くなったらどうする?良い保険は高いし、歳を取ったらその保険さえ無い。

「問題が起きれば帰れば良い」なんてのは「観光旅行と同じ」でそういう「お気楽なことをいう人」って「問題に出会ったことがない人」「最初から日本に片足を入れたままの人」「本気で移住、移民なんて考えていない人」だろうと思います。でも「帰りたくなれば帰る」と言える特権があるのが「ロングステイヤー」で、「そのうち日本に帰る」「楽しめるうちは楽しもう」というのを大前提に考えているのなら良いと思うんです。でもそういう人たちの話を聞いて「日本を捨てて」「お国替え」をしちゃう人もいるんですね。簡単に子供を連れて「収入のあてもない」「命の次に大事な永住権」も無いのに海外に出ちゃう人も少なくない。

自己責任だといえばそれまでですが、「海外脱出を絶賛する人たち」の頭の中を私は疑います。自分が幸せなら「私は幸せです」と言っていれば良いわけで、わざわざ他人を誘う必要なんかないというのが私の持論。せめて「海外生活のすすめ」なんていうのなら、少なくとも30年以上は住んで、そこで子供も育て、仕事もし収入も得て、退職した後はどうなるか、どうするかわかるようになってからにするべき。そういう「現実を知らない」にわかコンサルタントが世の中にはびこるのは良くないと思っています。

私はそういう人たちを善意だけの人とは思わないし、「それで食おうとしている人かもしれない」という疑いの目を持つことは大事だと思っています。私はにわかコンサルタントはいつか知らないうちにどこかへ消えていくタイプの人だとも思っています。

「お気楽な人の」「お気楽な話」に乗ってしまう「お気楽な人」がいるわけですから、「海外脱出を絶賛」する人はその辺を考えるべきで、海外で長く住むには絶対に大事な「永住権とか」その国での「権利とか」そういうことを全く無視していいことばかり言うのって・・・・・

 

 
    

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