何日のことだったでしょうか。「日経225は買いだと思うかどうか?」とのメッセージを頂いて、私の考えをブログに書きました。
「買い準備であって今が買いどきではない」と。
日経225は買いだと思うかどうか …
本日、またメールを頂きました。
「買いを控えました」と。
このタイミングでこのメールってイヤミにしか思えないんですが・・(笑)。(冗談ですからお気になさらないように)
だってあの後は続騰でしたもんね。押し目を待たずに新値追いをするのが(今のところ)正解だったという動き。
今のチャート。
問題はここでどう考えるかだと思います。
私の手法ですと「見逃し」ですから指をくわえてみているだけの動きですが、それを「失敗」と考えるか「それで良い」と考えるのか。(もしショートしていたら間違いなく大失敗)
私は当然、「それで良い」と思っているわけです。残念でしたね~とも思いますが。
もしこれを「失敗」だと考えると手法を変えないとならないんですね。多分、多くの方は「思ったように動かなかった場合」、「やり方を変える」と考えるのではないかと思いますが、思ったように動かない度に手法を見直すことが良いのかどうか。
ここは非常に大事な点だと思うのでこの日記を書いていますが、「利益が出なかった」と「損をしなかった」とどちらが重要でしょうか。相場の世界に足を踏み入れるということは「利益を出すため」ですから、「利益が出ないのは失敗」と考えがちですが、そういう思考方法は捨てて、「損をしなければトータルでプラスになる」という考え方にシフトするのが生き残る道だと私は考えています。
また、今の時点でもチャートから見ると22日の時点と同じ形で、私がタイミングを見るのに一番重要視しているオシレータは上に張り付いたままです。上のチャート上に赤丸で印をつけてあるところです。つまり、22日と今と私は同じ考え方であるということ。変更はありません。今が買いだとは読めないわけで、それどころかポジションがあって出口を探しているとすれば「それは今だ」とさえ考えています。
でも短期中期長期すべてのトレンドは上を示していますから基本的には「買いポジション継続(新規買いという意味ではない)」であって、新規に売る場所ではないと見るのは当たり前で、大きな転換点を探して買いたい売りたいのは全ての人が夢見ることですが、それは神様にしかできないと思ったほうが、自分の生きる場所を見つけられると思っています。
この辺の考え方は「野球のバッター」を考えてみるとわかりやすいと思います。ピッチャーが投げてくる球の全てを打てるようなバッターを目指すのも良いですが、「得意な球」だけを狙うのをまずやるべきで、得意な球が来なければ見逃しするしかないということ。ただ、相場の場合はいくら見逃ししてもアウトにはならずにバッターボックスに立ち続けることが出来るんですね。私はこれに気がつくまでにかなりの年月を費やし月謝も払いました。(笑)
でも待つのって簡単じゃないんですね。特にこういう日足を見ながらの中長期投資の場合、ここだ!というポイントは(私の手法ですと)年に数回しか来ませんからそんなのを待っていられないんですね。でもそれをしろと私に言い続けたのが私の師匠筋の人だったんですが、待てない私はいくらでもチャンスがあるデイトレのスキャルの方へ入っていったわけです。10数年前の話ですが。
あるいは長期投資の場合はファンダメンタルズも無視できませんし、「買いたい」と思う瞬間はそれなりに理由があるはずですから、「斥候隊」「試し玉」を出してみるのは良いのかもしれませんね。私はスキャルパーですから一発勝負であって、基本的に「買い乗せ」や「ナンピン」はしませんし、そういう手法のノウハウも持っておりません。