北朝鮮が「ミサイル発射!!」

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北朝鮮がミサイル発射したと聞いてびっくりした~~~~。

でもまたもや失敗。数秒後(新しいニュースでは)高度71キロまで飛び、数分後に爆発した様子。

北朝鮮のミサイル発射、失敗か=「数秒で爆発」と韓国軍 (ここをクリック)

 【ソウル、ワシントン時事】韓国軍合同参謀本部などによると、北朝鮮は29日午前5時半ごろ、西部の北倉周辺から弾道ミサイル1発を発射したが、失敗したもようだ。

 ミサイルは発射数秒後に空中爆発したとみられるという。韓国軍はミサイルの種類や詳しい状況を分析している。

 日本の防衛省幹部も発射情報について、「失敗した」との見方を示した。米太平洋軍も、北倉飛行場の近郊から弾道ミサイルが発射されたことを把握したと発表。「ミサイルは北朝鮮の領域を出なかった」としているが、ミサイルの種類などには触れていない。米当局者はロイター通信に、発射されたのは準中距離弾道ミサイル「KN17」ではないかと話している。

4月16日のミサイル発射も失敗しましたが、巷では「アメリカの妨害による失敗」という話が結構出てきていますね。

どうやって?

それに関して書かれたニュースがあります。

北朝鮮のミサイル発射を失敗させた米国7つの手口 (ここをクリック)

こんなことが出来るんですかね。でも実績があるとのこと。

失敗したものの「ミサイル発射」は間違いがない。さてトランプ氏はどう動くのか。

またメンツ丸つぶれのお坊ちゃまはどうするのか。

ただですねぇ、わざと失敗したという見方も捨てきれないんじゃないですかね。やる気満々なのは世界に見せ続けなくてはならないし、16日のミサイル発射時に「失敗したらアメリカは動かない」のはわかっているわけですし。

また「数分後に爆発」らしいですが、「数秒後ではない」ってところが気になります。これって絶対に失敗なんですかね。弾道ミサイルを発射して、数分間正常に飛んでいればそれなりのデータは集められるはずで、しかもこのミサイルって新型で、「発射も問題なく、順調に飛んだので、ここまでで良し」と爆発させた可能性だってある。だとすればそれは「失敗に見える成功」。ミサイルって何も発射してから予定の着弾点まで飛ばさなければいけない、なんてことはないはず。

延長戦突入。いまだ結果はでず。

でも市場は「もう大きな衝突は起きないだろう」と見ているのがわかりますね。円高は止まりましたし、株式市場も上がっているし。

トランプ氏もこの市場の動きを見てうまくないと思っていませんかね。今までは世界はハラハラしながら見ていたのが、今では「どうせやりゃしないだろう」と市場はチキンゲームを高見の見物しているってことですから。

だから今度はトランプ氏も駒を一歩進めて「やる気」を見せないとならないはず。

中国も、動き出したロシアも「六カ国協議」に持っていきたい様だけれど、それで時間稼ぎをされたら前と同じになってしまう。というか、物事には順序があって、六カ国協議をしましょうと言わざるをえないわけで、ま、想定内の動き。

トランプ氏はかなり習近平氏にプレッシャーを掛けて、そして「何かが起こる」と心配した4月25日には何もなく、「俺が頑張ったからだ」と習近平は言いたい様子。

しかし、石炭の買い付けを2月いっぱいで止めたというけれど、1月2月には「一年分買った」という情報もあるし、肝心要の「石油」は止めていない。

当然、トランプ氏もそれをわかっているわけで、「お前も口だけだな、我慢の限界だ」と動く可能性もある。

そして習近平もそれはわかっているはず。でも石油を止めたら北朝鮮は息の根が止まるわけで、それこそ何をするかわからない。

と皆が考えているのをお坊ちゃまはわかっているわけで、「そんなことをしたら大変だぞ。俺はやるぞ」と今日のミサイル発射をわざと失敗させたという可能性もある。

大事なのは習近平の動きだけれど、アメリカに対しても今回のミサイル発射でメンツが潰れたし、トランプ氏もこれだけ脅しているのにミサイルを発射されて、今の時点では「お坊ちゃまが一歩前に出ている」と言って良いんじゃないですかね。

で、習近平が本気を出して北朝鮮を締め付けようとしても、ここにも何度か書いているように、「北朝鮮とつながっているのは北部の【江沢民派】」であって、習近平にはコントロールが出来ないとも言われている。

習近平は夏の「党大会」を控えて、「俺が中国の指導者で世界とうまくやっている」とアピールしないと大変なことになるし、せっかくトランプ氏とうまくやっているような演出をしたのが水の泡となる。

習近平は当然、「アメリカも北朝鮮も自分の力で押さえ込んで危機を回避した」としたいところだけれど、うまくいくかどうか。

私としては彼は「アメリカが暴走しても、その後、うまくまとめた」という絵図、妥協案も考えているんじゃなかろうか。(でもこれを阻止する方向に江沢民派が動くはず)

それにはもしアメリカが動いても「アメリカは地上部隊を北朝鮮には入れない」という確約を取らなければならないし、でも「治安部隊は中国が入れる」ことは了承を取らないとならない。

こんな時にロシアも国境に軍隊を集結させていて、それは中国も同じで、「難民対策」だと説明する評論家がいるけれど、私はそんな話じゃないと思うんですよ。有事の際にはロシアも国境を超えてくるかもしれない。そもそも北朝鮮を作ったのはソ連だというのも忘れてはならないはず。今回の危機をキッカケに、半島まで影響力を伸ばす魂胆があっても全くおかしくないし、中国とアメリカが好きに半島をいじくりまわすのを静観できるわけもない。

どちらにしても「北朝鮮危機は進行中」ってことで、16日、25日に何もなかったからもう大丈夫だというのは早いと思うわけです。トランプ氏もお坊ちゃまも次の手を考えているはずで、それによって中国もロシアもまた変化するんでしょう。

しかし驚いたのは「ゴールデンウィークに韓国旅行に行く日本人がいつもと変わらず大勢いる」とのこと。また韓国国内では「大統領選一色」で、「北朝鮮?いつものことだよ」と平常時と何も変わらないと。

もしどんな形にしてもアメリカが動く時には「必ず韓国内のアメリカ人に退避勧告を出す」と思うのですが、そこまで行かなくても、また「自主避難」未満のなんらかのメッセージ(自己責任を促すとか)をトランプ氏が言い出したら蜂の巣を突っついたようになるはず。

アメリカ対北朝鮮のチキンレースに習近平が入って、ロシアも様子を見ていて、これからは国民がこの「劇場型チキンレース」に参加させられるのかもしれない。

でもそのくらいのことはやりそう。

大きく報道されていませんが、数日前に「アメリカ軍の司令部がソウルから南の都市に移動した」というのも初めてのことで、これもメッセージを出して様子を見る行動だとしても、まるでそれは効いていない。

トランプ氏に取って一番困るのが、「日米韓の国民が全く心配していない」ことじゃないですかね。

「習近平もあてにならない、俺の大ぼらも効き目がないな」とトランプ氏が思った時、彼はどう動くのか。

というか、「彼が動きやすい環境」を作るのは計画の内だとも思うわけです。世界が「しょうがない」と思うときを待っているのかもしれない。でも今の状態は「トランプ不利」に見える。ここで大きく動くのが私がトランプ氏を見ていて想像する、彼の性格、手法。

「北朝鮮は全く言うことを聞かない。習近平も何も出来ない。」というのが段々とはっきりしてきて、次に何をするか見せる順番なのがトランプ氏。

でも「武力行使」を決断するにはまだ早いんじゃなかろうかと。チキンゲームはまだ中途。

今の時点でアメリカの原潜が釜山港に停泊しているはず(つまり戦闘態勢じゃない)ですが、その原潜が出港し、そして韓国内のアメリカ人になんらかのメッセージを発するってのが次の段階かな?まだ早いか・・・。習近平はまだ本気で制裁を考えていないみたいだし。

 
 
 

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