「北朝鮮危機」明日がヤマ場ですか・・

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北朝鮮が「やる」時にはこの日かもしれないと幾つか言われていましたが、その一つが明日4月25日。「軍創建85年」 。

しかし緊張が始まってから今まで「口だけ男同士の【ブラフ合戦】」を聞かされていたような感じがします。

今にもすぐにやりそうな雰囲気を作って相手を怖がらせて様子を見る。そのやり取りを見ている我々民衆はそれぞれがいう一言一言で慌てて右往左往するみたいな。

どちらも戦争なんかやりたくないわけで、どちらかが「白旗」を揚げるのを待っていたのだろうし、中国が裏で動いていてそれの結果も待っているんでしょう。

でも習近平には何も出来ない、というのが広く言われていて、それもその通りみたいで、「お前も一緒にやっつけてやる」みたいなことを言われて習近平もタジタジでしょう。

そうかと思えばだんまりを決め込んでいたロシアが動き出して、兵を国境線に動かしているし、あの万景峰号もウラジオストックと行き来をすることになった。

ロシアが何を考えているのかわかりませんが、中ロとしてはもしアメリカが空爆だけではなくて兵を侵攻させて「アメリカが北朝鮮を制圧する」という図式は絶対に認められない。だからその時には中ロも一緒に北朝鮮内に入れるように準備しているんでしょう。なんだか太平洋戦争の末期に似ている感じがしますね。

お坊ちゃまにしてみるとロシアのこの動きって嬉しいはずで、特に万景峰号の就航はマンセー状態じゃないですかね。そもそもウラジオストックと北朝鮮のなんとかっていう都市の間にはロシアが鉄道を敷いていて、物資や人の行き来は十分出来てる。でも鉄道では運べないものもきっとあるんでしょうね。

だからお坊ちゃまは嬉しいはずだし、四面楚歌の中の「光」に見えるんじゃないでしょうか。

でも実はそれを狙った米ロの作戦だったりね。シリアの一件がありますから米ロが手をにぎることは無いだろうとは思いますが、ここでロシアの出方によってはお坊ちゃまも変わるかもしれない。

明日がヤマ場といいますが、今までのしたたかなやり取りを見ていると「何も明日じゃなくてもいいじゃないか」って思うんですよ。ましてや5月9日には親北の韓国新大統領が生まれるかもしれないし、今行われている米韓の大規模な軍事演習ももうすぐ「予定は」終わるはず。

明日何もなくてお坊ちゃまが15日の太陽節(故・金日成主席の誕生日)みたいに祝賀パレードをして終わりだったらどうするんですかね。

カールビンソンも太平洋側にも配備したイージス艦、そして大規模演習の為に韓国にいるアメリカの大部隊。これらを「そのまま」の状態でおいておくわけにもいかない。

戦う準備が出来ているところに、あえてお坊ちゃまは何かするだろうか。

私だったら「知らん顔」すると思う。で、時間稼ぎをする。困るのはアメリカ側なんですから。

でもそれは私が軟弱だからそう思うのかもしれなくて、「大事な日に大事なことをする」という思いはお坊ちゃまに強いかもしれないと思ったり。そもそもそのぐらいの気構え、気位がなければこんなことになっていませんよねぇ。

でもアメリカはこのまま引き下がるわけにはいかない。今日、こうなったのも過去にやるべきことをやってこなかったからであって、「また先送りかよ」なんてことになると「口だけオバマ」と一緒になるし、トランプの求心力にも陰りが出てくるはず。ましてや現在配備している軍を引いたら「腰抜けが逃げていった」とお坊ちゃまは喧伝するのは間違いない。

でもアメリカ国内はもちろん、軍関係のトップ3人の話が微妙にニュアンスが違うと指摘する評論家もいて、アメリカも一枚板じゃなくてトランプの思うとおりには動けないのかもしれない。

何もなければ良いのに決まっていますが、今、そうであるように未来永劫、日本もあのお坊ちゃまに脅かされっぱなしってわけにもいかず。

いつ何が起きるかわかりませんが、あとで振り返ってみると「まさか、こんなシナリオは考えつかなかったよね~~」なんてことになるような気がして仕方がありません。我々が見聞きしているのは「表の彼らの顔」であって、裏ではいろいろ進んでいるんでしょうし。

どちらにしても明日は要注意の日。

備えあれば憂い無し。

私は今まで無いくらいのキャッシュポジションを持って様子見です。何がどう動くのか全くわかりませんので、ギャンブルをするわけにも行かず、キャッシュを多くしました。と同時に、動きを見て出動できる体制を取ってます。って、何の話だか・・・ ^^;

私が信頼している軍事評論家「小川和久氏」の見方はこれ。やっぱり専門家には我々にはわからないことが今までの動きからわかるんだろうな、と。

「どこか(韓国の)小さな島を砲撃する」とか「我々が危惧する核実験ではなくて(アメリカもやっている)小規模の核実験をやる」可能性もなるほどと思いました。それならお坊ちゃまとしては「やるべきことはやった」とメンツが立つし、でもアメリカは「その程度だと攻撃できない」ことになると。

しかし不思議なのは、あれだけ側近を粛清してきたお坊ちゃまの参謀はだれかということ。あのお坊ちゃまがワンマンですべてを決めているとは思えないんですよ。用意周到あの手この手を使い、世界やアメリカに伝えるべきメッセージは自分のメンツが立つようにうまく伝えている。これって側近を粛清してきたお坊ちゃまが采配しているとは思えないんです。

これは「何があっても粛清しない参謀」が別にいるというより、「お坊ちゃまに入れ知恵する海外勢力」があるんじゃないかと。だからお坊ちゃまは面白くないと思っても粛清できないし、でも「言うことを聞く」わけでもなくて「顔を立てつつ【針の穴を通す】ような作戦」を考えるグループが後ろについているとしか思えない。

イランだったり?ロシアっていう線はあるかなぁ。旧ソ連の・・なんてことはありそう。崩壊時に多くの技術者が北に入って核やミサイル開発を助けていると言われているし、生きる場を求めて移動したのは技術者だけじゃないだろうし。「金ファミリー」を支えている他国の勢力ってあると思うんですよね~。

そうじゃなくてお坊ちゃまが全てのシナリオを考えているとしたら、彼は天才かもしれない。33歳の若者が国のトップになり我流でアメリカや中国、日本とここまでやりあう「頭脳」があるとはどうしても思えないんです。

かといって、この前のパレードもそうですが、ああいう場に出てくる時の彼の横にいるような「老いぼれ連中」が参謀とも思えない。そうだとしたらよくぞ粛清されずに残っているのが不思議。参謀って親分の耳が痛いような事も言わないとならないから参謀なのに、彼が言うことを聞くとは思えないんです。だから彼が耳を貸さざるを得ない立場の優秀な、そして狡猾な人間、それもグループが後ろに着いて作戦をねっているんじゃないかと。

イランじゃないかなぁ・・。核やミサイルの繋がりも深いんだろうし。立場も似ているし・・・。共同戦線を張っているのは間違いがないと思うんですよ。それぞれの国の浮沈がそれぞれに影響あるはずだし。核とミサイルに関しては運命共同体かもしれない。どちらも一人ではやっていけないはずだし。

 
 
 

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