フォルクスワーゲン事件で理解できないこと

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アメリカでのインチキ騒ぎですが、世界中に飛び火していますね。

でもあれも一方的なような気がしないでもありません。現代の車はコンピュータ制御が進んでいて、アクセルを踏んだらそれだけガソリンが供給されて・・みたいな単純な機構になっているわけじゃなく、センサーでありとあらゆる状況を把握し、それを分析し、最適な状態にする機能はどの車にも付いている。

渋滞で停止中、坂道を下る時、荷物を積んで坂道を登る時、それぞれにあった制御をするんでしょう。当然、排ガスの内容も変わってくるはずで、「検査時を狙った」と断定しちゃって良いのかどうか。でもある状態の検査結果を取り出して、これがこの車の性能ですってのもおかしなもんで、燃費で言えば多くの状態を総合して表すようになった。でも今回のことって「検査基準」をどう定めるかという、お上の決め方にも問題があるんじゃないですかね。

その隙を意図的にVWが突いたというのをVWが認めたということなんでしょうが、世界中でリコールだ修理だと話がでていますが、これって修理すればそれで済む話なんですかね?

修理するということはそのソフトウェアを変えて、排ガス規制に適合させるってことだと思うのですが、その規制はクリアできたとしても車のパワー、動力性能はどうなるんです?これが落ちないのならそもそもそんなソフトもいらないはずで、でも規制に合わせれば性能は落ちるってことですよね?

それで車のオーナーは納得するんでしょうか。

私だったらやだなぁ。きっと体感できるほどの違いはないのかもしれませんが、あれは1970年代だったかな?排ガス規制に適合させるためにどのメーカーも必死だったけれど、絶賛されたあのホンダに乗った時にとんでもなくトロい車になっていて、なんだこれ、使えないじゃないかと思った時のことが忘れられません。

それほど酷くなることはないのでしょうが、私としては返金してもらいたいと思う。カタログ性能が出ないんですから。

政府から制裁金を課されるのは当然として、ユーザーとしてはカタログ通りの性能を出してもらわないかぎり、訴訟に持ち込まれるんじゃないですかね。この動きはアメリカで始まったようで、当然だと思います。ましてVWが意図的にやったと認めているのならVWの勝ち目は無いんじゃないかと。私だったらなにがしかの賠償金をもらって、その車は修理せずにそのまま乗り続けることを選ぶかな。

ところで日本のマツダですが、ディーゼルエンジンが注目されて売上が伸びていますが、マツダのそれにはそもそもそういうソフトが積まれていないそうですね。凄いじゃん。(笑)

VWの会社の屋台骨がおかしくなるんでしょうが、それを挽回するためにガソリン車も大幅値引きで売上を取ろうなんてことをするんでしょうか。彼らはそういうことはしないような気がするんですが、もしゴルフのGTI、Rが安くなるなら欲しいな、なんて思ったり(笑)。ゴルフは結構好きな車で、若い頃に二台乗り継いだことがありました。

また人災に売りなしって昔から良く言いますが、VW株も安いところは拾っておいたら面白いかもしれないなんて思ったり。彼らの技術の高さを私は信用しています。VWもアウディも良い車作ってるし、ここで資産内容が悪くなり、売上が落ちることはあっても彼らはいつか必ず戻ってくるんじゃないですかね。

なーんてことは誰でも考えることで、思ったほど株価は下がらないかな?

チャートを見てみると今年の4月から随分下がっていたんですね。何が原因なんでしょうか。DAXの下げ幅より大きいし。

今回のこの事件って、何かこの時期を狙った思惑が裏で動いているのかもしれない・・なんて思ったり。またトレンドは下を向いていたのは明白で、ちょっと気が効いた投資家ならショート(空売り)しているはずで、今回のことでボーナスが入ったってことですね。

私としては遊ぶ金があったらVW株を買いたい。(笑)

なーんて考えるといくらお金があっても足りないのね。JALの株ではやめれば良いのにしっかりつぎ込んで大損したし、こういう気分で投資しちゃだめですね~。

 
 
 

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