悪戦苦闘しているカイワレ大根ですが、水耕栽培オタクとしては禁断の「土」を使ってみました。
土というより「コンポスト」なんですが、これはハーブ用に手に入れたもので、かなり水を含ませてギュッと手で握ってみてもホロリと解けるような良い感じ(空気の通りが良い)で、これならカイワレ大根にも良いと思いました。これで駄目ならもう打つ手なしのつもり。
水は水で十分行き届くように、そして基本的には「毎日水を替える」なんてことはしたくありませんし、いかに「放置」で作るかが私のこだわりですので、大きなケースの中にたっぷり水を入れ、その中にカイワレを育てる小さなケースを入れる方法を取りました。
結果はこれ。発芽は揃いましたし、伸びもこれなら及第点でしょう。
前とは随分違います。
第一回目でがっかりしたときの育ち具合。
今回はそこそこ育っていますが、一本一本に力強さがありません。ヒョロヒョロしている。
今までゴールドコーストで作っていたのはこんな感じ。茎も太く、雪のように白くて美しい。(笑)
私としてはやっぱり「種」を疑うしか無いと思うんです。というのはかつてゴールドコーストで地元で手に入れた「ラデッシュ」でカイワレを作りました所、イマイチ美しくなかったのでやめたことがあるんです。その時のカイワレと今回のカイワレに共通点があるように感じます。
かつて一度だけ作ってやめた「カイワレラディッシュ」。
この時の感想に「ラディッシュ。さてラディッシュってなんでしょうか。二十日大根みたいな種類だと思いますが、育ったらどうなるのかはわからず。これも小さすぎますし、本日、日光浴デビューで明日には緑になるはずですが、予選通過ならず。現在発芽待ちの次のバッチもありますが、これももう栽培する気はありません。」と書いてあって、まさに今回のカイワレと同じです。
ただ、今回の種はかつてゴールドコーストでも使っていた「中原採種場」の種です。同じ種苗店の種でもこれほど違うのかと思いますが、この種は嘘みたいに安いんですよ。1リットルで1300円程度。これってかなり無理をしているのか、それともどうせ素人が作るカイワレ大根だからと、適当なラディッシュを使っている可能性があると思います。まさにオーストラリアで売っていた「ラディッシュスプラウト用の種」と同じようなものかもしれない。
かなり前ですが、ネットで見つけた種苗店にお願いして「プロが使うカイワレ大根の種」を入手したことがあります。これは納得がいく育ち方をしましたし、またその次に入手した中原採種場の種も良かったので、カイワレ大根って簡単なんだと思いこんでしまっていたようです。でもオーストラリアで手に入れた種がそうであるように、やっぱりいろいろあるんでしょうね。
今回、土(コンポスト)を使うなんてのは水耕栽培オタク、そしてコストを掛けるべきでないカイワレ大根にそれを使うのは「恥」でもあると思うくらい。(笑)
だって一回一回、培地は捨てるんですから、これにコストを掛けるわけにはいかないんですね。
でも今回は一番下に「ポリエステルコットンシート」を敷き、その上に少量のコンポストですから、コスト的には問題がないのと、「空気と水」を考えた時に、この方法はかなり有効そうなので、ま、いっかと。(笑)
さてさて1週間のうちには新しいカイワレの種が届きますが、どうなりますか。
ああ、今回のカイワレですが、全体としてはこんなシステムです。小さなケースには下部に穴が開いていて、そこから水が入る。外側のケースの水位と内側のカイワレのケースの水位は同じになるわけで、当然、「絶対に種が浸かる水位以下にする」んですね。カイワレが伸びてきたら、蒸発分も含めて水位も自然に下がってきてその分カイワレの根が空気に触れやすくなる。だから返って水を補充しないほうが良いはず。
またこれだけの水量があれば、収穫まで水分補給は必要ありませんし、またこの量の水がバッファの役目をするんじゃないですかね。もし暑すぎてヌルが出そうなら、発芽のあとに「過酸化水素水」をちょっと垂らしておけば改善するし、酸素の補給にもなるはず。
巷の「変われ大根の育て方の【常識】」として「水は必ず毎日取り替えること」というのがあります。
冗談じゃねーーぞーーー、そんな面倒くさいことできるかっつーーーの。
常識通りにやるって本当につまらないですよね。「人の行く 裏に道あり 花の山」ってどんな分野でも同じだと思う。(笑)
昨日は早速「サボテン用の培地」を買ってきました。水はけが良いどころの話じゃないわけですが、この培地に「若干の水を保持する機能」を付け加えれば良いんじゃないかと。
どうなりますかね~~~。
ってこんなことをして遊んでる暇はないはずなんだけど・・・・。^^;