HSBCマレーシア:プレミア口座の閉鎖通知の内容&一体これは何で我々はどう考えるべきか

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MM2Hの申請代行サービスをやっているペナンのリカさんのお客様に来た「プレミア口座の閉鎖通知」の内容ですが、リカさんのページにその手紙のコピーが貼ってありますが、どうもこれをうまく見れない方がいらっしゃる様子。

大きくしましたのでこれを御覧ください。クリックすると大きくなります。(リカさんに承諾をとっていませんが、法律で許されている「引用」の範囲ですので五月蝿いことは言わないように 笑)

今回の件を書いてあるリカさんのブログはこちら。

HSBCプレミアが一方的に口座の解約通告を突きつけてきた|mymm2h.seesaa.netから引っ越してきました。りか@ペナンのブログ。

リカさんのブログのこの日記の続きを見ますと、これはやっぱりマネーロンダリング・脱税対策の一環であるように見えますね。

ただ、MM2Hビザは永住権、就労ビザではないものの、「居住を認められたビザ」であるのは間違いがなく、それを「持ち」、なおかつ「実態として居住」している場合は「銀行口座を開設しそれを維持する」のは全く問題がないはずですよね。でもビザを持つだけで「居住していない」場合は、口座の閉鎖は「私は」当たり前だと思います。非居住者は銀行口座を持てないという決まりは前からあるわけですから。ここで大事なのは「ビザを持っている=居住者」ではない、という点で、これは全世界共通ですので我々が文句を言える筋合いはないし、かつてマレーシアにMM2Hで住んでいて、今は日本に帰国した、あるいは他の国に住んでいる場合は、「口座を閉鎖する」のは道理にかなっていると思うし、まさにそれが「マネーロンダリング・脱税の防止」に繋がるはず。

「居住の実態がないのに」ビザがあれば居住者と扱うとしたら、各国で結んだ協定は「ザル法」となるのは間違いがありませんもの。

でも今回の件は、MM2Hビザをその方が持たれているのは間違いがありませんが、実際に居住しているのかどうかはわかりません。

またこの閉鎖通知が来る前に「3ヶ月間の収入証明」を出せと言われたと。ここが私には全く意味がわかりません。どんな国でも今は「マネーロンダリング・脱税」に関して厳しくなっているのは間違いがないしろ、「収入は関係ない」のが普通のはずで、私は海外に口座を幾つか持っていますが「オーストラリアのタックスファイルナンバー(日本で言うマイナンバー)を教えてくれ」ということはあっても「収入」に関して聞かれたことはありません。

それでも収入証明が必要だという「内部規定」があるのならそれはその銀行が勝手に決めることですが、収入のある無しが何に関係あるんでしょうね。全く意味不明です。「マレーシア国内の収入」と限定されているのであればそれが「居住証明」にもなるかもしれませんが、では日本、あるいはアメリカで収入がある場合は?

私が「想像」するに、やっぱりHSBCマレーシアでは「収入証明」を「居住証明」に使っているのだろうと思います。これって我々MM2Hにしてみると???ですが、一般論として考えればマレーシアで収入がある人はマレーシアに住んでいるケースが多いのはわかるわけで、それを一つのフィルターとして使うのは意味があると思います。

そしてその口座閉鎖通知を受けた方は前に「収入証明」を出したのにも関わらず、口座閉鎖通知が来たということは、「マレーシア国内では収入がない=居住者ではない」という判断をしたのかもしれませんね。ただし、その収入はマレーシアの収入ではないと想像した場合ですが(その方がどの国の収入証明を出したのかはわからない)。

でもMM2Hは基本的には「退職者用ビザ」であって、マレーシア国内に収入があろうとなかろうと関係がない。でも担当者はそれを考えずに、MM2Hホルダーに「一般論」を適用したのだと私は想像します。これは担当者がアホだとも言えるし、マレーシアのような国(どういう意味?)ではシステムをきっちり作らないと「例外」ばかりになりそうですし、その担当者は「システムに従っただけ」かもしれないと思います。そしてまだそのシステムは「大筋」が決まっているだけで細かなところはまだまだこれからなんだろうと思ったり。

つまりMM2Hから考えると「おかしなこと」に感じますが、マレーシア全体の「非居住者の口座の洗い出し」を考えた場合、「マレーシアで収入があるのかないのか」をチェックするのはかなり有効だと私は考えます。

でもマネーロンダリングだの脱税だのを防止するのにその方法は馬鹿げていると私は思うわけで、毎月30万でも50万でも「収入が生まれる原資」をマレーシア国内に持っていれば、このフィルターは簡単に通り抜けられるってことですよね。ただし厳密に言えば「収入証明と給与証明は違う」わけで、HSBCは「マレーシアの給与所得者か否か」を重視しているのかもしれませんね。でもそれこそ日本の日産のゴーン氏じゃありませんが、日産から給与をもらいながら、日本の非居住者ということもある。でも一般論で言えば「給与所得者=居住者」で99%以上カバー出来るはずですね。

「居住しているのかしてないのか」はパスポートをチェックすればそれで終わり。

でもそれを銀行でやるわけにもいかないし、イミグレで滞在期間を一発で出せるシステムになっているのかどうかもわかりませんが、民間の銀行が国のそのシステムにアクセスできるわけもなく、また国はその情報を出さないとなれば、他の手を考えることしかありませんから、「収入を調べる」という一つの案が出てきたであろうことは想像できます。

我々としては今回のことがどういうことなのか、それがわかれば良いということでもなく、この件が解決したところでそれで終わりではなく、これが「始まり」だと考えるべきだと思います。

マレーシアでは「非居住者は銀行口座は持てない」という大原則があるのは我々皆が知っていることですし、そもそもそんな決まりがある事自体が、マレーシアは「ある種の問題」を抱えている国であろうことは簡単に想像できます。私が知っている他の国ではそういう例を知りませんし。

そしてその決まりを「厳守する」ように動き出したということではないでしょうか。

前の日記に「ある銀行からラブアン法人に関する情報が来た」と書きましたが、これも私は関係ないとは考えておらず、各国が「マネーロンダリング・脱税」に関して「本気で動き出した」ことの現れだと思うのです。

私としてはこれは「良い動き」だと思うぐらいで、「正直者がバカを見る世界」であってはならないし、かつてMM2Hでマレーシアに滞在し、今は帰国したけれど銀行口座は保持したままで、そこに資産を置いたまま「知らん顔」ができなくなることを意味しますし、それはあってはならぬことなのに間違いはなく、世界があるべき方向へ動いているのは良いと思います。

ただし、世界には「非居住者」でも銀行口座が開ける国はいくらでも存在しますし、タックスヘイブンもなくならない。「トラスト」と言われるマネーロンダリング・脱税の温床そのものにも今後はメスが入るであろうことも起きるにしても、オフショアと呼ばれる地域は「脱税目的ではなくて」使う企業や個人がいるのは間違いがなく、マレーシアのラブアン法人にしてもなくならない。

要は「インチキは駄目」っていうことでしかなく、真面目にやっている人に問題が起きるってことではないのだろうと思っています。

今回、口座閉鎖の通知をもらった方がインチキをしているであろうということではなくて、「インチキはさせないシステム」の運用上の問題が出たのだろうと私は解釈しています。

「非居住者の口座情報を各国が交換するシステム」に関して何の知識もない方はこれを御覧ください。また興味があるかたは「口座情報」「交換」などの語句でこのブログを検索するといろいろ出てきます。

海外居住者の口座情報、毎年交換 税逃れを防止 備忘録 | dabo_gc

きっとまじめに普通にやっているMM2Hに問題が起きることは無いだろうと私は楽観しています。

ただし、「マレーシアに居住することなく口座を維持し、そこに資産を隠し持つ人」は慌てたほうがよろしいかと・・・。

「別に隠しているわけではない」のであれば、マレーシアに元々ある「非居住者は銀行口座を持てない」という決まりなんだから、それに従うしかないってことじゃないでしょうか。

また「マレーシアに居住しているMM2Hホルダーの口座」がどうなるかに関しては今後の動きを見るしかありませんね。私は楽観していますが・・・。そもそもなぜペナンのリカさんのお客様にこれが起きたのかに関しては、我々が知らない「なんらかのこと」があるからHSBCのシステムのチェックに引っかかったんだろうと思うしかなく、今後の情報待ちですね。

 
 
 

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