密輸の相談を受けた

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読者の方々からメールを頂くことが結構あるのですが、今回はちょっとびっくりしてしまいました。

マレーシアに入国する時に「タバコを3-5カートン持ち込みたいのだけれど、リスクがほぼなければ持ち込みたい。駐在やリタイヤの人はどのくらい持ち込んでいるのでしょう」というご質問。

困ったなぁ・・・と思いません?

気持ちは良くわかります。タバコに限らずお酒を免税範囲を超えて持ち込む話は結構ありますし、飛行場の税関も何も調べないで素通りさせることが多いのは私も知っています。

でもこの手の話って、「酒を飲んで運転しても大丈夫なんですよね?」みたいな話と一緒で、答えようがないですよね。

こういうことって「自分でリスクを取るのか取らないのか」ってことでしかなくて、他人に聞くような話じゃないと思うし、これって「密輸」と同じ犯罪なんだという意識が低いのだろうと思いました。

わからないから、気になるから聞いてみようというのもわかりますが、なんだかなぁ・・・・って思うわけです。

昔からある「日本の健康保険を使う」話も同じで、「市役所には住民票を残して、でも社会保険庁(?)には海外に出ると届ければ、税金を払う必要はなくなって健康保険は使えるんだぜ」みたいなのを「有益な情報交換」として皆で共有しようとする人たちもいる。

見つからなければ何をやってもかまわないという意識を持つ人がマレーシアに行くロングステイヤーに多いのが気になります。そしてそれが掲示板とかで話し合われている。恐ろしいと思います。つまり個人間では当たり前のように話されているってことでしょうね。

私はゴールドコーストに25年いますが、こういう話を一度足りとも聞いたことがないんですよ。でもマレーシア絡みではいくらでも聞こえてくる。

前にもびっくりしたことがあるんですが、日本では「5000万以上の海外資産を持つ場合は申告が必要」となりましたよね。このことを話し合う場面で「気をつけないとね」という意見があった。

何に気をつけるんですかね?一体何を企んでいるんですかね?

こういう話が普通の会話の中に出てくるマレーシアって私は異常だと思う。

かつて私にこうはっきり言った人がいます。

「俺達は今までガラス張りで税金を払ってきたのだから、多少のことは許されて当たり前なんだよ」

こういうのを「貧すれば鈍する」と言うんじゃないですかね。

それで「日本人の民度は高い」とか「(他民族のことを)あいつらどうしようもない」とか平気で言う。舛添氏のこともクソミソに言う。

なにこれ?って思いませんか?

 
 
 

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