皆にバカにされた中学生が後に有名なミュージシャンになった話が面白い

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ニコニコ動画ってご存知ですよね。あそこでちょっとした話題になっている青年がいます。

彼がニコニコ動画に自分の動画をアップするようになったのは彼が14歳の中学生の頃で、音楽は好きなものの下手糞でみなの笑いものになっていたわけです。

彼の作品はあのスーパーマリオブラザーズの音楽を「耳コピ」して自分のシンセサイザーで演奏させたもの。酷いなんてもんじゃないですね。(笑)

ところが、皆が笑える話題を提供してくれたということでこの話は終わらなかったんです。彼はその後どんどん成長して腕を上げて行ったんですね。そしていつのまにやら皆から注目されるミュージシャンに・・・・。

彼はボーカロイド(PCに曲だけじゃなくて歌を歌わせる)方面が好きだったのでしょう。いつの日か彼の作る曲が再生10万回を超えて殿堂入りし、カラオケ配信も始まった。その後、ミュージシャンとして名前も売れていったとのこと。

カラオケ配信もされたこの曲の作者が、まさかあの時の彼とは誰も気が付かなかったわけです。でもそれがひょんなキッカケでわかって、「まさかあいつが・・・」ということで話題になったんですね。

まぁ、この手の曲を聞いても「なんだこれ?」と思う人は多いと思いますが、このPCに歌わせる(ボーカロイド)この手の曲って若い人の間には流行っているんですね。日本発のそれが今世界中に広がっています。

なんでこの話をこのブログに紹介したかですが、私はこの彼の作品を聞いてびっくりしたんです。

これって彼自身を歌った歌だと思うのですが、私は「これは俺だ・・・」って思ったわけ。(笑)

彼のこの歌詞の一言一言が私の心に突き刺さるんですよ。

若い人が作るこういうリズムのこういう音楽をバカにしてはまずいわけで、この彼の歌の歌詞を聞いて私はびっくりしたんですよ。若者の孤独、恐怖、劣等感、自己嫌悪、そんなのが伝わってきます。でも結局は自分の敵は自分の中にいるのがわかって、自分とのラストバトルをするというストーリーです。こういう感性って今の時代、多くの若者の心を打つんじゃないですかね。

そして、この曲ってまさに私の生き様そのものです。(笑)

今、まさにこの青年が言う「自分とのラストバトル」をジジーの私が自分の人生のけじめとしてやろうとしているんですから面白いと思いました。

またこの作者の彼が一体何を思って生きてきて音楽にのめり込んだのかもわかるような気がするんですよ。彼の人生ってこの歌の歌詞そのもので、彼は孤独が好きだったわけでもないのにいつも一人で悩んでいたんでしょう。そして多分音楽と出会ってそこに自分の居場所を見つけたのだろうと思います。そしてその頃に作った曲が上に紹介したマリオブラザースのあのへんてこりんな曲。

誰も褒めてもくれず笑いのネタとしてウケただけだったのに、彼は諦めずに進んだんですね。そしてあの系統の曲の中ではそれなりのミュージシャンとなった。

彼のそのストーリーとも私自身が重なるんです。

私も若い頃から自分の思いをぶつける場所がなくて音楽にのめり込んで、やっぱり中学生時代から随分自作曲を作りました。でも発表する場もなくたった一人でギターを弾きつつ歌うだけでした。でも寂しいどころかそれが楽しかったし、自分の唯一の居場所でもあったんですね。あああ、大学時代に広島の田舎の公民館で800人ぐらい前にして従姉妹と自作の曲をデュエットで歌ったことはありました。でもそれぐらい。

音楽と私の出会いってそんな感じで、それがずーっと続いて作曲は続けていました。今日紹介した彼とは曲風が全く違いますが、歩んだ道は全く同じ様に感じるのです。

でも私の場合は彼とは違っていつになっても誰にも注目されることはありませんでしたが、一度だけ、私の自作曲を市販するDVDのBGMとして使いたいと申し入れを受けたことがありました。それも30分以上のDVDのなかのホンの一瞬だけですが、私の曲が使われました。一生忘れられない出来事です。DVDはサーフィンを紹介するDVDでした。

ろくでもない曲ですが、これがそのDVDで一瞬だけ使われた曲。(笑)

Let’s danceという曲ですが、歌こそありませんが全てコンピュータで作り演奏しているのも彼と同じ。

彼の曲から想像できる、彼が若い頃から何を感じていたのか、なぜ音楽にのめり込んだのか、そして彼が作った曲の歌詞。それらが私の心を打ちます。そして結局は「自分との戦い」をしなくてはならないという結論に達っする。全ての原因は自分の中にあって、そこからは決して逃げられないのにいつか気がつくんですね。

人生って面白いと思いました。自分は独りだと思っても同じ様に感じている人はたくさんいて、みんな苦しんでいるんだと。他人にしてみればバカみたいな悩みかもしれませんが本人にしてみると大問題なんですね。そして足掻いて藻掻いて何かに自分の思いをぶつけて成長していく。

私はこの青年にエールを送りたいし、似たようなジジーが60過ぎても同じようなことを考えて頑張っているんだぞというのを伝えたいと思いました。

10代の子の人生ストーリー、その子の作った歌に感動するなんて思ってもいませんでした。(笑)

世の中ってやっぱり面白いですね~~~~~~。

さてさて、私のラストバトルはどうなるのでしょうか。それの結果をいつかこのブログに書けると良いのですが・・・。

ま、挫折するにしてもその経過は書いていくつもりですが。(笑)

 
 
 

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