久しぶりに行ったサンクチュアリーコーブにびっくりした

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今日はコンドのインスペクションの日で、知らない人が部屋に入ってきますので、朝から大掃除。(笑)

そしてインスペクション時にいたくないので息子を残し、我らが夫婦は外に出かけることにしました。

時間はたっぷりあるし、どうする?ドライブがてらサンクチュアリーコーブに行くか?ってな話に。

サンクチュアリーコーブってゴールドコーストでは一番有名で格も高いリゾートですが、ここを開発したのは日本の企業。とっくの昔に撤退、倒産したはずですが、まぁまぁ金が掛かっていて凄い所。でも一時は寂れた感じもあって、バブルの遺産みたいな感じがしないでもありませんでした。大橋巨泉とか明石家さんまが別荘を持っているところね。ここのゴルフコースはゴールドコーストでベストと言われるコース。

ところがですねぇ、今日行ったら様相がまるで変わっているんですよ。まずサンクチュアリーコーブってかなり辺鄙なところにあるんですが、そこへ行く間もかなり変わっていて、セレブが集まる小さな街まで出現していました。その場所の名前は知らないのですが、一時期、郷ひろみが別荘を持っていたソブリンアイランドという海の中に幾つもの島を埋め立てて作ったリゾートがあるのですが、それの手前辺りに新しい街ができていました。コジャレた店が並んでいて金持ちがごっそり。高級車がズラ~~~。(笑)

そこを通りすぎてサンクチュアリーコーブに行くのですが、迷ってしまいました。あそこはそもそも辺鄙なところで道路がいろいろあるわけじゃないんですが、新しく道路は出来ているは、ホープアイランドぐらいしか無かったのが似たようなリゾートがあちこちに開発されているは、凄い家がいっぱい建ってるはで、「ここはどこ?私は誰?」状態。

ゴールドコーストが落ちぶれたなんて誰が言ったんだ?みたいなもんで、バブル時代よりどんどん増えている感じがします。あの辺りは湿地が広がるような土地なんですが、そのうち空き地はなくなるんじゃないかと思うくらい。

やっとのことでサンクチュアリコーブに着きましたが、ここでも新たに造成をしていて、バブルか?みたいな感じ。

閑散としているのが前は普通だったのが人も凄い。大きなスーパー(IGA)もできていた。もちろん土曜日ということもあるのですが、前はこんなじゃありませんでした。様子が変わったのは海を見るとはっきりわかりました。なんせ見たこともないような、どでかいクルーザーがあちこちにある。数千万クラスの船は恥ずかしいみたいな状態。(笑)

オーストラリア中の金持ちが集まったんじゃないかと思うくらい、まぁ、船の数とそのレベルが凄くて、あんなのは初めて見ました。これが夏場ならまだわかるんですよ。でも今はシーズンオフですから。

特筆すべき事は、アジア人(特にあの国の人達)がほとんどいないってこと。不思議ですよね?(笑)

レストランも増えていて、どこが良いのかわからないし、とりあえず知っている店に行きました。George’s Pragonという地中海料理の店で、ここは昔からあるんですが当たり外れの大きな店で、あんまり行きたいとは思わない店なんですが(なんせマウントタンボリンにある支店で酷い目に会いましたし)、でも値がこなれているのは知っていましたし、ハズレはあっても大ハズレはないと思い(笑)そこに行きました。

これがですねぇ、期待を裏切る美味しさで、これまたびっくり。

オイスター三種。ナチュラル、キルパトリックとモネー。どれも美味しかった。不思議~~。(笑)

私が食べたのはシーフードなんですが、バグ(ウチワエビ)の半身、殻付き有頭海老、そして下にあるのがジョンドーリー(マトウダイ)のバター焼き。

普通、どこでもバグが美味しくないのが当たり前なんですが、そこそこ食べられたのと、ジョンドーリーがバカうまでした。いわゆるバターソテーでしかないんですが、こういう焼き方、味は私には出せないと思いつつ、味をかみしめていました。(笑)

このGeorge’s Paragonって何度か入っていますが、今までで一番美味しかった。ちなみに料金ですが、ヨメさんはシーフードチャウダーを頼み、飲み物はビール2本、ワインいっぱいで87ドル。まぁ、普通かな?メニューを見るとパスタ類は10ドル台ですからこの店は安いほうかもしれません。ハーバーでクルーザーやヨットが並んでいる桟橋の上に建てられた結構大きな店。

それとですねぇ、気になったのは私達のテーブルに付いたウェイトレスなんですよ。まぁ、オーストラリアってどこでも気さくというか馴れ馴れしいだけみたいなのが多いですが、彼女はまず綺麗(笑)。姿勢が良い。歩き方も美しい。話し方が丁寧。笑い顔もちょうどよい。テーブルセッティングも丁寧。そしてですね、話すときの身体の位置というか顔の角度というか、これが計算されていると思うほどばっちり決まっているんですよ。高級店の威厳みたいなものじゃなくて、どんな店でもあるべき姿として100点満点の素晴らしさ。

まぁ、ウェイトレスの鏡みたいな女性だったんですが、私はこういう時には「出身を聞く」ことにしています。すると大体が「メルボルン」という返事が多いんです。「ローカル」ってのは聞いたことがありません。(笑)

で、最後に支払いを頼んだ時に、「ちょっと聞いてもいい?」みたいな感じで出身を聞いてみたんです。

すると、な、な、なんと「ロサンジェルス」ですと。

私が「That’s why・・」なんて言いましたら、なんで?って顔をしているので、「貴女のようなウェイトレスに会ったことがないから聞いてみたかった」と答えました。すると彼女は意味がわからないらしく「いい意味で?悪い意味で?」と聞きますので、もちろん良い意味だし、私はゴールドコーストに24年いるけれど貴女みたいなプロには会ったことがないと(お世辞を)言ったんですよ。そうしたら彼女は真っ赤になっていました。でも嬉しそうだった。

私はついでに「ローカルと貴女はまるで違う」と言ったら、彼女は何も答えずニヤっと笑っていました。

支払いを終わって店を出る時に、店の入口に客を案内する女性が二人立っているのに気が付きました。結構綺麗でロングドレスを着ている。ま、店の顔ですからそんなもんでしょうが、立ち方がデレっとしてますし、なんかヘラヘラした感じ。

あれ、きっとローカルだわ。(笑)

しかしまぁ、サンクチュアリーコーブは凄いことになっていました。

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